- Amazon.co.jp ・本 (441ページ)
- / ISBN・EAN: 9784152035530
感想・レビュー・書評
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再読
矢野実に20年間私の本棚にあったわけか。
硬質で緻密な中に「萌え」が覗く高村薫の合田刑事シリーズ第1作。
結局、水沢の、マークスの物語というのはわからないまま。
合田刑事や、水沢や、エリート山岳会それぞれを絡めながら
圧倒的に印象に残るのは「山」の描写。
山が主役の山小説。人は何故、山に登るのか。
合田がその事に想いを巡らす下り。
わからない筈なのにわかるような気にさせる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
私には難解でした・・・。
登場人物多し。
図書館で借りましたが、二度延長しやっと読了。
面白くないわけではありません。
面白くなかったら挫折してたと思うので。
WOWOWのドラマ版は評判が良かったようですね。
見逃した。またやらないかなぁ。 -
再々読。繰り返して読むうちに感じ方が変わる。
今回は真知子の心情が理解できた気がする
真知子の中にも暗い山があったのだろう。 -
2016_07_15-0070
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直木賞受賞作にて合田シリーズの第一作。
私は先に「レディ・ジョーカー」を先に読んでしまったため、なかなか手が出しにくかったのですがようやく読めました。
しかし相変わらず文章と内容が重い。面白いのですが。主人公合田が出てくるのも遅いし。それも表現法の一つでしょうか。読むのがしんどかったです。 -
高村作品、なかなか入り込めない。
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前半の濃密な描写、特に山や警察の人間模様、犯人と看護婦の関係の描写も良かった。でも後半いよいよ真相が判明するというあたりで、息切れ?もっと犯人と林原の精神の暗部とか描いて欲しかった。ちょっと惜しい作品だった。
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2015年11月12日読了。
どんな頭してたらこんな話を書けるんだろう・・・。 -
髙村さんの文章は硬いとよく聞いてたのでいつも読むのに躊躇してたけど、なんとかやっと読むことができました。じっくりと前半を読み進めれば、後半から一気に話の展開に引き込まれページが止まらなくなりました。最後の場面はとっても印象に残ります。
色々気になる部分があるので文庫版の方も読むべきなのかな?両方読んで補完するものなのか。機会があったら文庫の方も読んでみたいです。