ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士(下) (ハヤカワ・ミステリ文庫)

制作 : ヘレンハルメ 美穂  岩澤 雅利 
  • 早川書房
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本棚登録 : 2271
レビュー : 272
  • Amazon.co.jp ・本 (556ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784151792564

作品紹介・あらすじ

リスベットは回復しつつあった。ミカエルは様々な罪を着せられていた彼女を救うため、仲間を集めて行動を開始する。だが、特別分析班は、班の秘密に関わる者たちの抹殺を始めた。一方ミカエルは病院内のリスベットと密かに連絡を取り、有益な情報を得ようとする。そして、特別分析班の実態を調べる公安警察と手を組む、巨大な陰謀の解明に挑む。やがて始まるリスベットの裁判の行方は?驚異のミステリ三部作、ついに完結。

感想・レビュー・書評

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  • この数週間、ミレニアム3部作とともに幸せな時間を過ごした。多くの人が書いているように、1~3部、登場人物は同じで連続したストーリーであるのにそれぞれ全くちがった味わいでいちいち驚愕する(ちなみに3部はリーガルサスペンス)。
    「3部に続く」とでも言いたげに2部が終わり、初めからハイペースな3部。…常套的に考えると、2部を引き継いでの物語かと思っていたら、いきなりのどんでん返し。
    決して同じ歩調の物語は作らない、という作者の意気込みが強く感じられた。
    これもまた、多くの人が書いているが、…かえすがえすも作者急逝が惜しまれる。
    あぁ、読み終わっちゃった。ぬけがらの気分。

  • 大満足の面白さだ。下巻はページを捲る手を止めることが出来ず、1日であっという間に読み上げてしまった。上巻で、ミカエルとドラガンがリスベットを救うために立ち上がった瞬間は泣けたし、下巻の裁判中も、判決後も泣いてしまった。裁判は非常に痛快で、アニタが抜群にカッコいい。ニーダーマンとの決着のつけ方も、文句のつけどころがない。この年末年始をミレニアムと一緒に過ごすことが出来て、私は幸せ者である。

  • 第2部からの第3部が1番面白かった!
    ミカエルの妹のアニカが法廷でテレボリアンをやっつけるシーンは痛快やった笑

    一応、完結してスッキリはしているけれど、
    著者が変わっての第4部と第5部が出版されているようで、
    読むか迷うところだ…。

  • いろんな捜査チームが出てきて混乱しそうになったが無事に読みおおせた。別人によるシリーズ4を読むかどうかかなり悩む。
    今回はエリカにも焦点が当たっていて、その話も楽しめた。男女平等なイメージがあるスウェーデンだけれど、実情はまだまだそうではないのだなと思わされた。
    三部作を読み終えて、まだまだ性差別的な男性もいるけれどそうでもない人もいるという、当たり前のことが印象に残った。また、性差別に対する抵抗をけして諦めない強い女性が何人も出てくることに勇気づけられた。

  • 掛け値なしに面白かった。
    特に下巻に入ってからの起伏の激しさには、参りました!っていう思いだ。ジェットコースター小説ですね。

    レ・ミゼラブル、モンテ・クリスト伯、少し前なら大聖堂なんかが好きな人はきっとこの作品にもハマるのではないだろうか。緊張を持続させたまま、これだけの長丁場を最後まで引っ張っていく力は並大抵のものではない。

    ミステリ小説のくくりではとらえきれない、ジャンルを超えた作品だ。北欧圏の小説は実は初めてなのだが、この作品から多くのカルチャーを学ぶことができた。

    作者没後に、作者の意思を継いで別の作家が著した続編も待ち構えている。期待は尽きない。

    それにしても、少し困ったことになっている。空き時間のすべてをこのシリーズを読むことに使っていたので、しなければならないことが溜まりに溜まって、頭を抱えている次第である。

  • いや〜、おもしろかった!もうこんな月並みな感想しか出てこないけど、本当におもしろかった。当初、周りがおもしろい言ってるのを聞いて、それでも手に取らず積読本としていたけれど、「騙されたと思って読んでみ!」の友人の声で読み始めたら止まらなかった。映画はハリウッド版もノルウェー版も観ているけれど、個人的には活字で読む方がどっぷりハマれました。でもフィンチャーの映像美は何度観ても飽きない。作者は違えどミレニアムロスに耐えられないので、このまま4に突入です!

  • 小説版を読み終えて映画版を一通り見たが、小説版のダイジェストという印象で、小説版の折り重なる人物設定やテーマの多面性のダイナミズムにはとても及ばない。
    特に小説版は悪人も善人も自分の仕事を全うしようとして、とにかくよく働く。一種のプロフェッショナルなお仕事小説と言っても良い。映画版は何だかみんな仕事をしているように見えないのだ。
    映画版ではエリカをめぐる大きな設定がいくつか省略されているため、エリカの切れ者編集長としての魅力がまったく表現出来ておらず、単におろおろする女性にしか見えない。サブストーリーと言えなくもないが、このエリカが直面する大きな局面はお仕事小説として読んでも大変面白いので、映画ファンも小説版をぜひ読むべきだ。
    また同じく映画版ではモニカという魅力的な脇役の設定がぼやけてしまって残念だった。
    著者が、女性戦士「アマゾネス」に何度も言及しているように、強い女性、戦う女性がこの小説のメインモチーフなのなのだから。

  • 面白かった。
    1作目、2作目は本作の法廷シーンのためにあったかのよう。
    アニカ、カッコイイ〜。

    作者が逝去されたことが非常に残念です。

    同じような海外ミステリーで、何かオススメがありましたら、ぜひ教えてください。

  • いや~最高だった。

    ほんま止まらんかった。

    夜更かししまくり(笑)

    でも、ミカエルとリスベットはこれでいいのか?

    それより、ミカエル!
    羨ましいというより、
    「おまえ…それでいいのかよ!」って思う(笑)

  • これほど面白い作品は久々(前も書いたっけ)。
    作者が急逝したことが悔やまれる。リスベットの妹のことなどその後がありそうなのに。
    これで終わりかと思いきや最後の最後までハラハラさせられそしてミカエルとの関係にちょっと微笑んでしまうラストとなった。もうリスベットの心をかき乱さないで欲しいな(笑)

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