ストロベリー・ロード 下

  • 早川書房 (1988年4月28日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (296ページ) / ISBN・EAN: 9784152033512

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  • 石川好のアメリカでの生活を描いたノンフィクション。兄がカリフォルニアでいちご農家で働いているところに頼って行った弟の好。周りの日系人やメキシコ人の生活やアメリカとの向き合い方、サンフランシスコで新たに出会った日本人女性との付き合い。兄の白人女性との結婚。移民にとってアメリカとはどうゆうものかの考察も混ぜて物語は進んでいく。
    時代は60-70年代でちょっと昔だが、アメリカに住む日本人の感覚は変わらないように思う。ちなみに私は90年代、2000代に滞在していたがすごく共感が持てた。

  • 著者自身の体験を基にしたノンフィクション作品で、大宅壮一ノンフィクション賞を受賞し、​1991年には映画化もされています。

    舞台は日本が戦争に負け高度成長期に突入する直前の1960年代のカリフォルニア。そこでアメリカンドリームを追い求める日本人兄弟の姿を描いています。​

    好の兄は、出稼ぎのためアメリカに渡り、日雇い労働者を経て、イチゴ農園業に従事。弟の好をそこに日本から呼び寄せ、共にイチゴ農園で働きます。イチゴ農園の経営者を目指す兄、アメリカでもう一度学校に通う好。​彼らはさまざまな困難に直面しながらも、アメリカという国の一員になっていきます。

    大枠のテーマとしては以下だと思います。
    ・理想と現実の狭間で生きる移民たちの姿
    ・移民として直面する官僚的な障害
    ・家族や日本人の絆
    ・人種差別
    ・アメリカ人になるということ

    これらを労働や学校での日常を通じてリアルに描かれ、とても考えさせられました。そして苦悩の先にある成長、家族の絆にとても共感しました。

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著者プロフィール

1947 年東京都大島町生まれ。慶應義塾大学法学部卒業。
89 年『ストロベリー・ロード』で第20回大宅壮一ノンフィクション賞。
新日中友好21世紀委員会委員、
秋田公立美術工芸短期大学学長などを歴任。
主な著書に『60 年代って何?』(岩波書店)、
『中国という難問 生活人新書』(日本放送出版協会)、
『漫画家たちの「8・15」 中国で日本人の戦争体験を語る』
(潮出版社)ほか多数。

「2015年 『漫画家たちのマンガ外交』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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