熊と踊れ(上)(ハヤカワ・ミステリ文庫)

  • 早川書房
3.75
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本棚登録 : 858
レビュー : 82
  • Amazon.co.jp ・本 (561ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784151821516

作品紹介・あらすじ

軍倉庫から銃を盗み出した青年レオは、弟たちとともに、恐るべき連続銀行襲撃を計画する。果たして彼らを待ち受けるものとは……

感想・レビュー・書評

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  • スウェーデン・ストックホルム市を舞台にしたクライムノベル。実在の事件をモチーフにした小説ということで非常に期待して読んだ。

    さすが北欧ミステリーの傑作だ。面白い。

    超暴力的な父親から虐待を受けていた3人、レオ、フェリックス、ヴィンセントの兄弟が主人公。
    三兄弟とその幼なじみのヤスペルとの4人組がスウェーデン史上、類を見ない強盗事件を次々と起こしていく。

    彼らの用意周到な強盗に翻弄される警察。
    レオ達は首尾良く犯行を成し遂げ、警察を出し抜けるのか。
    それともストックホルム市警のブロンクス警部が彼らを追い詰めるのか。

    手に汗握る攻防が繰り広げられる。
    そして下巻へ。

    • くるたんさん
      こんばんは♪
      ついにこの作品ですね♪
      かなり暴力シーンがきつかった記憶が…。
      下巻も楽しんでください٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
      こんばんは♪
      ついにこの作品ですね♪
      かなり暴力シーンがきつかった記憶が…。
      下巻も楽しんでください٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
      2019/10/30
    • kazzu008さん
      くるたんさん。おはようございます。
      コメントありがとうございます。
      くるたんさん、おすすめの本書、やはり面白いです。今下巻の途中ですが、...
      くるたんさん。おはようございます。
      コメントありがとうございます。
      くるたんさん、おすすめの本書、やはり面白いです。今下巻の途中ですが、この圧倒的な暴力の迫力にタジタジです。でも兄弟の結束のかたさにほろりとさせられるところもあるし、ちょっといい感じですよね。
      2019/10/31
  • まずは上巻へのコメント
    ミレニアムしかり、やはり北欧ミステリーはおもしろい。
    徐々に引き込まれて、中盤から一気読み。過去のトラウマから抜け出せない登場人物の心理描写が下巻でどう影響するか。。。

  • これは面白い!
    スウェーデンの小さな街で、軍の武器庫から大量の武器を盗み出す三兄弟。その目的は銀行強盗で、長兄の立てる隙の無い作戦により、警察は犯人の目星を全くつけられずにいるが、二人の警察官が、独自の捜査から少しずつ犯人像に迫って行く。

    過去を追いながら、其々のキャラクターの心情をしっかり描いている為、物語に入りこみやすい。翻訳も秀逸で、特に作戦を決行するシーンは映画を見ているようなスピード感である。上巻だけでもかなりのボリュームがあり、一つの作品として成り立ちそうだが、その分、下巻の展開が楽しみ。

  • めちゃくちゃ面白かった。

    ただ、ヨン・ブロンクス周りの描写は
    要らない気がする。。

  • スウェーデンで実際に起きた事件をモデルにした北欧ミステリ前篇。ある3兄弟と幼馴染の4人は、軍の倉庫から奪った銃器で、現金輸送車、銀行と強盗を重ねる。鮮やかな手口で計画を遂行する彼らには強い絆があった。彼ら兄弟には酒浸りで家族にDVを繰り返す父親がいた。父は長男レオに喧嘩の仕方と家族を守ることを教えた。レオは暴力的でダメな父を心底憎んでいたが、兄弟で協力し、敵に立ち向かうという教えは守っていた。強奪計画が次々に成功した事で、3度目の計画のハードルを一気に上げ、実行した4人。完璧と思われた彼らの犯行に綻びが生じ…。下巻に続く。

  • 過剰な暴力がテーマだが特に痛々しい描写もなく軽く読めた。上下巻ある割には台詞のみ追っていけば内容が汲める文章というか、乱暴に言ってしまえばラノベっぽいので読みやすい。
    強盗の描写も、刑事が暴力的だと着目するほどの異常さは感じず、強盗といったらこんなもんだろうくらいの程。描写と受ける印象とのギャップに戸惑った。
    刑事がレオとヴィンセントの親密な一瞬の映像を見てすぐ兄弟と決めつけたのも推理というよりエスパーっぽくて腑に落ちない。
    そもそもこの刑事パートのラブコメ、いったいなんの意味があるのか?刑事のキャラが退屈で苦痛だった。

    能力はあるのに頑張る方向を間違えてしまった人達の物語。
    父親もレオも健気で哀れ。男らしさ・マチズモというプレッシャーで自縄自縛に陥った犠牲者でもあるのではないか。

  • やっと読了。
    レビューは「下」を読んでから。
    ただ、「上」を読んだ限りで言えるのは、めちゃめちゃ面白いということ。

  • 日本ではスウェーデンのもつイメージは、デザインと高度な文化をもつ洗練された国。同時に最近よく見かける北欧ミステリーの供給地でもある。描かれる社会は極東から伺い知られる印象とは違い、社会格差と暴力とが根底に流れる複雑な現代の矛盾を多く抱えた複雑な世界だ。この作品も移民の流れを汲む家族の物語である。家族であるが故の結束や葛藤、愛情と憎しみなど普遍性を持つが故に圧倒的な分量をよみ進めさせる圧力をもつのだろう。人間は暴力で体を支配し、心を支配していく。その仕組みを表す「熊と踊れ」。言葉の印象とは裏腹に畏怖の念を持つ。
    現金輸送車の襲撃、銀行強盗など犯行そのものの描写は大変淡白だと感じたが、その用意周到さをの表現は大変しつこい。特に、個々の登場人物の機微が。そのしつこさがないとこの作品を書く目的だったことを訳者あとがきをもって知った。

  • 次々と傑作・問題作を上梓し続けているアンデシュ・ルースルンドの長編ミステリー上巻。ハヤカワ・ミステリ文庫創刊40周年記念作品。

    主人公の3兄弟の過去を描いたプロローグに続き、第一部の前に記載された『これは事実に基づいた物語である。』という一文に驚く。圧倒的な描写に560ページがあっという間だった。過去の暴力の呪縛を背景とした3兄弟の止まるところを知らない暴走の行き着く先は…下巻を早く読まねば!

    父親による暴力の嵐の中で育ったレオ、フェリックス、ヴィンセントの3兄弟は軍の倉庫から大量の銃器を奪い、現金輸送車襲撃を皮切りに、次々と銀行強盗を働く。謎の強盗犯を追うストックホルム市警警部のヨン・ブロンクスは少しずつ犯人像に迫っていく。

  • 下巻とまとめて。

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著者プロフィール

アンデシュ・ルースルンド 1961年生まれ。作家・ジャーナリスト。ヘルストレムとの共著『制裁』で最優秀北欧犯罪小説賞を受賞。

「2013年 『三秒間の死角 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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