ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 (上) (ハヤカワ・ミステリ文庫)
- 早川書房 (2011年9月8日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (406ページ)
- / ISBN・EAN: 9784151792519
感想・レビュー・書評
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本好きの方に勧められて読んでみた。
登場人物が多いのと、カタカナ名前に混乱しながらで大変だったが、ストーリーそのものは面白い。
全然違うストーリーが並行して進むんだけど、いつどのように絡まっていくのかが予測できず、その辺りの展開はお見事だった。
男と女のストーリーも程よいスパイスになっているかな。 -
感想は下巻
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audibleにて。登場人物が多くて理解できるか不安だったが、主要メンバーは限られていたので、なんとか楽しく聞くことができた
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Amazonでの評価が高かったので読んでみた。
本当はドナ・タートを買いたかったんだけど…。
感想は下巻に。 -
上下巻で分厚い作品だけど、物語が軌道に乗ると、あっという間に読み終えた。
映画を先に見て結末は分かっていたものの、読み応えがあって感動した。 -
作家さん自身がジャーナリストというだけあって、舞台背景がお見事。
スウェーデンの歴史や社会に切り込んでいて面白い。 -
スウェーデンがとても気になってしまった。
非常に面白い。
外国人著書はジェフリーアーチャー以来で、20年以上ぶりか。
キリスト教の概念がイマイチというかイマニ理解できていないので、外国人系は食わず嫌いでイマイチ理解できていません。
あと、村上春樹さんも。
それでも、十分に楽しめました。
読み終わってすぐAmazonプライムで映画も見ました。
こちらは残念でした。
やっぱり、本の後の映画はねー。
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ストーリが面白いのは勿論のこと
描写が分かりやすい
一人称視点が切り替わるからか?
なぜだろう 映画のよう
はっきりと映像が浮かぶ
登場人物 みな理知的なのもすばらしい -
非常に読み応えのある面白いお話だった。久しぶりに夢中になってページをめくった。読むのを止められない本だった。
ダブル主人公と呼べばよいのか、ミカエルとリスベットの二人が邂逅する前後から事件のあらましも見えてきて、その当たりからの話の吸引力がすごかった。ハラハラしながら事件を解き明かす二人を見守ることができ、また、二人の関係性にもしっかりと落とし所が用意されていて満足の一冊だった。
登場人物たちの関係性もなかなか楽しいものだった。
著者がジャーナリストなだけあって文章はとてもスッキリしているが、情報がとにかく多いのでちょうど良かった。 -
#本 20160811 ミレニアム ドラゴンタトゥーの女 読了
ドラゴンタトゥーの女がどれだけ出てくるかというと、メインではないのか…というのが正直な感想ですが、三部作らしいから残りの2作はメインになってくるのかな?
内容的には経済の話かと思わせて猟奇殺人の話で、それをハッカーが何でも情報を取り込んでやり込める。と思っていたらラストは経済の話的復讐みたいな…
まあまあ面白かったかな。映画はどうか気になるけど、またあとで。3.2 -
「スティーグ・ラーソン」の長篇ミステリー作品『ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女(原題:Millennium Man som hatar kvinnor)』を読みました。
スウェーデンのミステリ作家作品が続いています。
-----story-------------
〈上〉
月刊誌『ミレニアム』の発行責任者「ミカエル」は、大物実業家の違法行為を暴く記事を発表した。だが名誉毀損で有罪になり、彼は『ミレニアム』から離れた。
そんな折り、大企業グループの前会長「ヘンリック」から依頼を受ける。
およそ40年前、彼の一族が住む孤島で兄の孫娘「ハリエット」が失踪した事件を調査してほしいというのだ。
解決すれば、大物実業家を破滅させる証拠を渡すという。
「ミカエル」は受諾し、困難な調査を開始する。
〈下〉
「ミカエル」は「ハリエット」失踪事件に関する膨大な資料を調べる一方、「ヘンリック」の一族のいわくありげな人々の中に分け入っていく。
だが謎は深まるばかりで、助手が必要と感じた彼は、背中にドラゴンのタトゥーを入れた女性調査員「リスベット」の存在を知り、彼女の協力を得ることに成功する。
二人の調査で明かされる忌まわしい事実とは?
