ふたりの証拠 (Hayakawa Novels)

制作 : 堀 茂樹 
  • 早川書房
3.83
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本棚登録 : 431
レビュー : 56
  • Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784152077295

作品紹介・あらすじ

戦争は終わった。だが、見るも美しい青年に成長した主人公の闘いはこれからだった…。前作を凌ぐ驚天動地の続篇、ついに登場。

感想・レビュー・書評

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  • 再読、確か三度目。
    何度読んでも新鮮。
    終わったはずの戦争の影は消えることなく町に残り、その中で縫い合わされていくキルトのようなエピソードの集合体から目が離せない。
    ラストは圧巻。

  • これも傑作

  • はやく三作目が読みたい

  • アゴタ・クリストフ 25年ぶりの再読祭。一気に行く。「悪童日記」はあえてラストにする。

  • “「すべての人間は一冊の本を書くために生まれたのであって、ほかにはどんな目的もないんだ。天才的な本であろうと、凡庸な本であろうと、そんなことは大した問題じゃない。けれども、何も書かなければ、人は無為に生きたことになる。地上を通り過ぎただけで痕跡を残さずに終わるのだから。」”(P.127)

    “「ぐっすり眠れ、マティアス。それからね、自分にあまりに辛いこと、あまりに悲しいことがあって、しかもそれを誰にも話したくない時には、書くといい。助けになると思うよ」”(P.158)


    これらはそのまま著者自身の希求だと思う。書かなければ生きていられないひとの文章はすごみがある。

  • 悪童日記の続編。相変わらず、行動で内面を描く渇いた描写がビンビン響く。読後いろいろと考えたいとこだけど、我慢できずに第三弾へ手を伸ばす。

  • 「悪童日記」の続編です。
    前作では無名だった双子の"ぼくら"は、今作ではそれぞれ名前を与えられています。にもかかわらず、最後まで読み終えた時に、双子は本当に双子だったのか、1人の人間が確かに存在するとはどういうことなのか。深く考えさせられる作品でした。

  • なんだろ、このノスタルジー。夢に出てきそうな涙溢れる感じ。日本には決してないダークな大陸的な匂いがした。

  • 第一作ほどのインパクトはなかった。次に期待。

  • 独特で刺激的な文章で惹きつけられた一作目から、少し読み易くなった一方で、主人公の複雑な心理描写を他の登場人物の言葉によって表現し、別の意味で惹きつけられた。

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著者プロフィール

1935年オーストリアとの国境に近い、ハンガリーの村に生まれる。1956年ハンガリー動乱の折、乳飲み子を抱いて夫と共に祖国を脱出、難民としてスイスに亡命する。スイスのヌーシャテル州(フランス語圏)に定住し、時計工場で働きながらフランス語を習得する。みずから持ち込んだ原稿がパリの大手出版社スイユで歓迎され、1986年『悪童日記』でデビュー。意外性のある独創的な傑作だと一躍脚光を浴び、40以上の言語に訳されて世界的大ベストセラーとなった。つづく『ふたりの証拠』『第三の嘘』で三部作を完結させる。作品は他に『昨日』、戯曲集『怪物』『伝染病』『どちらでもいい』など。2011年没。

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