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Amazon.co.jp ・本 (352ページ) / ISBN・EAN: 9784151794551
作品紹介・あらすじ
未解決事件捜査の専門部署、特捜部Q──今回挑むのは80年代に起きたナイトクラブのマダム失踪事件。人気警察小説シリーズ第四弾
AIがまとめたこの本の要点
この本を表す言葉
みんなの感想まとめ
未解決事件を追う特捜部Qが、80年代のナイトクラブ経営者失踪事件に挑む物語は、緊迫感と謎に満ちています。20年以上前に起きた失踪事件の真相を追う中、メンバーの過去が明らかになり、彼らの絆が深まる様子が...
感想・レビュー・書評
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下巻にてまとめます。
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デンマークの代表的文学賞「金の月桂樹」賞を受賞した、『特捜部Q』シリーズ第4巻。
20年以上前にエスコート・クラブの経営者であるリタが忽然と姿を消したのを皮切りに、同時期に失踪した者が5人もいることが判明した謎の失踪事件。
インフルエンザが署内で猛威をふるう中、メンバーの過去が垣間見えて、絆が深まりチームとして纏りつつある特捜部Qが、どのようにして事件の真相にたどり着き、犯人を見つけるのか?とてもハラハラして読むことが出来ました❗
しかし、〈明確なる一線〉の主義主張には、つくづく嫌気がさします。 -
感想は下巻で書く
ずいぶん前にTVドラマで観た覚えのあるお話し、
でも、小説の方が背景がわかりやすい。
それにしても、相変わらずメンバーの個性が、いい。 -
映画では鑑賞済だったので原作はどうなのかと思い購入。
北欧ミステリーは初めて読むので構えてしまっていたが、気づいたらグイグイ引き込まれてしまってました。
序盤から登場人物の現在と過去の話を交互に書いているので、読み進めて理解するのに若干の時間はかかりますが、それが少しずつ収束していく事と物語が盛り上がっていくところが上手く噛み合っていて上巻だけでもかなり読ませる。
映画でも悪役が純粋悪に近くて救いようもなかったけど、今回も勿論です。 -
下巻にまとめて書きます。
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特捜部Qシリーズ第四作。
なぜ二十年前に5人も失踪したのか。
その謎が、なぜ5人で止まったのか、に変わったあたりで、
ミステリーから思考回路が離れていった。
多くの女性たちの人生を踏みにじった男、
それでいて自分は幸せな結婚をし、
子供に恵まれ、
その狂った考えを病原菌のようにまき散らそうとしている男に
ふさわしい最期はどんなものだろう、
ということが気になった仕方がなかった。
作者がもたらした結末は、納得のいくものではなかった。
だが、その行動や思想の酷さから言えば、
死をもっても贖えるようなものではなく、
たとえどんな最期だろうとふさわしいものではないのかもしれない。
(下巻へ) -
1月-7。3.5点。
20年以上前、デートクラブの経営者が失踪。特捜部Qが捜査に。
同時期に複数の人間が失踪していた。
デンマークの闇とも言える、知的障害女性を島送りにし、不妊手術をするという史実も交えた物語。
まあまあの上巻。下巻に期待。 -
今回のテーマは少々重い史実を下敷きにしている。優性思想が通用していた時代の女性を対象とした収容施設だ。
助手のアサドとローセが激しい興味を示し、事件に巻き込まれていく。
悲しみを抱えた女性を描いているところは、カミーユ警部が登場する「その女アレックス」と同様の読後感があり、最後のどんでん返しも含めミステリーとして十分に過ぎるクオリティだ。
巻末に女子収容所について、史実であり、現在に至るまで国家による補償も謝罪も行われていないと特記されているところに、作者の強い意志を感じる。 -
映画といろいろ違いすぎて、映画見ただけじゃ特捜部qを読んだとは言えないが、今回はまた特にそれが顕著
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コペンハーゲン警察が舞台のミステリー。スプロー島に実在した女子収容所に絡む失踪事件から、極右政党の悍ましい犯罪が明らかにされていく。今回も、特捜部Qメンバーが公私共に忙しく躍動する。読後、引き摺り込まれた疲労感あり。
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過去に実在した女性の矯正施設において、人生を歪められた女性と歪めた元医師の政治家とその政党に特捜部Qが立ち向かう。また過去のマークの釘打ち事件にも進展があり、アサドやローセの内面に少し光が当てられている。最後のニーデとクアトの対峙は少し肩透かしだったが、様々な問題に頭を悩ませるマークが最後に自分のチームへの感情を少し自覚したところに心温まった
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500ページを越える大部。こんなに面白くなければ手をつけなかったかも知れない。重い本を支えながら読んでしまうところが特捜部Qの魅力かな。
シリーズ4作目になるが、ますます面白くなっている。この作品は作者が関心を寄せたという、優生保護、人種差別などの理由で、人々を隔離するという悪法の元で、被害者になった女たちの歴史が元になっている。今回は社会派のミステリでこれもベストセラーだとか。
1987年の出来事と、2010年になって特捜部Qが捜査をはじめた事件の発端と結末が分厚い一冊にフルに詰まっている。
恋人のモ-ナに夢中で、そうでなくてもやる気の無いカールに、またもや元気なローせが失踪事件の再捜査を持ち込んでくる。周りはインフルエンザの流行の渦中で、アサドなどは見るも無残な有様。カールは事件どころではなくウイルスから逃げ回っている。
