ジュラシック・パーク 上

  • 早川書房 (1991年6月19日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784152077141

感想・レビュー・書評

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  • ▼推薦科目/推薦者
    地球生物圏と人間/佐藤圭先生

    ▼推薦理由
    同作を原作とした映画は、世界で初めてCGを本格的に駆使した作品として映画界のマイルストーン的存在となっている。目の肥えた今の若い世代は当時のインパクトのことをもしかしたら理解できないかもしれないが、それでも本作が凡百のモンスターパニックと一線を画しているといえるポイントは、本作が(当時としては)最新鋭の生物学の知見をもとに緻密に構成されたSF作品であるという点にある。そしてこれが本作を推薦する理由だ。
    例えば小説版では、恐竜のDNAをどのように抽出・複製したのか、恐竜の個体数をどのように管理しているのか、といった点について、映画版より遥かに詳しく、図を交えつつ、詳しく説明が書かれている。一連の記述はさながら生物の教科書のようだ。もちろんその説明には正しい箇所とフィクションを交えている箇所が混在していて、特に肝心の恐竜像については今日否定されている描写も少なくはなかったりもするが、学問への入り口は、何よりワクワク感が大切だと思う。だから、そのあたりはまあご愛嬌という感じだ。そして、ジュラシックパーク執筆当時夢物語だった化石DNAの研究は、今日目覚ましく発展を遂げている。つまり今まさに大学生のみなさんであれば、ジュラシックパーク、とまではいかないだろうが、それに近いことが大学で研究できるような時代なのだ。そんなことを想像しながら、この本を読んでみるのはいかがでしょう。

    ▼金沢大学附属図書館の所蔵情報
    http://www1.lib.kanazawa-u.ac.jp/recordID/catalog.bib/BN06557927

  • 映画は何度も見たが原作ははじめて。
    かなり省略された箇所があるのが分かった。
    子供も兄妹で、妹の方とハモンドが何度かイライラさせられた。
    パークに着くまで半ページもかかって長かった。

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著者プロフィール

1956年生まれ。早稲田大学政経学部卒。英米文学翻訳家。訳書にクライトン『ジュラシック・パーク』、シモンズ〈ハイペリオン〉四部作、ブリン〈知性化〉シリーズ、マーティン〈一千世界〉〈氷と炎の歌〉シリーズ(以上早川書房)、シェフィールド『マッカンドルー航宙記』(東京創元社)などがある。

「2016年 『宇宙探偵マグナス・リドルフ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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