幾重にも張りめぐらされた謎、愛と復讐。
全世界を魅了した壮大なミステリ三部作の第一部
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30カ国以上で翻訳され、全世界で800万部以上を売り上げたベストセラー作品、、、
50歳で亡くなった「スティーグ・ラーソン」の処女小説にして絶筆作品です。
〈上〉
■プロローグ 十一月一日
■第一部 誘因 十二月二十日~一月三日
■第二部 結果分析 一月三日~三月十七日
■訳者あとがき ヘレンハルメ美穂
〈下〉
■第三部 合併 五月十六日~七月十一日
■第四部 "乗っ取り作戦" 七月十一日~十二月三十日
■解説 小山正
「ミカエル」は、自らが発行責任者を努める雑誌『ミレニアム』を利用して実業家「ヴェンネルストレム」の不正を報道したが、事前に察知した「ヴェンネルストレム」に嵌められ、逆に名誉毀損の有罪判決を下される、、、
一旦『ミレニアム』編集部を離れた「ミカエル」は、大企業グループの前会長「ヘンリック・ヴァンゲル」から36年前に一族が住む島から忽然と姿を消した少女「ハリエット・ヴァンゲル」の失踪事件の調査を依頼される。
「ヘンリック・ヴァンゲル」は「ミカエル」を雇う前に、弁護士フルーデを通じ「ミカエル」の身元調査を依頼しており、調査を担当したのは、背中にドラゴンのタトゥーを入れた、少年と見紛うような小柄な女性、「リスベット・サランデル」だった。
「ハリエット・ヴァンゲル」失踪事件(孤島ミステリ?)の調査は難解を極めるが、「ミカエル」は新しい手掛かりを発見… 助手として紹介された「リスベット・サランデル」の協力を得て真相を明らかにする、、、
背景にあったのは、「ヴァンゲル家」における異常な性癖を持った親子による恐るべき連続殺人… 犯人を特定するまでの見事な推理や犯人を追い詰めようとした「ミカエル」が、逆に地下室に監禁されてしまうという緊迫感のあるシーン等、飽きさせない展開でした。
ここまででも充分面白いのですが、、、
物語は、それだけに留まらず、「ヴェンネルストレム」への復讐劇や、「リスベット・サランデル」の後見人「ニルス・エリック・ビュルマン」への報復劇、『ミレニアム』の復活劇等の様々なストーリーが複合的に展開して、更に面白さが増していますね。
登場人物が多く、名前が覚えにくいのが難ですが、、、
読み進むうちに作品の中に引き込まれて行き、中盤以降は夢中になって愉しく読みました。
面白かったので、上下巻で900ページ弱という長篇にも関わらず、集中力を持続して読めましたね。
特に序盤では一定の距離を保っていた「ミカエル」と「リスベット」が、協力して事件を解決しようとする中盤以降の展開は愉しめましたね。
続篇も読みますよ!
