スペンサーを見る事典: イラストで読む私立探偵スペンサーの世界

著者 : 花房孝典

• 早川書房 (1990年5月1日発売)

作品紹介・あらすじ

スペンサー、ホーク、そしてスーザンの実像が今、ついにファンの前にその全貌を現わす。フル・イラストで紹介する、スペンサーの世界を知るための百科事典。

感想・レビュー・書評

[fattycatloverさんの感想 · 2023年6月4日]

「虚空」の巻末で見かけたので。

あまり考えずに読み始めてしまったが、それで良かったのか。
本に描かれた人物や風景を視覚的に具体化することが苦手な割には、
イラストや表紙に描かれたり、
映画化されたり、コミカライズされることに抵抗がある。
といっても、指輪物語レゴラス役のオーランド・ブルームに異論がある訳ではない。

スペンサーシリーズの表紙を描いていたイラストレーターが、
ボストンに取材に行って、著者に会って、
ボストンの街角や登場人物やそのファッションを
ふんだんなイラストで解説した本だった。

なので、見てしまった、というのが最初の感想だった。
思っていたのとは違うイラストだった人もいれば、
想像通りの人もいたし、
あまりよく覚えていなかった人もいれば、
覚えていたけど容姿を考えていなかった人もいた。
想像通りだったのはホークかな。

「プレイメイツ」の後に出された本だったために、
ポールが最近で登場していないと書かれていたが、
いやいやその後も登場してる、とつっこんだり、
スーザンお気に入りの高級百貨店「ニーマン・マーカス」は、
何年か前に経営破綻した、と感慨深くなったりと面白かった。

「晩秋」で登場した愛犬パールを、のせてあげたかったな。

[「書肆玉一」さんの感想 · 2009年2月22日]

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