24人のビリー・ミリガン―ある多重人格者の記録〈上〉

制作 : Daniel Keyes  堀内 静子 
  • 早川書房
3.58
  • (78)
  • (127)
  • (242)
  • (12)
  • (1)
本棚登録 : 882
レビュー : 87
  • Amazon.co.jp ・本 (327ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784152035257

作品紹介・あらすじ

1977年、アメリカ、オハイオ州で、連続強姦事件の容疑者としてビリー・ミリガンという青年が逮捕された。しかし彼には犯行の記憶がまったくなかった。実は彼の内部には、ビリー本人を含め、何と24もの人格が存在していたのだ。性格だけでなく、知能、年齢、国籍、性別さえ異なると称するこれらの人格たち。彼らはなぜ生まれたのか。一貫した意識を奪われ、何度も自殺を試みるほど精神的に追いつめられたビリーは、どのように混乱をのりこえていくのか。そして裁判のゆくえは…。脳に障害をもつ青年を主人公にした『アルジャーノンに花束を』で圧倒的な支持を得たダニエル・キイスが、多重人格という驚異の世界を描いた傑作ノンフィクション。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • アルジャーノンに花束を、に感動してこちらの作品もよんでみることに。伏せんが所々あり、だんだん話を掘り下げて行くなかで回収されていく。ミステリー、ホラー、好奇心を刺激する物語として面白く読めた。
    現実には、犯罪者を精神病で擁護するのは被害者・遺族感情からしたら糾弾すべきことであるが…。
    最初の人格が養父からの性的虐待よりずっと前から現れているのは、もともと先天的に脳に異常があり、そこから次々と都合に応じて23の人格ができていったのか。
    しかし養父いわく、虐待はしておらずビリーは嘘つきな子だった、と。…一人一人の人格の設定を作り上げているのだとしたら、性的虐待もその設定のひとつであると考えられなくもない…。その真偽は不明だが、それを別にしても、IQ、脳波などの裏付けは彼が彼だけで造られていないと物語っている。
    更に、ロシア人訛りの英語とか、違う言語で手紙を書くとか、サヴァン症候群の一種ではないだろうか?よりドラマチックに演じられるだけの天才的な頭脳だということはいうまでもない。口絵の彼らの肖像画も奇妙。

  • 一度読みかけて放置してたのを日本の心理学者が著書の中で「ダニエル・キイスもミリガンには騙された」といっているのを見かけて再トライ。とりあえず、その心理学者が本人を診てもいないのに嘘吐き扱いしたのは大きな間違いだなと再認した。

  • 人格が分離していく多重人格症は、
    幼い時に受けた性的虐待が強い要因となる。
    24にも分離しているミリガンは
    相当過酷な虐待があったと推察される。
    子育てをしているすべての人に警告書になる。
    性的虐待は絶対にいけない。殺人に等しい。

    • SSSさん
      大学の時に読んだ記憶があります。

      1回の出来事でも、一生引きずって

      しまう。。。

      絶対にいけないと思います。

      大学の時に読んだ記憶があります。

      1回の出来事でも、一生引きずって

      しまう。。。

      絶対にいけないと思います。

      2010/03/04
  • 『24人のビリー・ミリガン』上下巻
    『ビリー・ミリガンと23の棺』上下巻

    4冊 一気読み。

    ここまで引き込まれてページを捲る手が止まらなかった本は他にない。ノンフィクションの醍醐味が詰まってる。

  • アメリカで起きた事件を著者が、事件の犯人であるビリー・ミリガンを取材して書かれたものです。全二巻

  • ・「人格たち」ではないんです。彼らは人間なんです。
    ・その週はずっと統合と分裂を繰り返していたが、統合されている時間が次第に長くなるようだった。
    7月14日にはほぼ一日中統合された状態が続き、落ち着いていた。
    日が経つにつれて部分的な統合状態が続いたが、それもつかの間、コントロールができなくなった。
    ・裁判の前にまた分裂。
    ・よくなりたいと思わなくちゃダメだよ。
    ・人格じゃなくて「人々」です。
    ・トミーの風景画は売れ行きが良かった。アレンの肖像画やダニーの静物画よりも。

  • '95.5に同僚から借りて読了。

  • 多重人格に興味があったので、大学の頃読んだ。
    ほんとにぜんぜん違う人やん!この人たちおらんくなるのん!?と衝撃があった記憶が。

  • 当時、多重人格という解離性障害があることを知らしめた本。写真に驚く。世界まる見えで、本人の人格が変わるところが放映された。

  • この本を読んで、全ての結果には原因があることがわかった。
    精神病になってから誰にも言えず、一人で苦しんで過ごしていた主人公は、とてもつらかったと思う。
    結果的に事件を起こしてしまったが、正常な生活をするためにはサポートが必要だと感じた。

全87件中 1 - 10件を表示

24人のビリー・ミリガン―ある多重人格者の記録〈上〉のその他の作品

ダニエル・キイスの作品

24人のビリー・ミリガン―ある多重人格者の記録〈上〉を本棚に登録しているひと

ツイートする