以下、主な登場人物です。
≪主要人物≫
「ミカエル・ブルムクヴィスト (Mikael Blomkvist)」
雑誌『ミレニアム』のジャーナリスト兼発行責任者兼共同経営者。
1960年1月18日生まれの43歳(開始当初)。
フルネームはカール・ミカエル・ブルムクヴィスト。
23歳の時に、世間を騒がせていた連続銀行強盗グループの正体を暴き、一躍花形記者となり、タブロイド紙に“名探偵カッレくん”のあだ名を付けられた。
第一部では、大物実業家ハンス=エリック・ヴェンネルストレムの不正を暴きながらも名誉毀損で有罪判決を下され、『ミレニアム』から身を引くが、ハリエット失踪事件の謎を追う一環で、編集部に戻る。
また、その調査の資料をリスベットがハッキングしたことをきっかけに、リスベットとの親交を持つようになる。
「リスベット・サランデル (Lisbeth Salander)」
1978年4月30日(ワルプルギスの夜祭りの日)24歳(開始当初)。
身長154cm、体重42kg。
ミルトン・セキュリティーのフリーの調査員。
情報収集能力に長けており、調査対象の人物の秘密を暴き出す能力がずば抜けて高い。感情表現が乏しい。
髪を極端に短く刈り、鼻と眉にピアスを付け、左の肩甲骨から腰の当たりにかけてドラゴンのタトゥーを、首には長さ2cmのスズメバチのタトゥーを、左の二の腕と足首の周りに帯状のタトゥーを施している。
赤毛の髪を黒に染めている。遠目に見たら痩せぎすの少年と見紛うほど、拒食症のように痩せた青白い肌をしている。
中学校を中退し、高校には進学していないが、映像記録能力と文章能力が大変優れている。
またコンピューターの知識にも優れ、ハッキング能力も高く、スウェーデン語でスズメバチを意味する“ワスプ”という名ではハッカー仲間から畏敬の念を抱かれているほど。
質問されても何も答えずに黙っているため、責任能力がない精神異常者の烙印を押され、後見人を付けられるようになる。
過去の虐待のトラウマを負っている影響で、敵対した人物に容赦なく制裁を加える攻撃的な面を持つ。
父はソ連時代のKGB元工作員、母は元娼婦という複雑な出自を持つ。
幼少時は悲惨な環境の下で暮らし、母が父の家庭内暴力で心身ともに重傷を負ったことをきっかけに、父への殺害を行ったことで精神病院に隔離された過去を持つ。
母は第一部後半で亡くなっている。
原作に名前のみ、映画未登場のカミラという双子の妹がいる。
ミカエルに対し、今まで誰にも抱いたことのない感情を抱き、困惑しながらも恋をしてしまったのだと気づく。
バイセクシュアルである。
≪『ミレニアム』関係者≫
「エリカ・ベルジェ」
『ミレニアム』編集長兼共同経営者。
母親はスウェーデン人、父親はスウェーデン在住のベルギー人の、上流階級出身者。
ミカエルとはジャーナリスト養成学校で出会って以来、断続的に肉体関係を続けている。既婚者だが、ミカエルとの仲は夫も周知の事実。
ジャーナリスト養成学校を出た後、テレビ局に入社し、テレビ映えする容姿を持ち、省庁に知り合いが多く、人脈も広いため、仕事を続けていれば管理職のポストも夢ではなかったはずだが、全てを投げ打ってミカエルと共に『ミレニアム』を創刊した。
「クリステル・マルム」
『ミレニアム』アートディレクター兼共同経営者。
少々露出症の気がある同性愛者(ゲイ)。
「ヤンネ・ダールマン」
『ミレニアム』編集補佐。
ヴェンネルストレム事件が始まった頃に入社した。
第一部で解雇される。
「ソニー・マグヌッソン」
『ミレニアム』広告営業担当者。
60歳。
リストラされ失業中だったところをエリカに拾われた。
「モニカ・ニルソン」
『ミレニアム』記者。
37歳。
専門は政治だが、他の多くの分野でも敏腕ぶりを発揮する。
皮肉屋。
「ヘンリー・コルテス」
『ミレニアム』見習い記者。
24歳。
