ブート・バザールの少年探偵 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

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  • 早川書房 (2021年4月14日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (544ページ) / ISBN・EAN: 9784151845512

作品紹介・あらすじ

インドのスラムに住む9歳のジャイ。地域の子供たちが次々に失踪する事件を解決しようと、夜のバザールや危険な駅に潜り込む……

感想・レビュー・書評

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  • 「ミステリだと思ったら全然違った。底知れない闇と人々の生き生きした様子が例のない感慨を残す。凄かった」と、高野秀行氏がXで絶賛されていた。旅の合間に読まれ、最後は夜を徹して読破されたという。
    おっしゃる通り、これは確かに新感覚!「続きが気になって仕方がない」焦りを久々に呼び起こしてくれたし、読み進めたら読み進めたで、「これはジャンル分けが難しい…」と思案に暮れる一冊であった。

    インドのバスティ(スラム街)で家族と暮らすジャイは、刑事ドラマが大好きな9歳の少年。
    ある日彼のクラスメートが行方不明になるが、学校や地元警察は真面目に取り合おうとしない。ジャイは友人のファイズやパリに、自分たちで捜査活動をしようと持ちかけ、独自調査を開始する。しかし日を追うごとに行方不明者は増え、バスティの人々の間に底知れぬ不安が広がっていく…

    「警察はお前らの召使いか。なんでお前らは、面倒もろくにみられないのに、ネズミみたいに子どもをぼこぼこ産むんだ?おまえらのスラムを一掃すれば、世の中のためになる」(P 336)
    今まで何冊かインド本を読んできたが、あー…やっぱり…って感じ。
    想像の範囲内というのも悲しいが、警察は下層民と呼ばれる人々の訴えには耳を貸そうともしない。誤認逮捕(と分かってかは知らないが)されるのは、バスティの社会的弱者がほとんどだ。(「そもそも貧富の差やカーストが、バスティを生み出したのでは?」と、よそ者はツッコミたくなる)

    一方ジャイ自身は、それが世の理だと勘付きつつも、何となく諦めきれない節が見られる。
    そこがまた無邪気な子供らしいところだし、リアリストで博識のパリとは違うところだったりもするんだけど。(パリは至る場面で手柄をあげており、絶対ジャイよりも探偵業に向いているでしょ…と、正直思った笑)

    “「ぼくにはこわいものなんて、この世にひとつもないよ」また嘘が出た。ぼくは重機と、試験と、たぶんほんとにいるかもしれないジン(悪霊)と、マー(ママ)のビンタがこわかった。“(P 141)

    著者は元ジャーナリストで、教育をテーマに子どもたちと交流してきた。
    本書は普通の子供と変わらぬ彼らの視点で書くことをコンセプトにしているので、ジャイのほかに行方不明となった子どもたちの言葉も合間に綴られている。彼らのバックグラウンドは、男女差別や貧困・宗教問題など、皆インドの社会問題を投影していると言って良い。
    私としては、誰にも構ってもらえない5歳の少女 チャンドニーの語りが、一番深く突き刺さった。
    しかしもっと辛いのは、彼らの本心が、一生誰にも聞き届けられないであろうこと。無事に還ってきたところで、家族は彼らを元の生活に戻そうとするし、社会問題というのもそう簡単には解決しない。

    ラストでジャイは、希望を見出し前進しようとするけど、所詮は彼も元の生活に戻ろうとしているだけである。
    事件が彼の心に影を落としたのは間違いない。だが、行方不明者が何を感じ周囲にどうして欲しかったのかについては、いつ考えが及ぶのだろうか。
    ジャイよ。やっぱり君は、探偵なんて目指すべきじゃなかった。

  • インドでは毎日180人もの子どもが行方不明になる。年間ではない。月間でもない。毎日である。その衝撃的な事実を基に、元ジャーナリストである著者が書いたのが本作。

