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Amazon.co.jp ・本 (480ページ) / ISBN・EAN: 9784151837517
作品紹介・あらすじ
教え子の殺害は本当に熊によるものなのか?生物情報学者のクレイは偽装を見破り、背後にいる恐るべき殺人鬼の存在に迫るが……。
感想・レビュー・書評
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モンタナの山中で調査中の生物工学者クレイは宿のモーテルで地元警察に拘束された。若い女性が近くで殺され、それがクレイのかつての教え子だったことからという理由。すぐに犯人は「熊」とされ釈放されるが、クレイは人間のしわざでは?と思い、生物情報工学の知識を駆使して、独自に調査を始める。
最初は「熊」と、100%信用はされなかったクレイの頭脳戦、という感じで一体どうなるのかと読む手もはやるのだが、後半、クレイの生物学的見地から死体発見が相次ぎ、といったところでなにかトーンダウンしてしまった。クレイを際立たせるためなのだろうが、警察も無能っぽい。
ただモンタナの大きな森、を勝手に想像して読めたのはいいかな。西部の寂れた街、というのも描いている。
2019発表
2019.4.25発行 図書館詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ページ各所に生物学の知識が散りばめられていて知識欲が満たされるうえ、活劇要素もたっぷりで楽しい!少し変わった人柄の主人公が孤軍奮闘しつつ、生物に関する飛び抜けた知識でじりじり捜査を進めていく過程はテンポが良く、クライマックスの盛り上がりも含めて映画的なので、ぐいぐい引きつけられて一気読みだった。
作中で何度かその名称が出てくるように、これは一人の男がバットマンのような影のヒーローとなる話で、その道中では何度も危険な目に遭うし、実際登場人物の多くが真犯人によって被害を受けるわけなんだけど、読後感はスッキリしていて満足感高め。"ビギンズ"である本作十分楽しみましたので、次作も期待して読もうと思います。 -
生物学探偵セオ・クレイシリーズ第1作。
モンタナ山中で調査を行っていたクレイの近くで、かつての教え子が殺された。検死の結果、犯人は熊とされたが、彼は納得せず生物情報工学を駆使して独自に捜査を開始する‥
学者だがかなり無茶をする主人公。生物学を駆使するというより後半はアクション映画みたいになって笑った。犯人が凄すぎるし。少々都合良すぎな気もするが、面白かった。 -
久方ぶりに当たりだ!!!
物凄い好き。これ好き。
アメリカドラマのクリミナルマインドすごい好きなんだけどあのBAUチームを一人でやってるみたいwwwセオさん好きwww -
マジシャンの書いた小説。なるほどと思う。東野圭吾の『ガリレオ』シリーズのような理系探偵のサイエンス・ミステリかとの予想を大きく覆し、本書はまるで、全体が仕掛けにみちたイリュージョンのようなエンターテインメント小説なのだった。火器や炎や鉤爪の活劇とバイオレンス・アクション。一人称現在形でのリズミカルな文体に着いてゆくだけで、探偵セオ・クレイの被る肉体的被害を自分が受けているかのような痛々しさに痺れてくる。
生物学探偵というタイトルから地味な先入観を持ってしまうこのヒーローは、一見普通の大学教授、かつフォールド・ワークと最先端のデジタル技術を駆使する研究者でありながら、実は真実を手にするためなら法を度外視してでも単身危険に身を曝すことのできる動きと決断優先の、もろにダイハード型でハチャメチャな主人公なのである。
熊による獣害と見られる女性遺体が、かつての教え子であったことから、当時事故現場でフィールドワークをしていたセオが疑われる。殺人パレードの開幕である。
独自のプログラムを駆使してのデータ解析を得意とするセオは、行方不明案件が異常な確率で発生しているモンタナ州のある地域に眼をつける。続いてセオは、複数植物の発育分布を調査することで、最近掘り返されたことのある土壌に眼をつける。前後のデータを重ね合わせたセオはピンポイントで遺体を次々と発見するが、それぞれの管轄警察には信じてもらえず、個々の遺体は熊による獣害として扱われるばかりか、セオへの警察の疑惑さえ拡散してゆく。
この事件のすべてに、一人のクレイジーな大量殺人者が存在するのではないか? そうした確信を貫こうと単身真犯人を追うセオだが、関係機関からも危険な聞き込み先からも異端視され逆に追い詰められてしまう。姿の見えない殺人者を捕らえるにはなかなか一筋縄では行かなそうだ。
何十年も殺人を続けている男は本当に存在するのか? そいつは何故捕まらないのか? 遺体たちは何故探されていないのか? 孤独に襲撃され土の下に埋められて行った若い女性たちの無念さは、満身創痍のセオを先に進ませる。
捕食者である何者かに常に先を行かれるジレンマ感。単独捜査を進めるたびに痛手を負ってゆく我らがヒーローには、どんな手が残されているのか?
