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Amazon.co.jp ・本 (128ページ) / ISBN・EAN: 9784152031372
感想・レビュー・書評
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クリスマス用につくられたギフトブックという風習がありこれはそういうものだ、との解説。有名なものにディケンズの「クリスマス・キャロル」。
これもキリスト教の信仰に裏打ちされた短編物語集。なかでも「水上バス」がとてもよかった。
子供2人は独立している未亡人のハーグリーヴス。今や1人暮らしだが人間嫌いで、それゆえ対人では遠慮がち。列に割り込まれても何にも言わず、家政婦の愚痴にもやりすごす。ただ冷たい人間ではなく逆で思いやりはあるのだが、濃厚な関係を結ぶのが面倒くさいと思っている。そんな人間関係の面倒から逃れたくてテムズ川の「水上バス」に乗る。そこではまったく1人で、全てから解放され1人ってなんて素晴らしいんだろうと思うのだが、客の1人の素晴らしいマントの肌触りにそっと触れ、その解放感の満足感から逆に人間を見つめ直し、人に対して別な角度でもって暖かい関係を気付くきっかけになる、という話。客はキリスト関係の使徒だったようで、彼女の乗った一瞬バスにいた者、という設定。ハーグリ^ブス婦人の心情が手に取るように実感された。クリスティの深い人間観察に脱帽。
1965発表
198311.30第4版 図書館詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
クリスマスもアガサ・クリスティにかかると、こんなお話になってしまうのか。
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この本は日本だと
あまりなじみのないものになりそうですね。
ただし、信仰しているものが
キリスト教ならば楽しむことができるでしょう。
でも、心温まる
詩集+ちょっとした小説であることは
間違いはありません。
面白いのは聖人方々が
現実世界にいらっしゃる「いと高き昇進」です。
一見すると非現実的な描写なので
驚かれることでしょう。
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