    雑多で混沌に満ちたインドのスラム社会を、探偵に憧れる少年ジャイの視点からリアルに、時にコミカルに描いた話題の作品である。作家の深緑野分さんがTwitterでべた褒めしているのを見て手にした。

    主人公ジャイをはじめ、優等生の女の子パリやムスリムの少年ファイズなど、スラムに生きる本作の子どもは皆したたかで、たくましい。貧困問題、女性差別、宗教問題、そして誘拐事件…扱うテーマは複雑で重いが、暗くなり過ぎないのは、登場人物の彼らが希望を捨てていないからだろう。

    とはいえ作中でジャイは少しずつ変わっていく。物語冒頭で持っていた根拠のない自信は、現実には何もできない自分を知ることで徐々に崩れる。大人になる過程で誰もが通る道筋だが、ジャイはかなりハードなステップを踏むことになる。

    描かれるインド社会の現実も、物語の展開も、すべてが想像を超えていた。2021年のエドガー賞受賞作品。

  • うわーーー…!
    面白かった、でも辛い…。
    ジャイが暮らすインドの貧困地区で、同級生をはじめ、子どもたちが次々消えていく。
    親友2人と共に、彼らを探して奔走するジャイが愛おしい。
    本当に9歳の子が書いているんじゃ、というくらいに生き生きした子どもの生活に魅了された。
    しかし、そこにも貧困や宗教の争い、権力の腐敗といった社会問題が影を落としている。
    更に、ジャイは気づいていない女性差別も他の視点から語られ、層を成して展開されるのが上手い。
    終盤は辛い。
    でも現実はもっと辛いんだろう…。

  • 今とても評判のインド版少年探偵団の物語。インド小説というだけでも気になるけれど、ここ数年、子どもが主人公の翻訳作品が続出していること、そのどれもが、例外なく読んで後悔のない優れた作品であること、などの事情を考えるに、非英語圏諸国の小説も、英語版・日本語版翻訳へと推進力がついてきたのかもしれない。だとしたら読書の楽しみが隅々まで広がってくれて大変有難い。

     それにしても、今のインドと言えばコロナ。インド株の急激な拡大に国家的危機が拡散しているのではないかと恐怖を覚える現在。本書はその少し前の時代なのだが、コロナがなかろうと、インドのカーストの底辺にはこんなにも深い闇が広がっているのか驚きあきれる一冊になっている。

     一部の富裕層を支える多くの貧困層。その最底辺のスラムに生きる子どもたちの日々を、これほど具体的に描いた作品は、これまで読んだことがない。このスマホの時代におけるインドの貧困層のスラムの実態について、ぼくは読んだことも聴いたこともない。

     この本では9歳の男の子の、ほぼ純粋かつ多感な眼を通して、ぼくらは知ることができる。大人の眼ではなく、純粋で何でも好奇心に変えてしまう子どもから見る世界だからこそ、貧困層の最底辺の街でさえまるでドリームランドみたいに見えてくる。何もかもが子どもの眼には、好奇心を掻き立てる材料となる。子どもの生命力やたくましさに代われるものなんてこの世にはないんだ、と言わんばかりに。そう、主題は残酷であれ、読んでいてどこか救いのある小説なのである。

     とは言え、本書では「インドでは1日に180人の子どもが行方不明になる」という帯のキャッチフレーズが示す事実の怖さを含め、ぼくらは改めてインド・ノワールの現実にも踏み込むことになる。

     実は日本でも年間1,200人の子どもが行方不明になっているそうである。子どもに限らなければ年間8万人が姿を消しているそうである。某プロ野球コーチが行方不明になって騒がれたような最近の事件は、ほんの8万分の1の例にしか過ぎないわけだ。

     日本では毎日3~4人の子供が、インドでは毎日180人の子供が行方不明になっているのだそうだ。これだけでも驚愕の数字だ。こうなるとこの小説で描かれた、姿を消してしまう子どもたちというのは全然架空の話でも何でもなく、当たり前の現実なのだ。でもそのことをぼくたちは知っているだろうか? いや、知らない。そういう過酷なリアルな現象に向き合って、地球規模で人間の環ということを考えることも大切なのではないだろうか。