最初に書いた通り、本書は手に汗握るアクション作品である。本書の日本語タイトルからは、そんな内容を想像して頂くことはなかなかできないかもしれない。しかし、書き手はプロのマジシャンである。執筆者の名前を英語スペルAndrew MayneでYouTube検索して頂くと、楽しいトリックやイルージョンの動画を観ることができる(もちろん確認済み)。
そうしたマジカルな作者の手中で踊らされれゆく被害者的快感を否応なく味わわせてくれる本作は、人気を得てシリーズ化され、既に4作目の執筆にかかっているそうである。楽しみなエンターテインメント・シリーズがまた一つ。結構大きな爆弾を炸裂させてしまったシリーズの開始。今後、声を上回る怪事件をどれほど生み出してくれるのだろうか。マジシャンのお手並み拝見と行きたいところである。 -
これは面白い。過去の連続殺人を、生物学の新しい視点から掘り起こしていく、全く新しいタイプの小説です。多少眉唾な部分も無きにしもあらず、ですが、久しぶりにむさぼるように読んだ本となりました。
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教え子の殺人容疑で警察に拘束されたことをきっかけにして、その真相をつきとめるため独自に調査を始める生物学者のセオ・クレイ。
当初は熊による殺人と思われたが、その真相は驚くべきものだった。
教授の動きがめちゃくちゃで、個人的にはイマイチ。
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熊に殺害されたような傷。それに疑問を持ったセオ。生物学の知識と独自の調査方法で警察より先に次々と死体を発見する。天才的な頭脳を持ちながら少し頼りなさげな感じがいい。少し都合が良すぎるというか突っ込みどころがいくつかあるけれどそれでも面白い。アクションの迫力もあって最後まで楽しめる。ぜひ第2弾も出て欲しい。
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アンドリュー・メイン『生物学探偵セオ・クレイ 森の捕食者』ハヤカワ文庫。
カオスの中に秩序を見出だすという生物情報工学の天才教授セオ・クレイの活躍を描くシリーズ第一弾。
生物情報工学などと銘を打ち、専門知識を駆使しながら、結局のところは描かれる事件や証拠をつなぐのは偶然や第六感なのかと突っ込みたくなるような作品だった。いくらどんなに無能な警察でも、これだけの大量連続殺人だったら事件に気付くだろうに……
生物情報工学者セオ・グレイのかつての教え子の女性がモンタナ山中で惨殺したいとなり、発見される。偶然、近辺で調査を行っていたセオは殺害の嫌疑で拘束されるが、犯人は熊と断定され、熊は射殺される。天才的な第六感により犯人は別にいると考えたセオは証拠である被害女性の血液サンプルと熊の体毛を研究所に送ると、体毛は既に殺害駆除されたはずの『リッパー』という名前のグリズリーのものであると判明するが……
最近の早川書房は駄作が多く、信用できないな。
本体価格940円
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森で女性動物学者の死体が発見され熊に襲われたと判断された。生物情報学者の主人公は死体の情報から人間の犯行と気付くが、誰も信じてくれないため独自に調査を始める。
熊の表紙がカッコよくて完全にジャケ買いで読み始めたけど面白かった。
主人公がガンガン行動して警察が辿り着けていない真相を次々と暴いていくのが楽しい。警察以外が探偵役のミステリはよくあるけれど、ここまでの真相に辿り着くのは珍しいんじゃないかな。
クライマックスはアメリカ〜って感じ。 -
