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Amazon.co.jp ・本 (304ページ) / ISBN・EAN: 9784151833045
作品紹介・あらすじ
誘拐された娘を救うために、他人の子を誘拐することになった母親を襲う危機また危機!英米ミステリ界で絶賛された超話題作上陸。
感想・レビュー・書評
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マッキンティの代表作で大好きなショーン・ダフィシリーズの新作が翻訳される気配が全くないのでノンシリーズのこちらを
ほんとにぜんぜん気配ないんよ
これで今夏あたりに出たらすごいことですよ
元海兵隊のわいに気配を気付かせないとはな
ということで『ザ・チェーン』
おお、なんかダフィシリーズとぜんぜん毛色が違う!
あちらがくすんだ灰色だとするとこちらはちょっと明るめの灰色って結局灰色なんかーい!
当たり前じゃ!同じ人が書いてんだから、そんなガラッと変わるか!( ゚д゚ )クワッ!!
いやでもこんなスピーディーな展開のお話も書けるんやなー
すげーぜ、マッキンティ
まぁ、舞台がぜんぜん違うってのもあるんだろうね
よし、下巻へ!
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娘が誘拐される。誘拐犯からの要求は身代金と誰か他の子どもを誘拐すること。そして何より"チェーンを途切れさせないこと"。誘拐された側の緊張感と誘拐する側の緊迫感を読みながら同時に味わう本書、一気に読んでしまいそうなところ勿体ないのと心臓によくないのとで、ちびちび読んでしまった。大御所ミステリ作家の方々の帯の言葉通りです。チェーンを動かしている側をどこまで暴くのか期待しつつ下巻へ。
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エイドリアン・マッキンティ『ザ・チェーン 連鎖誘拐 上』ハヤカワ文庫。
奇抜な設定のスリラー・ミステリー。この作品は海外翻訳物に馴染みの無い方にも充分楽しめるのではなかろうか。
タイトル通り『連鎖誘拐』を描いた作品である。まるでチェーン・メールのような誘拐の連鎖。たまに描かれる首謀者は一体誰なのか。犯罪とは無関係の一般人が大切な我が子を守るために次々と犯罪に手を染め、無慈悲な誘拐のチェーンを維持し続ける。
乳癌から生還し、新たな職業を得て、これからの人生に期待を膨らませていたシングル・マザーのレイチェルの元に突然、最愛の娘カイリーを誘拐したとの連絡が入る。娘を救うためには身代金の送金と他の誰かの子供を誘拐する必要があり、レイチェルは愛娘の命を守るためにやむなく犯罪に手を染める……
果たしてレイチェルはこのチェーンを断ち切れるのか……
本体価格780円
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怖い、早く下巻を読みたい
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一気読み!
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IRA全盛時代のかなり荒れた時代のアイルランドを舞台にした警察小説でかなり評価された作家なのだけど思ったような儲けが出ないということでUberのドライバーに転身していたというから驚き。大家のドン・ウィンズロウが才能を惜しんで自分のエージェントを紹介して書かせた作品、ということのようで興味津々で手にとってみた。本作の舞台は現代のアメリカでタイトルから想像できるとおり誘拐がテーマ。シングルマザーで癌闘病中の主人公の一人娘が拐われる。解放の条件は身代金を払うことと別の子供を攫って同じように身代金を払わせ別の子供を拐わせること。いわば被害者が加害者を兼ねる形になり苦悩も深まるのだが全体を監視しコントロールしている者はリスクを軽減できる、という話。誘拐のターゲットを見つけたり行動を掴むのにSNSを活用したりパソコンに監視ソフトを埋め込んだりと舞台が現代だけにテクノロジーも駆使されていてなかなか読ませる。全体をコントロールしている真犯人の設定や生い立ちも興味深く描かれている。ところどころ粗いところもあるのだけどそれも含めての魅力かな。面白かった。
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シングルマザーのレイチェルの娘が誘拐された。何者かから、身代金をビットコインで送金し、他人の子どもを誘拐しろと指示されるレイチェル。レイチェルが誘拐した子供の家族がまた身代金を払い、その家族がさらに別の子供を誘拐すれば、娘は生きて解放される。失敗すれば殺されてしまうというのだ。
謎の人物が仕組んだこの連鎖誘拐システム〈チェーン〉に組み込まれてしまったレイチェルは、無関係の子供の誘拐計画を試みることに……被害者から加害者へと変わってしまった彼女の運命は!?