     裏には当然犯罪組織の存在が考えられる。腎臓を取り出して売る? 性の奴隷として売る? 不要であれば殺し、ゴミ捨て場に投げ捨てる? それは眼をつぶりたくなるほど過酷な、しかし現実に想像可能な出来事だ。だから本書のような物語は必要なのだ。現実の投影。闘い究明すること。必要とされる魂を救済すること。

     本書での我らが少年探偵団を構成するのは、主人公のジャイとムスリムのファイズ、リーダーシップを感じさせる出来の良い少女パリ、あまり役に立たないが鼻と食欲だけは一人前の野良犬サモサ。こんな楽しい子ども世界のフィルターを通したインドの過酷、それに対する力強い生命力。ムスリムのファイズは、ヒンズーとの軋轢に晒されても不思議はないのだが、大人たちが持つヘイトを彼らは持たない。彼らの前には、人間を区別したり争わせたりする宗教的対立はただのクエスチョンマークに過ぎない。子どもたちの別れはとても切ない。

     読んでいるうちに悲しくも明るく、そして夢中になれた作品がまた一つ。子ども小説全盛の現在の世界的エンタメ・ブームは、何とも嬉しくたくましい。このまま子どもたちの感性でミステリも席捲してしまってほしいくらいである。

  • タイトルと表紙はかわいらしく、一見学生も読めそうな本、

    しかしインド社会の闇をテーマに取り扱った、バリバリの社会派小説。

    日本人からすると信じられないような、インドの子供達が直面するさまざま問題や堕落した警察事情が衝撃的。

  • ミステリーという枠ではないことだけはまず。
    インドのスラムに生きる子供視点で描かれる、リアリティーのある話。毎日180人もの子供が消えるインドの、日常とも言える話。ただただ悲しく、やるせない。
    日本に住んでいては想像もできないような生活がこの本には詰まっている。あとがきにもあったが、そういった問題提起としての意味合いが強い。ニュースで出る数字の裏には、人の顔がある。まさにそういうことなのだ。

    作品としては、子供視点なので思考、内容、セリフ回しに慣れるまではちょっと読みにくいかもしれない。最初からその姿勢でいけば問題ないだろう。

  • 子供視点で軽めに仕立ててあるけど、闇はかなり深そう。

  • 読み終えるのにとても時間を要した。
    インドの固有名詞などになかなか慣れないせいもあるかもしれない。
    内容は、少年(子供)たちが活躍する話しかと思ったら、なかなか重い、インドの社会問題を描いたものだった。
    インドという国に漠然と抱いていた印象以上に、現実は恐ろしいようだ。

  • 恵まれた多くの人間は、世の中の悲惨さと向き合う責任があると考えています。これは現代インドにおけるひとつの悲惨さが詰め込まれた一冊。
    自分の生活との乖離にこれが”現代”であることを認識するのが難しかった。
    大部分は九歳の少年の目から描かれているため全体的にはポップな印象だが、要所要所で純真だからこそ切れ味の鋭い訴えが読者の心をつかんで離さない。
    2021年度エドガー賞最優秀長編賞受賞作。

