いさましいちびのトースター (海外SFノヴェルズ)

トマス・M.ディッシュ 浅倉久志

• 早川書房 (1987年12月11日発売)

感想・レビュー・書評

[ぽんきちさんの感想 · 2009年11月30日]

文庫版を紹介されていたPipoさんの感想を読んで図書館で借りてみました。別荘に忘れ去られた電化製品5人組がご主人様がどうしているのか見に行こうと町に出かけるシュールな旅物語。いや、これ、ＳＦなのか！？　ＳＦって守備範囲広いのね。電化製品だけに理性的であるとかセクシャルな話はまったくわからないとか小技が効いていて結構笑えます。そうそう、アメリカ製の昔の掃除機ってでっかくて音が大きいんだよなぁ。何だかちょっと『オズの魔法使い』や『ブレーメンの音楽隊』を思い出させる楽しい小品。第二作ではどうやらトースターが火星に行くらしい。火星でパン焼くのか！？

[158さんの感想 · 2022年1月7日]

持ち主に置いていかれた電気器具たちが持ち主の元へ向かう冒険物語。わくわくしながら読みました。おもしろかった。トースターほか旅の仲間の電気器具たちがいじましく可愛かった。物は大切にしなくちゃと思う。ハッピーエンドなラストもよかった。挿絵も可愛くて素敵でした。

[nekokichi2009さんの感想 · 1999年9月29日]

99mmdd以前読了