大学で生物工学を教えているセス・クレイ教授。彼がモンタナ州の人里離れた町に滞在中、近くの森で昔の教え子の死体が見つかりました。彼は教え子の死に衝撃をうけ、さらに自分が容疑者になったことから元来の偏屈気質に火がつきました。そして熊に殺されたとされるかつての教え子の死に疑問を抱き、独自に調査を始めるところからこの物語は始まります。事故当時、現場でフィールドワークをしていたセオが容疑者として疑われるのですが、ほどなくしてかつての教え子の殺害は熊の仕業とわかり釈放されることになりました。しかし、彼はこの事件は熊による食害ではなく殺人だと直感します。そしてモンタナの田舎の無能?警察を敵に回しつつ、思いもよらないトラブルに巻き込まれて行くという展開に・・・。
主人公は陰キャラでコミ障かつ体力にも自信がないというキャラクター。しかしその実、真実を手にするためなら法を度外視してでも単身危険に身を曝すことのできる立ち回りを見せ、決断優先の気質を持っていて、警察や殺人鬼に向かっていく気骨も非常に旺盛なところに私は興味を惹かれました。分かりやすく言うと、ダイハード的なハチャメチャなキャラクターということです。この辺は読む人によって感想も面白さも様々かもしれません。
中盤から後半にかけて、私は大いに楽しめました。特に終盤はアベンジャーズを思わせる、いやがおうにも盛り上がる展開でした。反面、行き当たりばったりとか、あるいはストーリーが粗い・ご都合主義などの意見も多いようで、その辺はうなずけるような。いずれにしても、ヒグマの襲撃というきっかけで始まる本書は、熊の出没が話題になっている昨今の日本でも話題になりそうな内容と言えるかもしれません。 -
アメリカの作家「アンドリュー・メイン」の長篇ミステリ作品『生物学探偵セオ・クレイ──森の捕食者(原題:The Naturalist)』を読みました。
アメリカのミステリ作家の作品が続いています。
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生物学で事件を解決!? 新シリーズ開幕!
教え子の殺害は本当に熊によるものなのか?
生物情報学者の「クレイ」は偽装を見破り、背後にいる恐るべき殺人鬼の存在に迫るが……。
生物情報工学を駆使して事件を解決する天才教授「セオ・クレイ」の活躍を描く、シリーズ第一弾。
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マジシャン、イリュージョン・デザイナーとして活躍する傍ら執筆を続ける、異色のベストセラー作家「アンドリュー・メイン」の作品、、、
2017年(平成29年)に刊行された、生物情報工学を駆使して事件を解決する生物学探偵「セオ・クレイ」の活躍を描くシリーズの第1作です。
モンタナ山中での調査からモーテルに戻ってきた生物学者「セオ・クレイ」は、突如警察に拘束された… かつての彼の教え子「ジュニパー・パーソンズ」が、無残に切り刻まれた死体となって近隣で発見されたのだ、、、
「セオ」の嫌疑はすぐに晴れ、検死の結果、犯人は熊とされた… 彼女を殺したと思われる熊が射殺され、報せを受けてセオも現場に急行する。
「ジュニパー」を殺したのは、射殺された熊ではない… 「セオ」はその結論に納得せず、違法行為も含めつつ、独自の調査を始めるのだった、、、
捜査は終了しているというのに、にわか探偵と化した「セオ」は一人事件を調べ続ける… 彼の推理によれば異常極まりない事態が進行中である。
公式には捜査が終了しているのだから当たり前だが、何もしようとしない警察に対して「セオ」は、閉じた眼を開かせるべく注意を喚起し続ける… 過去の失踪事件を調べ、次々と変死体を見つけ出す「セオ」は、警察から疑いの眼で見られながらも、自分のやり方を貫き続ける、、、
そして、遂に真相に到達した「セオ」は、真犯人からも狙われることになり… 恋人の「ジリアン」とともに追い詰められる。
謎解き時代は大雑把な感じなのですが… 「セオ」の情報工学者としての知識が存分に発揮される独特な探偵技法と行動力が魅力的で、次々にページを捲りたくなる面白さでしたね、、、
スーパー学者の冒険譚ですね… シリーズ第2作以降も読んでみたくなりました。
以下、主な登場人物です。
「セオ・クレイ」
生物学教授。生物情報工学者
「ジリアン」
<キングズ・ダイナー>のウェイトレス