  • インドの少年探偵もので、インドの現実が散りばめてある。所々で出てくるヒンディー語は、ルビが振ってはあるものの、話が理解しにくくなる。

  • スラムに住む9歳の少年・ジャイ。クラスメイトが行方不明になる事件が起こり、彼は友人と探偵団を結成して調査に乗り出すことに。しかし次々に新たな失踪者が増え、殺伐とした空気になっていくスラム。当てにならない警察、ヒンドゥーとムスリムの争い、そして格差社会。どうしようもない暗く淀んだ社会の中で、それでも前向きに行動する少年の姿を描いたミステリ。
    少年探偵団もののようなどこかしらゆるくてほのぼのとした物語を思い描いていたら、まったく違いました。まず、インドのスラムの暮らしがひどい。衛生環境のひどさ、貧困、差別、何から何までまるで別世界です。そしてそのような貧困層の子供たちが行方不明になったところで、警察はまともに捜査もしてくれないという酷さ。日本では思いもよらないことだけれど、これが現実なのでしょうね。
    ただし、そんな環境で暮らすジャイたちが不幸なのかというと、決してそんなこともなく。彼にとってはそれが当たり前の環境で、楽しいことや幸せがきちんとあって、大切な人たちもいる。「可哀相に」という目で見てしまうのは失礼ですよね。とはいえ彼もいつかは自分の環境の過酷さと、違う世界との格差を知ってしまう時が来るのだろう、と思えば、とても切ない気はしました。
    物語自体は楽しいものではありません。随所に挿入された「この物語はきみの命を救うだろう」と冠された寓話のような断片が本当にわずかな救いとしか思えません。それでもジャイの視点から見た物語だからこそ、まだしも重くなりすぎずに済んでいるのかも。大人目線ではこれ、耐えられませんよ……。

  • インドのスラム街を舞台とした少年探偵ミステリー。インドのお話をきちんと読んだの初めてだったのですごい色々びっくりした。衛生状態めちゃくちゃ悪い。治安も悪い。とにかくひどい。このことを知れただけでも貴重な本

    9歳の少年ジャイの目線で物語が進むんだけど、合間に入る三人称の物語がキツい。訳者さんのあとがきでもあるけど、作者のジャーナリストとしての視線がすごい反映されていて読んでいて苦しくなる。
    でも、ジャイの視点は明るくて元気で、なんかまたそれがキツいよなぁ。
    いやぁ、すごい物語だわ。

  • ハヤカワミステリー文庫から出版されていること、エドガー賞の候補作、タイトル…それでもあえて先に言っておく重要な感想は、この小説は所謂ミステリー小説ではないってこと。そこを大きく期待してしまうと「で、オチは?」とのたまう無粋関西人のような感想を持ってしまうと思う。

    既定のジャンル枠にとらわれず、現代インドのスラムの闇も病みも汚れをも、子供目線で照らしつける小説とだけ頭の隅に置いて読めば、この本にどっぷり嵌れると思う。

    行方不明となった同級生を探す、無邪気な少年探偵団たちが次第に自信を失い、世界の無情にさらされ、ついには「僕はもう探偵じゃないから…」と言わせてしまう、なんともニヒルな成長譚。

    描かれる背景には、カースト制度、宗教対立、貧困格差、衛生問題。スラム街のトイレは共同で(駅じゃなく各戸にトイレがない)朝は行列ができ、その待ち時間に人々はスマホを観る。そんな今のインド風景のリアルさ。

    別世界のことだと思えるかも知れないが、日本だって1日に数人の子供が行方不明になっていて、トイレで飯を食う子がいたり、公衆トイレで不倫する芸能人の話題で視聴率が稼げる、そんな貧しさもすぐ目の前にある。もっと直視しないといけないと思う。

    スラムであっても、大人たちが暗い世情を嘆いても、物語の中の子供たちは明るくしたたかに生きている。それが救いで読める本作。日本にもこんな子供たちがいれば未来はきっと明るいんだろうけど…この国って少子やねんなぁ。

  • スラムで起こった子供の連続失踪事件の真相を追い求めるべくテレビの探偵の真似事をする9歳の男の子の目線でインドの暗部が描かれています。といっても主人公は常に活発で腕白で、生き生きとした物語。ジャーナリストとして長年インドの貧困層の子供をとりまく教育問題などを取材していたというインド出身の作者による作品です。ミステリーというより9歳の男の子の冒険譚と言った方が良く、謎解きやサスペンスを求める人には物足りないと思いますが、インドのリアルを描く書き物として素晴らしい一作。
    本筋とは関係ないが、多数の食べ物の名前が出てくる。画像検索しながら読み進めていったらインド料理屋に駆け込みたくなること間違いなし。

