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Amazon.co.jp ・本 (208ページ) / ISBN・EAN: 9784152002617
感想・レビュー・書評
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#896「死の色はみな同じ」
「墓に唾をかけろ」に続く、ヴィアンが「ヴァーノン・サリヴァン」名義ででつちあげたバイオレンス小説であります。前作同様人種差別(黒人差別)を前面に出してゐます。
主人公ダンは、外見は白人ながら四分の一黒人の血が混つてをり、それを隠してゐます。しかし完全に黒人である異母兄リチャードの出現に怯え、関係を断ちたいと思ひながら、異母兄はそれを見越して強請り行為をしてゐます。
そして遂にリチャードを殺害するダンですが、自らの出自について、意外な事実が発覚するのでした......
ジャズを愛し黒人文化に精通したヴィアンならではのエンタメに、当時フランスでは余り知られてゐなかつたアメリカ文化を紹介する側面も。やや雑で粗削りな小説ですが、当時のフランス人がアメリカを如何なる視線で見つめてゐたかが窺へました。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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