大学でジャーナリズムを学び、卒業後すぐに「『ミレニアム』で働きたい」と訴え、常勤のフリー記者として雇われた。
「マーリン・エリクソン」
ダールマンの後任の編集補佐。
当初契約社員として雇われ、ヴェンネルストレム告発を通じて正社員に。
「ロッタ・カリム」
非常勤の記者。
≪ミカエルの周囲の人物≫
「モニカ・アブラハムソン」
ミカエルの元妻。
ミカエルとの結婚生活は約5年と短かったが、離婚後は友人関係を保っている。
現在は別の男性と再婚している。
「ペニラ・アブラハムソン」
ミカエルとモニカの娘。
16歳。
両親の離婚後は母親と暮らしている。ミカエルの意向で、ミカエルとはペニラ本人が会いたい時に会うようにしている。
「アニカ・ジャンニーニ」
ミカエルの3歳年下の妹。
イタリア系の夫との間に子どもが2人いる。
弁護士。
法学部卒業後、裁判所書記官となり、次いで次席検事として数年間働いた後、友人たちと法律事務所を開業した。
家族法を専門とし、女性の権利に詳しい弁護士として、テレビの討論番組などに登場する。
「グレーゲル・ベックマン」
エリカの夫。
芸術家。
エリカとミカエルの関係を容認している。
≪リスベットの周囲の人物≫
「ドラガン・アルマンスキー」
警備会社ミルトン・セキュリティーの社長。
56歳。
クロアチア生まれ。
父親はベラルーシ出身のアルメニア系ユダヤ人、母親はギリシャ人を先祖に持つボスニアのイスラム教徒。
妻はフィンランド人。
1970年代に経理担当として入社、顧客の会社の不正経理を見破り、不正会計のエキスパートとしてミルトン社の発展を担い、遂に社長に就任した。
「ホルゲル・パルムグレン」
弁護士。
リスベットの後見人。
問題児や社会に適応できない者の世話を引き受けている。
精神障害があると断定されかけていたリスベットを救い、友情に近い関係性を築いた。
アルマンスキーに紹介し、リスベットがミルトン社で働くきっかけを作った。
脳出血で倒れ重体となる。
「ニルス・エリック・ビュルマン」
弁護士。
パルムグレンが脳卒中で倒れたことでリスベットの後任の後見人になった。
リスベットを精神異常者だと決めつけ自分の意のままになると思い、暴力を振るいレイプするが、彼女から脅迫と暴行を受けた上、体に「私はサディストの豚、恥知らず、レイプ犯です」という入れ墨を入れられるという凄惨な報復に遭い、逆らえなくなる。
第二部では、復讐のためリスベットの過去を調べ上げ、拉致誘拐を計画する。
しかし、後に謀殺された。
「プレイグ」
リスベットより3歳年上の親友。
身長189cm、体重152kg。
“疫病神”と呼ばれるハッカー。
正常な社会生活ができないため、障害年金を受け取って生活している。
「ミミ」
リスベットの親友。
レズビアン。
時々肉体関係を持つ。
「トリニティ」
プレイグの仲間。
相棒ボブ・ザ・ドッグと仕事をこなす。
電話の盗聴やEメールの監視をする。
≪第1部重要人物≫
「ハンス=エリック・ヴェンネルストレム」
1970年代に投資会社を始め、一財産築いた後、1980年代のバブル期に目覚ましい出世を遂げた大物実業家。
「ロベルト・リンドベリ」
ミカエルの旧友。
高校の同級生。
高校卒業後、ストックホルム商科大学に進学し、銀行業界に入った。
数年ぶりにミカエルと再会し、ヴェンネルストレムの疑惑について話す。
「ヴィリアム・ボリィ」
企業コンサルタント。
かつて、ミカエルと同じ新聞社で臨時の経済記者として働いていた。
自分より経験豊かなジャーナリスト、特に年上の女性ジャーナリストが気に入らないらしく、常に軽蔑的な態度を取る。
ミカエルはボリィのそういうところが気に入らず、顔を合わせる度に火花を散らし、ミカエルが著書でボリィを名指しで批判したことで不仲が決定的になった。
「ヘンリック・ヴァンゲル」
ヴァンゲル・グループ前会長。
82歳。
スウェーデンの実業界でその名を知らない者はおらず、グループ全盛期には国を代表する企業家の一人に数えられた。
