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本 ・本 (352ページ) / ISBN・EAN: 9784151832567
感想・レビュー・書評
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どうやら人の嘘を見抜くことができることの利点ってポーカーガ強いってことだけらしいです
嘘には良い嘘と悪い嘘と良いウホがあると思うんですよ
良い嘘ってのはまあ人を守るためのものですよね
当然、悪い嘘ってのは人を傷つけるためのもので、良いウホってのはゴリラの機嫌がいいときのウホですな
(本文より)
「人はみな、自分が真実を欲していると思っているが、実際はその逆だ。正直さは意地が悪く荒削りで卑劣だが、嘘はもっと親切でなめらかで、情け深くなりうる。わたしたちが欲しているのは正直さではなく、思いやりと敬意なのだ。」
そしてサイラス&イーヴィーシリーズはまだまだ続くらしい!マッマジか!Σ(゚Д゚)
シリーズ一個終わり!って思ってたのに、真実は時に人を傷つける…ってまぁ面白かったから続くのは良いウホかな! -
イーヴィはこの物語そのものだった
『天使と嘘』『天使の傷』上下巻合わせて4冊の長い物語で、この下巻こそイーヴィそのものであり、ミステリーの核心だった
テーマ自体は北欧ミステリーによく出てくるが、これはそれらの社会問題を提起する物語にとどまっておらず、純粋に人の心を動かす
エンディングは悲しい
この方法しかないことが悲しい
でも、イーヴィはきっと乗り越える -
元警視の死亡に関連して新たな殺人が発生し、サイラスは施設で暮らすイーヴィを訪ねることに。捜査資料に遺された児童連続殺害事件の被害者の名前にイーヴィは激しく反応し、その凄絶な過去を回想する。誰も知らない、ほんとうの話を――イーヴィの出自の秘密と数多くの殺人事件。隠された全貌をサイラスは暴くことができるのか。
イーヴィに真の幸せが訪れる日は来るのだろうか。今年出版される第3作に期待しよう。 -
急展開なラストかつ、やや消化不良の面はあったものの、そこにいたるまでのスピード感ある展開に引き込まれた。とはいえ、ミステリーというよりサスペンス寄りという印象。すべてが解決したわけではないので、続編でまた小出しにしてくるのか、それとも過去をたどるのはここで一段落なのか……先が待たれる。それにしても、サイラスってあれだな、誠実そうに見えるけれど、女性側が本気になったら泣きを見そうなタイプだなあ(苦笑)。
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バランス感覚の良さはすごい。
普通に考えたら重苦しい話しやのに。 -
シリーズ二作目。相変わらずの面白さで一気に読んだ。前作は邦題の通り、イーヴィの嘘を見抜く能力が全編を通して発揮されていたが、今作ではあまり目立たず、これもやはり邦題通りに「天使の傷」に焦点が当てられていた。
一作目ですっきりせず残された部分は、二作目で大体消化してくれた感じはあるのだが(最後の強引な幕引きも含めて)、三作目では一体何が掘り起こされるのやら。楽しみに待つ。 -
私は前作のほうが面白かったな。今作はちょっと読み易過ぎちゃった?感。イーヴィに幸せになってほしいがなあ。
第3作もあるそうで、やっぱり読みたくなりそう。 -
シリーズ二弾、心理学者サイラスと嘘が見抜ける少女イーヴィの物語。今回は2人の過去を紐解きながら巨悪に向かって行く話しだが、一作めが素晴らしかったから、少し残念に思った。
著者プロフィール
マイケル・ロボサムの作品






もう一つの利点は、「ずいぶんつまらない嘘をつくね。僕のサイドエフェクトが嘘だといってるよ」と言って、ワールドトリガーごっこができます。
ウホホッ?
面白かった頃の伊坂さんウホっ!
面白かった頃の伊坂さんウホっ!