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Amazon.co.jp ・本 (400ページ) / ISBN・EAN: 9784151794629
感想・レビュー・書評
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2019.12.02読了
友情の亀裂に関するお話。
時は1944年、ドイツの武器工場の航空写真を撮るように命じられたイギリス兵の親友2人。
二人乗りの戦闘機でドイツに向かうが不時着。パラシュートで脱出し、ドイツの雪原を生きることにしがみついてさまよう。西に向かう列車に飛びつくところから2人を分かつ非情な運命が始まる。
上巻は戦中。下巻は戦後。
なかなかハードな題材だが、良い作品だと思う。今まで読んだユッシエーズラオールスンの中で一番ハラハラした作品。
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中々衝撃的な結末です。これが処女作と言うのだから驚きです。
まぁ、途中(80%ほど読んだ時点で)なんとなく、そう言う事になりそうなことは判りましたが、まさかねぇ。最悪の悲劇は避けられましたが、なんとも残念な結果です。巻末の著者あとがきに、「これは戦争小説ではない」とありましたが、その通り。人間を描いた作品です。
これを読んでみてふと思ったのが、「なるほど。こういう作品を書けるから、特捜部Qに繋がるんだな」と言う事。中身的には、似てもいませんが、物語を予想しない方向にしむけることとか、多種多彩な登場人物など、その後の著者の作品の片鱗が理解見て取れました。 -
描きたいテーマは分かるけど、面白さとは別問題ということで。
ユッシ・エーズラ・オールスンの作品
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