「ガス・ホイーラー」
<クリークサイド・イン>の支配人
「グレン」
フィルモント郡保安官事務所の刑事
「タイソン」
フィルモント郡保安官事務所の保安官
「スティーヴ・ウィットマイヤー」
ハドソン・クリーク警察署署長代理
「デブラ・ミード」
モンタナ州の検死官
「ケヴィン・リチャーズ」
魚類野生生物局のハンター
「ジュニパー・パーソンズ」
殺された女性。セオの教え子
「チェルシー・バックホーン」
ハドソン・クリークで失踪した女性
「アンバー・ハリソン」
チェルシーの親友
「デヴォン」
アンバーのボーイフレンド
「ジュリアン・スタイン」
ベンチャーの投資化。セオの支援者
「デイヴィス」
セオの継父 -
一応ミステリなのかな?いわれればありそうでなかった、シュミレーションモデルを推理の材料にしちゃうミステリ。確かに要素を恣意的に選択してプログラムかけたら傾向でまくりだろうなと。
しかし主人公が天才過ぎてちょっとやりすぎ~。生物、化学、医療系、プログラム系、実地もおっけーとかないやろw題名からインディージョーンズの生物学者ver.なのかと思ったけど、生物学者の範疇超えすぎw
あと、人の感情がわからない病(単語忘れた)だったら、話相手の微妙な心の機微とかわからんのではないかと思った。
ま、なんちゃって理系だもんで全体的には好きです。海外ドラマとかにしたら受けるかもしれない。読み物としては万人にはオススメできない。 -
生物情報工学の視点でミステリーが
解き明かされていく過程は
すっっごく興味深くて面白かった。
けど良くも悪くもツッコミどころが多くて、
ラストのクライマックスもはちゃめちゃ。
ぶん投げられて終わったが故に
続編を読まなきゃ気が済まない状態。。 -
翻訳文で意味もなく「〜る」、「〜う」と延々辞書形が続くのが苦痛。臨場感出すためかもしれないけど疲れた。
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生物学探偵なる呼び名が惹起するイメージから遥かにかけ離れた破天荒かつ突飛な行動力(警察から証拠を盗みつつ自ら死体を発掘して回る)とコンピュータを駆使する冷徹な論理的思考が奇妙にも同居した新米探偵が初登場。終盤いよいよ真犯人と対峙してどんどん緊張感が高まっていく中、ランス・アームストロングをも凌ぐドーピングの果てに渦中に飛び込んでいくはちゃめちゃなクライマックスに大興奮してしまいました。
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図書館で。
行動パターンをプログラムから割り出して、シリアルキラーの犯罪を見つけ出す…という辺りは面白かったんだけど、あまりにも簡単に大量の被害者が見つかるのと(簡単に思える)、警察側の対応があまりにも不実なのにだんだん読んでいてナンダカナ、という気持ちになってしまいました。
結局、警察との強いパイプがあったり、高官や癒着があるわけでもないのに何であんな頑なにかばってたんだろ。
後、学者先生自分で体張りすぎ。そこまでするぅ?と思いながら読みました。 -
【腹減り度】
なし
【食べ物の割合】
☆
【1番美味しそうだったもの】
ダイナーのチェリーパイ(作中見るに美味しくは無さそうだけど)
*感想*
章が短いコマ切れで、とんとん拍子で話が進むので次々場面が変わる割にかなり読みやすい。
ヒロインのジリアンの、健康的なセクシーさと非常に可愛らしいキャラクターが◎。主人公のセオクレイは頑張ってるけどちょっと情けない。
本当にいるのかわからない、見えない敵を追うセオクレイは異常者のよう。ていうかあんなに死体掘り当てて送りつけてたら怪しすぎてセオクレイが捕まると思うのだけど。頭のおかしい学者程度の扱いなのでちょっと疑問だった(張られてたけど。)
タイトルの生物学探偵というのには疑問。‥探偵?
文句たらたらに見せかけて、続編翻訳されたら読むつもり。
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