よくもまあ、こんな設定を考えついたと思う。
あっという間に、下巻に続く。 -
マッキンティと言えば北アイルランドを舞台にした、闘う警察官ショーン・ダフィ・シリーズでの好印象しかないのだが、驚いたことに、いくつかの賞を獲ったにも関わらず執筆の対価に合わないとしてペンを折ってしまいネット配車タクシーのドライバーに転職していたのだそうだ。そんな、と思ってしまうのはぼくだけではない。
本作の彼の初稿(短編小説)を読んだドン・ウィンズロウは、もとより彼の才能を買っており、自身の米国エージェントを通して長編化と作家への復帰を説得したらしく、彼は本作で改めてアメリカでの出版での勝負に出たとのことである。作者自身のあとがきと杉江松恋の文庫解説にも詳しい。
さてその力の入った実にアメリカ向けの作品が本書であり、正直、ショーン・ダフィ・シリーズのマッキンティの躍動する、あの寒々しい北アイルランドの風土と闘いの歴史の上に繰り広げられる重たい捜査模様を期待する読者は、呆気に取られると思う。
むしろピエール・ルメートルなどに見られるスリリングな状況作り、逆転また逆転の仕掛けといった高いエンターテインメント性など、これがあのマッキンティなのかと驚くほど、それはアメリカンなエンターテインメント作品に仕上がっているのである。
誘拐された親は次の誘拐を完了させないと我が子を取り戻せないというチェーンに巻き込まれた家族。そのシステムを構築した者の正体は? そして結末は? とまず物語構造だけで緊張関係を作り出してしまっている。
さらにスマホ、タブレット、パソコン、アプリなど、現代ならではの道具による仕掛けが頻出と多彩な銃器によるアクション。世界中の若者に受けそうな、それこそ今にも映画化されそうな面白小説に仕上がっている。
個人的にはショーン・ダフィの鼻っ柱の強さが好みだっただけに、マッキンティにはこの手の才能で稼いで生活基盤を手に入れて頂いたら、生まれた地である北アイルランドを素材にしたショーンの物語も末永く紡いで行って欲しいものである。 -
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2019年発表
原題:The Chain -
ボストンの北東、ニューベリーポートに近いプラムアイランドで少女カイリーがバス停で誘拐された。シングルマザーのレイチェル・クラインは犯人からの要求に驚いた。
1つは、身代金$25,000-、二つ目は、誰かを誘拐し同じ様に身代金と誘拐を指示する事だった。犯人もレイチェルと同様に子供を誘拐され正に今、犯罪ミッションを遂行中で、このミッションは''チェーン''なのだと、、連鎖した誘拐。
物語は、淡々と身代金支払いから誘拐へと駒が進む。途中で警官が現れたり、誘拐目的と違う子供を拉致する場面があるがひたすらに''チェーン''の言いなりで事が進む。展開のテンポが良く飽きさせないどんどん項が進むが、誘拐に向けてのハッキングや武器の準備、警察との遣り合い等、手際がいい。まるでスパイだ。ただの主婦がそんなスキルが有るの? そもそもそれなら組織を潰したらなんて考えながら上巻読了。 -
80年代の紛争下の北アイルランドから一転してアメリカに舞台は移り、誘拐犯罪を連鎖させる「チェーン」に絡め取られ心ならずも罪を犯す母親たちは苦悩と奮闘の末に子供を取り戻しはするのだが…
上巻だけで完結した作品になり得る、それほどまでに徹底的に連鎖誘拐の卑劣さを描ききっている。しかし作者はその後を敢えて追及する。下巻では黒幕との対決が待っているのだろうか? -
スピーディでスリルがあり、面白い!
そんなチェーン繋げられるのか、色々と危ういのに、他に道が無いと思わせる切実さが生々しく、力強い。計画の全体像の壮大な底知れなさより前に立つ、操る側と操られる側も地続きな人々のサイズ感。他人事では無い、一枚隔てた、そこにある、この世界。
スカスカのようでがっつり絡み合い逃さぬ一蓮托生の鎖たる様と、全てが繋がるような捉えよう。
普通に生きるためにモンスターになるという事。
続きが楽しみ。 -
サスペンスの連射です。
ただ私の好みじゃないので読むのに難航。 -
誘拐された子を救うために他の子を誘拐する、って言葉で聞くとそんなことしないって思うけど、当事者になったら精神的に追い込まれて従うしかないだろうな。レイチェルの心情は分かるな。上手くいって救えても弱みを握られてるから抜け出せない泥沼にはまってる状態に。酷い話だけどうまくシステム化されてるな。覚悟を決めてFBIに駈け込めばシステムは壊せるんだろうけど我が子を見捨てることは出来ないよな。最初の頃だったら対策取れたかもな。
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現代ネット社会の闇を映したミステリー小説の上巻。主人公・レイチェルの娘のカイリーが誘拐され、レイチェルは身代金&他の子供の誘拐を指示される、レイチェルは誘拐した子供の親に身代金&誘拐を指示し、被害者から加害者へと変わり、その後も誘拐はチェーンの様に連鎖していく。登場人物はSNSを使って他人の個人情報を把握し誘拐を企てる等、SNSによりすべての情報が筒抜けになる現代のネット社会を皮肉った側面もありつつ、展開もスピーディーで非常に面白い。絶妙なところで終わり、下巻へ続く。
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斬新な設定でなかなか読ませる。続きが楽しみ。
エイドリアン・マッキンティの作品
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感想 :

何か本のタイトルでありそうですw
何か本のタイトルでありそうですw