  • あとがきにあった作者が伝えたかったものは、子どもたちの日常描写からよく伝わってきた。宗教上の対立、リンチ、誘拐、貧困など社会の様々な問題が子どもの視点を通して語られる。元気でちょっと生意気な子どもたち自身も、ときに無意識に差別をしてしまっていることも。
    最終的にミステリーの謎が解けるのかと思っていたけど、解けないままなのが現実逃避をさせない感じだった。実際に警察が本気で捜査を全うするまで、毎日消える180人の子どもたちの行方はわからないままなんだと思う。
    最近は早川書房の海外文学を通して英米以外の国の人々を描いた作品に触れることで、自分が知らなかった世界について知ることができて勉強になってる。

  • 主人公の男の子ジャイは、インドの都市にある貧しい人々が集まって住む居留地で両親と姉と暮らしている。ある日、居留地の子供が行方不明になる。テレビドラマを見て名探偵に憧れているジャイは、友達といっしょに行方不明の子供を見つけ出そうとする。しかし次々と子供たちが突然行方不明となり、警察はろくに捜査もしてくれず人々は恐怖に怯えることしかできない。そんな中でとうとうジャイの身近な人物が行方不明となる。

    結末にとにかく暗澹とさせられるし、犯人が分かってすっきりともしない。何より主人公があまりに幼くて、とても”事件を調べて真実を追求している”とは言えない。次から次へ色々思いつくのだが、集中力が長続きしないで他のことに気を取られてしまうのだ。でもそこがとてもリアルだし、いつも好奇心でいっぱいの男の子の目に映る世界の描写が生き生きとしていて惹きつけられる。私には想像もつかないような悲惨な暮らしをしていても、ジャイにはそこが通常の世界だし楽しいことも悲しいこともある日常であることが伝わってくる。
    ミステリとして読むべき本ではないが、とても印象に残った。

  • 煮え切らない結末と、澱むようなスラムの中で日々を生きる少年少女たちの物語。

  • うわ しんどい 

  • 平積みにされていたのでなんとなく手に取りました。
    主人公が本当に8歳だか9歳の子供の思考と言動で、作者さんすごいなって思いました。子供特有の、テレビのまねっこやら、自分の周囲の狭い世界の中で容疑者を特定したりとか、大人たちの噂話を何も考えずに口に出しちゃったりとか、移り気で一つの事に集中できないところとか、子供ってそうだよねぇというのを大人が書けるのがすごいな、と読んでいて思いました。その分、きちんとした捜査が出来るはずもないのでお話は遅々として進まないんですけどね(笑)

    インドでは毎日約180人の子供が行方不明になる、と帯に書かれてましたが、犯罪に巻き込まれて命を落とす子も多いんだろうなぁ。貧民層の子供の事件など警察はきちんとした捜査もしない、というのもつらい。実際、そうなんだろうなぁ。
    そして文中に挟まれる子供の主張が、大人の理不尽や世界の不条理を指摘していて、いちいち頷ける感じでつらい。親からの暴力や、弟妹の面倒やら、家事の手伝いやら。保護が無いと生活できない分子供って辛いなって改めて思いました。
    色々重たいテーマなのですが、主人公は基本的に能天気で明るいので救われる感じでした。

  • インドのスラム街に住む、刑事ドラマ好きの少年ジャイ。
    ジャイのクラスメートの失踪から始まる子供たちの連続失踪事件。事件は、終始、少年の目線で語られる。
    そこで、明らかになる、学校の無関心(ことなかれ主義)、賄賂を要求する警察、持つ者と持たざる者の分断、宗教と差別。
    インド社会の歪みとそこに潜む闇の深さに衝撃を受ける。

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