ベツレヘムの星

  • 早川書房 (1977年1月19日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (128ページ) / ISBN・EAN: 9784152031372

感想・レビュー・書評

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  • クリスマス用につくられたギフトブックという風習がありこれはそういうものだ、との解説。有名なものにディケンズの「クリスマス・キャロル」。

    これもキリスト教の信仰に裏打ちされた短編物語集。なかでも「水上バス」がとてもよかった。

    子供2人は独立している未亡人のハーグリーヴス。今や1人暮らしだが人間嫌いで、それゆえ対人では遠慮がち。列に割り込まれても何にも言わず、家政婦の愚痴にもやりすごす。ただ冷たい人間ではなく逆で思いやりはあるのだが、濃厚な関係を結ぶのが面倒くさいと思っている。そんな人間関係の面倒から逃れたくてテムズ川の「水上バス」に乗る。そこではまったく1人で、全てから解放され1人ってなんて素晴らしいんだろうと思うのだが、客の1人の素晴らしいマントの肌触りにそっと触れ、その解放感の満足感から逆に人間を見つめ直し、人に対して別な角度でもって暖かい関係を気付くきっかけになる、という話。客はキリスト関係の使徒だったようで、彼女の乗った一瞬バスにいた者、という設定。ハーグリ^ブス婦人の心情が手に取るように実感された。クリスティの深い人間観察に脱帽。

    1965発表
    198311.30第4版 図書館

  • クリスマスもアガサ・クリスティにかかると、こんなお話になってしまうのか。

  • この本は日本だと
    あまりなじみのないものになりそうですね。
    ただし、信仰しているものが
    キリスト教ならば楽しむことができるでしょう。

    でも、心温まる
    詩集+ちょっとした小説であることは
    間違いはありません。
    面白いのは聖人方々が
    現実世界にいらっしゃる「いと高き昇進」です。
    一見すると非現実的な描写なので
    驚かれることでしょう。

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著者プロフィール

1890年、英国、デボン州生まれ。本名アガサ・メアリ・クラリッサ・ミラー。別名メアリ・ウェストマコット、アガサ・クリスティ・マローワン。1920年、アガサ・クリスティ名義で書いたエルキュール・ポアロ物の第一作「スタイルズ荘の怪事件」で作家デビュー。以後、長編ミステリ66冊、短編ミステリ156本、戯曲15本、ノンフィクションなど4冊、メアリ・ウェストマコット名義の普通小説6冊を上梓し、幅広い分野で長きに亘って活躍した。76年死去。

「2018年 『十人の小さなインディアン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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