五番目のサリー

  • 早川書房
3.43
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本棚登録 : 456
感想 : 40
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  • Amazon.co.jp ・本 (429ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784152034762

作品紹介・あらすじ

茶色の目と髪、いつも地味な服を着ているサリー・ポーターは、ニューヨークで働くごく平凡なウエイトレス。だが、彼女には人に言えない悩みがあった。子供のときから、ときどき記憶喪失におちいるのである。それが原因で仕事も長続きせず、結婚も破局をむかえた。じつはサリーの心のなかには、あと四つの人格がすんでいたのだ-。サリーに起こったことはなんでも知っているブロンドで青い目の楽天家デリー、長い黒髪の教養あふれる画家のノラ、赤毛でいつも厚化粧、歌やダンスが得意で女優志望のベラ、すべての男を憎んでいる乱暴者、黒い服しか着ないジンクス。サリーは自分に耐えられない事件にでくわすと、無意識のうちにこの四つの人格にスイッチしてしまう。それがサリーの記憶喪失の原因だったのだ。ある事件のため、病院に運びこまれたサリーは長年にわたる記憶喪失の悩みをついにうちあけ、精神科医ロジャーの治療を受けるのだが…。ネビュラ賞受賞作『アルジューノンに花束を』であらゆる読者を魅了したキイスが、五重人格のサリー・ポーターの心の軌跡を鮮やかに描く傑作長篇。

感想・レビュー・書評

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  • おもしろいお話でした。

  • 物性研の所内者、柏地区共通事務センター職員の方のみ借りることができます。
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  • ダニエル・キイス。多重人格の女性がそのことを自覚し、治療していく話。それぞれの人格がなぜ生まれたのかを認識しひとつひとつ融合していく。
    思っていたよもテンポよく次から次へと融合して行きのでスラスラ読める。一番手こずりそうなジンクスでさえあっさり融合に同意してので拍子抜けした。全てが終わった第5のサリーが誕生して終わるので、融合して本当に幸せなのかは分からず、余韻もなく終わった感じがした

  • ダニエル・キイスの小説

  • 茶色の目と髪、いつも地味な服を着ているサリー・ポーターは、ニューヨークで働くごく平凡なウエイトレス。だが、彼女には人に言えない悩みがあった。子供のときから、ときどき記憶喪失におちいるのである。それが原因で仕事も長続きせず、結婚も破局をむかえた。じつはサリーの心のなかには、あと四つの人格がすんでいたのだ―。サリーに起こったことはなんでも知っているブロンドで青い目の楽天家デリー、長い黒髪の教養あふれる画家のノラ、赤毛でいつも厚化粧、歌やダンスが得意で女優志望のベラ、すべての男を憎んでいる乱暴者、黒い服しか着ないジンクス。サリーは自分に耐えられない事件にでくわすと、無意識のうちにこの四つの人格にスイッチしてしまう。それがサリーの記憶喪失の原因だったのだ。ある事件のため、病院に運びこまれたサリーは長年にわたる記憶喪失の悩みをついにうちあけ、精神科医ロジャーの治療を受けるのだが…。ネビュラ賞受賞作『アルジューノンに花束を』であらゆる読者を魅了したキイスが、五重人格のサリー・ポーターの心の軌跡を鮮やかに描く傑作長篇。

  • ビリーミリガンよりもこっちの方を先に読むべきだと思う。小説なので裁判関係の話題がなく頭からケツまで主人公の精神描写にのめりこめる。

  • この作品は、多重人格を主題にしたミステリー小説になっています。

  • 多重人格を扱った話であるが、私はこれを読み、彼女達五人すべてに共感した。それは何故かと鑑みると、人は困難や苦痛に直面したときに誰しもそれを乗り越える為に、違う顔を持つ自分を心のなかで想像し、彼彼女ならどうするかと思考して乗り越えようとするものではないかと思うからである。この後の五番目のサリーの前途が気になる。

  • '97.5読了。

  • 多重人格者の物語を読むのは初めてである。サリーが本当の人格であるが、他の4人の人格に支配され、度々記憶を失う事に恐怖を覚える。

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