銀の三角

萩尾望都

• 早川書房 (1982年8月6日発売)

感想・レビュー・書評

[kumaumeさんの感想 · 2013年2月10日]

最初に読んだのがもう30年前で受験生だったのをよく覚えている。
小手先だけのSFは色褪せるが、本物は、全くそうならないのだなあと。

[亞綺羅さんの感想 · 2010年12月11日]

知人から借りて。
神話的SF作品。
神話、輪廻、再生技術、未来、過去――それらが入り混じり物語を奏でる。
初見だけでは何が原因で、何が起こったか良く解らなかったが、何度も読み返すうち、その入れ子のような世界に惹き込まれてしまう。
『ポーの一族』のイメージが強かったので、SF作品を描かれていたとは意外だった。
天野喜孝を思い出させる線の細い長髪の美丈夫らの耽美世界にも酔いしれる。

[Kさんの感想 · 2007年12月26日]

SF 長篇。難解で思わず立て続けに3回讀んだ。同じく連続3回讀んだ夢野久作のドグラマグラと勝手にリンクしてしまうのは、全く当方の個人的事情ですｗ

著者プロフィール

漫画家。1976年『ポーの一族』『11人いる！』で小学館漫画賞、2006年『バルバラ異界』で日本ＳＦ大賞、2012年に少女漫画家として初の紫綬褒章、2017年朝日賞など受賞歴多数。

「2022年 『百億の昼と千億の夜　完全版』 で使われていた紹介文から引用しています。」