- 早川書房 (2017年3月9日発売)
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感想 : 12件
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Amazon.co.jp ・本 (560ページ) / ISBN・EAN: 9784151826016
作品紹介・あらすじ
インドで消息を絶った英国の詩人を探すため、軍人エイヴリーは謎の〝探偵〟とともに盗賊の跋扈する奥地と向かう。MWA長篇賞候補
感想・レビュー・書評
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気楽に読み始めたが、なんとも長い。そして結構話が陰惨。インドには絶対行きたくないと再認識した話。あれだけ大騒ぎして、最後はなあなあで収まる、「国家の陰謀」的な話しかなあ。英国支配下のインドが舞台。東インド会社が大きな役割を果たしている。悪の権化のような会社だと再認識
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面白かった。ブレイクが初登場の奇人的な印象から、ハードボイルド・ヒーローに変わっていく冒険小説っプリを大いに堪能。
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舞台は1800年代のインド。さっぱり知識がありません。
東インド会社 アヘン戦争 インドからアヘンを輸出
当時のアヘンは違法薬物ではなく高級嗜好品の位置づけだった。
くらいをざっと予習して読み始めました。
主人公はなにも知らされず、状況がよくわからないまま混沌のインドをさまようことになります。
相棒のはずのブレイクは状況を主人公に語らないし、現在どのような状況なのか、道中がどうなっていくのかさっぱりわからない描写になっています。
一人称視点なので読者はその混沌を主人公と共有しながらなんとか物語についていくことになります。
やがて真相が明らかになる終盤はベージを繰る手がとまらず一気読みします。
そして「え、あれは、あの人はどうだったっけ??」
ともう一度読み直すことになります。
わけがわからなった状況がそこでわかる構造になっていて、むしろ二度目の読書が本番かもしれません。
また、それが作者の意図ではないでしょうか。
つまりミステリの「カメラを止めるな」といえます。
二度読みすることで主人公エイヴリーとジェレマイア・ブレイクに愛着ができ、続編が読みたくなってしまいますが、現在のところその予定がなさそうのが辛いところです。
さらに調べるとスリーマン少佐、サグは実在であることがわかり驚きました。
ブレイクのサグの見解は70年代の学説が元になっているのですね。
また、インディ・ジョーンズ魔宮の伝説の悪役はサグだったのか〜という新たな発見もありました。
シャーロック・ホームズにもサグについて言及がありました。
いろいろ知らなかっことがつながって、そこも面白いところでした。 -
図書館で。
史実とフィクションが上手く織りあわされたミステリー。東インド会社って軍隊も持っていたんだなぁ。植民地にして属国と差別する。そう言えば少し前に読んだ数学の本もヨーロッパ人数学者の事ばかりだったなしなぁ。インドやアラビアの数学者の貢献とかは全然紹介されなかったのも一種の差別とでも言うべきなのか。
良くも悪くも若くまっすぐな主人公とスレた年配者のコンビというのが中々良い感じ。語学の天才のような彼がイギリスに帰って何をするのかはわかりませんがシリーズ二弾もあるみたいなので読んでみようかな。
宿主に取りつき殺してしまうという絞めつける木(と言うより蔦性の植物なのか)か。中々考えさせられました。そして後書きを読んで作者が女性と知りちょっと驚きました。男性作家さんかと思ってましたよ。 -
19世紀東インド会社がインドを支配していた頃の話。会社からある人物を探すよう命じられた癖のある‘’探偵”と誠実なのだが経験のない若い中尉が、陰謀うずまく地を旅する。中尉のエイブリーが、探偵役のブレイクの影響で徐々にインドの土地や人々を見る目に変化が出てくるのが楽しい。誰が敵で誰が味方かなかなかはっきりしないのもハラハラするし、冒険小説としても面白い。続編もあるみたいだから、続き翻訳されるといいな。
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東インド会社所属の若き英国軍人が、人探しの特別任務を受け、探偵役の紳士と赴任地インドの奥地を旅する冒険譚。探偵というか諜報員という感じか。語り手はまだ未熟な若者で、謎めいた探偵は多くを語らず変装して単独行動していたりとホームズっぽい。
あとがきによると、次作では、語り手の軍人くんはアフガン戦争から帰国して探偵とロンドンで再会するという…。ホームズじゃん! -
尖った話を勝手にイメージしてたけど、そつなく無難にまとまってる感じ。
高山真由美の作品