高潔な人物、昔気質の長老で、ちょっとやそっとのことではびくともしないと評される。
5人兄弟の末っ子。
一族の中に、ハリエットを殺した人物がいると確信しており、それが誰か突き止めて欲しいとミカエルに依頼する。
毎年11月1日の誕生日に、かつてハリエットが送ってくれていたのと同じような、額に入れられた押し花が送られており、それはハリエットを殺した犯人からの嫌がらせだと思い込んでいた。
実は生存していたハリエットとの再会を通じその誤解を解いた。
「エディット・ヴァンゲル」
ヘンリックの妻。
ユダヤ人の娘。
生まれつき心臓が弱く、若くして亡くなった。
「リカルド・ヴァンゲル」
ヘンリックの長兄。
5人兄弟の長子。
熱狂的な国粋主義者で反ユダヤ主義者、17歳の時に親ナチ組織・スウェーデン国家社会主義同盟に入会、ナチズムの宣伝活動に励んだ。
その後、軍に志願し、第二次大戦時に志願兵としてフィンランドに赴き、34歳で戦死した。
生前、家庭では妻子に暴力を振るっていた。
「ゴットフリード・ヴァンゲル」
リカルドの息子。
一族のはみ出し者扱いをされていた。
水の事故で死亡している。
「イザベラ・ヴァンゲル」
ゴットフリードの妻。
ドイツ人。
75歳で、年老いたローレン・バコールを思わせる。
戦後、スウェーデンに渡り、ゴットフリードと出会う。
グレタ・ガルボやイングリッド・バーグマンのような正真正銘の美人だった。
ゴットフリードに負けず劣らず酒好きな浪費家で、育児放棄をしていた。
いつもしゃれた服装をしている。
見た目は美しいが、年老いた吸血鬼のような毒を備えた人物。
「マルティン・ヴァンゲル」
ヴァンゲル・グループ現会長。
ゴットフリードの息子。
ハリエット失踪時、ウプサラに住んでおり、ハリエットが姿を消した時間帯には不通状態の橋の手前にいた。
「ハリエット・ヴァンゲル」
リカルドの孫娘。
ゴットフリードの娘。
マルティンの妹。
実の親から育児放棄をされ、兄・マルティンと共に、子どもがいなかったヘンリックが世話をした。
1966年9月、16歳の時にヘーデビー島から失踪する。
父と兄の性的虐待に耐え兼ね、ゴットフリードを水の事故に見せかけ殺害した後、マルティンから逃れるために亡命していた。
生存が確認されてからは、オーストラリアで築き上げた企業グループを長男に任せ帰国。
地に堕ちた信用を回復させるために、新たにヴァンゲル・グループ会長の座に就任し、『ミレニアム』の共同経営者に名を連ねる。
「ハラルド・ヴァンゲル」
ヘンリックの2番目の兄。
91歳。
人付き合いが嫌いで、家の前の雪かきさえ拒む。
医学を修め、ウプサラで仕事をしていた。ナチズムに傾倒していた。
「イングリッド・ヴァンゲル」
ハラルドの妻。
「ビリエル・ヴァンゲル」
ハラルドの息子。
市会議員。
いずれ国会議員も夢ではないと思い込んでいる自意識過剰な人物。
「セシリア」
ハラルドの娘、ビリエルの妹。
結婚してヘーデスタに住んでいたが、夫の暴力で大怪我を負い、見かねたヘンリックが島に呼び寄せ、正式に離婚しないまま約20年前から別居状態が続いている。
ヘーデスタ高校の校長。
ミカエルとエリカの関係を知り、時々自分の愛人になって欲しいとミカエルに頼み、肉体関係を持ち始める。
「アニタ」
ハラルドの次女。
セシリアの妹。
イギリス在住。
「グレーゲル・ヴァンゲル」
ヘンリックの3番目の兄、ハラルドの弟。
故人。
戦後、高校教師となり、後にヘーデスタ高校の校長となった。
「イェルダ・ヴァンゲル」
グレーゲルの妻。
「アレクサンデル・ヴァンゲル」
グレーゲルとイェルダの息子。
「グスタヴ・ヴァンゲル」
ヘンリックの4番目の兄。
肺を患い、37歳で亡くなった。
「グンナル・カールマン」
イングリッドの息子。
ヘーデスタ在住。
地方紙『ヘーデスタ通信』の編集長。