ところが1987年に失踪者がまだ4人いることをアサドが突き止めた。5人が同時にいなくなるのは異常事態で、再捜査が始まる。
政党<明確なる一線>を立ち上げたリーダーはクアト・ヴァズという婦人科医だった。彼は北欧医学賞を受賞した名士だった。その受賞祝賀パーティーにニーデ・ローセンは夫と出席していた。
ニーデを見つけたクアトは「淫売だ、地獄に落ちろ」と言って公衆の前で罵倒する。そこに居合わせた記者も彼女の過去を突きつけて暴露した。
二年後夫は亡くなり、ニーでは不幸の種をまいた人々に復讐する準備を始める。
彼女の不幸は、何も知らないで従兄弟に妊娠させられた時に始まる。身持ちの悪い女や知能の劣った人々が入る矯正施設にいれられ、反抗のたびに狭い懲罰房に何度も監禁される。時には裏切られ犯され、妊娠中絶をさせられその医者にも犯される。
その医者がクアト・ヴァズだった。
ニーデは島から密かに持ち出した毒草を育て増やしてそのエキスをとりだして5人の殺害の準備をする。
1987年、ニーデの計画は実行に移された。
ニーデがどう生きたか、復讐の的になった人たちとはどのように関わったか、島の孤立したコンクリートの壁で囲われた施設からでて、ニーデは年老いた。
この話はこれで終わりではない、この本の面白さは最後まで読んでわかる。
特捜部Qメンバーは健在だ。
カールは鼻水もやっと止まった、モーナに恋人ができたのではないかと悩むが、事件の捜査で時間が無い。そのうち元妻ヴィガと不利な条件で離婚ということになる、何とか頭を働かせて被害を食い止め、めでたく別れる。捜査中に狙撃されて核心に近づきつつあると思う。
元同僚のハーディの容態は変わらなかった。だがモーデンが連れてきた友人ミカが理学療法士だった。彼はハーディに治療を試み、少しずつ快方に向かってくる。
クアトの家に資料を盗みに入ったアサドは襲われて重症を負う。しかし彼の過去は依然闇の中。いろいろなヒントだけで謎の人振りがますます深まってくる。続きが読みたい。
ローセは5人姉妹だった。初めてわかるが、今回はユアサが出てこない。ローセの奇行振りに振り回されるカール(笑)
まだこれからが楽しみ。外れが無い。
それから、矯正収容所は過去には欧州各国にあったそうだ。
以前見た映画「マグダレンの祈り」もイギリスにあった収容施設(教会)の話だった。 -
2010年発表
原題:Journal 64 -
日本にすんでいるせいか、ストーリーに現実味がない。
いまいちかな。 -
20年以上前に娼館の経営者リタが姿を消した。リタと共に失踪した者が当時5人もいるがことがさらに分かり、未解決事件を専門にするデンマーク警察特捜部Qは捜査に乗り出す。
ストーリーは謎解きやミステリの要素はさほどなく、リタの失踪から明らかになる一人の女性ニーデの過去と、優生思想と社会ダーウィニズムを掲げる極右政党の躍進と幹部クアトの暗躍が描かれる。ニーデの過去とクアトの現在が対比され、やがて一本の線に結び付く。そこへ特捜部Qの捜査は突き進むのだが、ここまでの展開がスリリングで、なかなかいい。
シリーズものとは知らず、最新刊から読んでしまったが、人物たちの背景や履歴が適度に補足されているのですんなり物語に入り込める。
皮肉と無駄口が多く、家庭に問題がある特捜部Qの責任者カール。シリアから亡命した何やら言えぬ過去がありそうなアサド。多重人格の疑いがある勝気な女性ローセ。三者三様、仲が悪そうで喧嘩も絶えないが、いざという時は互いに頼りにしている。その信頼感とチームワークは読んでいて飽きないし微笑ましい。
ただ欲を言うともっと緻密に人物を練り込んで欲しかった。と思ったが、そうなるともう警察小説でなく別物の何かだなあ。
北欧ミステリは社会性が強いものが多い。(スプロー島の女子収容所が実際に存在したとは驚きだった)。人種差別、移民問題、宗教、全体主義、などを主題に据えたストーリー。北欧の風光明媚で美しいがどこか荒涼とした風土と福祉国家のイメージが、より事件の残虐性(被害者はたいてい女性か子ども)や悲劇性を強める。これが北欧ミステリの特徴だろうか。 -
2016.1.15ごろ
知りすぎたマルコを先に読んでしまいアサドの件については知っていたがおもしろかった
特捜部Qはデンマークの社会問題への指摘がおもしろい
大沢在昌『魔女の笑窪』とよく似ている話 -
いやあ特捜部Qシリーズ絶好調。カールとアサド、ローセのチームワークは最高だな。表面上は悪態をついていながら心の中では全幅の信頼をおいている。カールの哀願、「助かるって言ってくれ」には泣けた。それと同じくらい泣けたのが、「修了証書、これを読めるものは字が読めるものである」。すべての者に因果応報の報いを受けさせてやりたい。もう少しのところで力尽きたニーデが哀れでならない。でも最後の墓参りのシーンに少し救われた。こういうところがうまい。しかし後書きを読んでこれが事実に基づいているということにはびっくりした。闇はどこの世界にもある。
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レビューは下巻にて。
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カールがお前の正体はなんだ、と面と向かって言ってものらりくらりとかわすアサドの前身って、かなり危ないんじゃ…アサドの正体が明かされた時、地下室での特捜部Qの日常が終わる、と言う気がしないでもない。だからアサドは頑なに白状しないんじゃなかろうか。アサドにとって夢の様な日常だから。
匂い系でさえないが、それが余計に、主人公の性格に対しての、読者(私)の親近感がいや増しする要素になっているのは間違いない。髙村薫作品の様に『特捜部Q』で深読みしている人いないんかなぁ。本編を真っ当に楽しみつつ、作者にはそう言う意図が全くないとしても、深読みする楽しみもある作品だ!
ユッシ・エーズラ・オールスンの作品
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