ビリエルとは昔からの親友。
「ディルク・フルーデ」
ヘンリックの弁護士。
68歳。
会社法の知識を買われ、大学卒業後すぐにヴァンゲル・グループで働き始め、ヘンリックと友人同士の間柄になった。
定年退職しており、現在のクライアントはヘンリックだけで、彼の依頼でミカエルの身辺調査をミルトン社に依頼する。
「アンナ・ニーグレン」
ヘンリックの身の回りの世話をする家政婦。
「グンナル・ニルソン」
ヘンリックの雑用係。
56歳。
ヘーデビー島の建物全ての管理人、ヘーデスタにある建物もいくつか管理している。ハリエットと仲が良かった。
「ヘレン・ニルソン」
グンナルの妻。
「マグヌス・ニルソン」
グンナルの父。
1960年代にヴァンゲル家で雑用係として働いていた。
存命だが、現在は退職してヘーデスタにいる。
「スサンヌ」
ヘーデスタの“カフェ・スサンヌ”の主人。
「オットー・ファルク」
ヘーデビーの教会の牧師。
72歳。
アルツハイマーを患い、介護ホームに入所している。
生きているハリエットを見た最後の人物。
「エウシェン・ノルマン」
ヘーデビー島に住む画家。
風景画家としてそれなりに有名。
77歳。
「マルガレータ・ストランド」
ヘーデビー教会の現在の牧師。
ミカエルと同世代の女性。
「グスタフ・モレル」
元警部補。
ハリエット失踪事件を捜査した。
「マドレーヌ・ブルムベリ」
『ヘーデスタ通信』の図版責任者。
60歳。
愛称“マヤ”。
「クルト・ニールンド」
『ヘーデスタ通信』のカメラマン。
ミカエルとは顔見知り。
「コニー・トーソン」
『ヘーデスタ通信』の記者。 -
自分もタトゥー入れようかなぁーって悩む本
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フィンチャー版の映画は好きだけど、オチを知ってるミステリーを長々と読んでもね。
リスベットの可愛さは原作でも健在、映画を先に観たせいかもしれないけど、改めてルーニー・マーラは最高の配役だったと思う。 -
スウェーデンの小説。
月刊誌『ミレニアム』の発行責任者ミカエルは経済界の大物ヴェンネルストレムの悪事を暴く記事を発表するが、名誉毀損で有罪となる。
『ミレニアム』を離れたミカエルのもとにある大企業の前会長ヘンリックから約40年前の失踪事件の調査依頼が舞い込む。
主人公ミカエルのストーリーの裏で、もう1人の主人公と言える女性調査員リスベットのストーリーが同時進行する。
社会不適合者として周囲から煙たがられ虐げられてきた彼女が自由を手に入れるため、天才的な調査能力を駆使する。
本の始めの登場人物がとても多く不安になったけど、ヴァンゲル家の系譜や家族間の確執など内容が濃いから以外とすんなり頭に入るというか、イメージがかたまりやすかった。
上巻はまだストーリーに大きな動きはないが、これからミカエルとリスベットがどう関わっていくのか、2人の人生が交わることで何が起こるのかワクワクしながら下巻を手に取る…! -
スエーデンの作家、ラーソンの代表作、スケールの大きな経済犯罪、婦女暴行事件を絡めた傑作ミステリー
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ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女 のシリーズ第一作。ここからハマりました。映画も良かったけど、それ以上に読みごたえあり。
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なかなか面白い。性的表現が多いイメージ。これからどう繋がっていくのか楽しみ。
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最高。フリー・セックスの国だ。
そしてコーヒーをめちゃくちゃ飲む。