大人のための心理童話 心の危機に処方する16の物語 (上)

  • 早川書房 (1995年7月20日発売)
3.28
  • (1)
  • (8)
  • (13)
  • (3)
  • (0)
本棚登録 : 103
感想 : 8
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (160ページ) / ISBN・EAN: 9784152079343

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 中年になると、
    ・男は少年時代の夢と現実の差に失望
    ・女は伝統的抑圧から解放
    ・独身女性の方が既婚女性よりも満足度高く、長生き
    ・伝統的性役割を演じていない夫婦の方が、幸福度が高い
    ・多くの中年女性は、職場復帰により仕事で成功を収める。
    ・人は中年で、力と親密な人間関係の両方を会得しなくてはならない。中年で全員が役割逆転するわけでない。加齢における唯一の規則は、年月とともに全員がより個性的になっていくということだけ。
    ・中年童話は女性の狡猾さを称賛している。実際、女性が父権社会でアイデンティティを保ち、無傷でいるためには、狡猾になるしかない。
    ・男たちは女性の成長に不可欠な敵。男が自分の欲求を満たしてくれるという希望を捨てることで、女たちは自分の足で歩き始め、眠っていた自分の力や才能を発見する。


    女として今後人生を重ねていくことが楽しみになってきた。

  • この本読んだ。面白かった。
    原題は"Once upon a Midlife"だから、中年以降に読むのがオススメ。
    中年っていつか?ユングは40を「人生の正午」と呼んだそうだけど、まさにそのとき。あるいはそれを経て。
    これまで築き上げてきた人生になぜか満足いかなくなって、突き動かされるようになにかをもとめた、そんな体験をしている/した方に。

    精神分析(エリクソンやロールシャッハ・テストを含む)とユングについて、基礎的な知識はあった方がより深く読めるかな。
    サラッと書いてあるけど、なかなか。

  • 大人のための・・・とタイトルですが、中年のための心理童話です。
    子どものための童話ならラストはめでたし。めでたし。
    一番幸せな所でお話は終わる。
    そして大人のための童話というとちょっと色っぽい話も入ったり残虐だったり皮肉なラストだったりするけど、この本はそのどれでもない。
    どちらかと言うと地味な話で淡々としたラスト。
    最高に幸せな結末でなくても主人公たちはそれを受け止めている。
    そしてその童話を心理的な見地でひとつひとつ後から解説しています。
    実はこの物語のこの登場人物は心理学的にみるとこういう存在なのだ。
    そしてこの物語はこういう事を言っているのだ。
    という事が描かれてあり、童話というより中年のための心理学の本としての意味合いが強い本です。

    個人的には心理学的な話は「なるほどね~」くらいで、興味深かったのはその中で紹介されたちょっとした話でした。
    例えば「5」という数字は中年の童話には度々登場する特有な数字である。
    それは「5」が超過を表しているからだとか。
    南西部のアメリカ・インディアンの間では成熟した女性は「男の心をもった女」と呼ばれているとか。
    どの男の子も百人の悪魔といっしょに生まれてきて、どの女の子も百人の天使といっしょに生まれてくる。1年ごとに男の子と女の子は悪魔と天使を一人ずつ交換していき、百歳まで生きたら男は百人の天使をもち、女は百人の悪魔を持つことになるとか。
    そういう話が面白いと思いました。

  • これから親になるにあたり、もう一度読み返してもいいかも。

  • 家にあったから読んでみたが、大人になるってこういうことなのかな、っと考えさせられる一冊だった。

    人間の寿命のはなしは、なるほど、と感心してしまった。

  • 青年童話と中年童話があるらしい。

    青年童話は、一般の童話。王子様が敵を倒し、お姫様を助け出すようなもの。青年が自分の道を探していくため等のもの。理想や夢想を追う。

    中年童話は、多分、いわゆる「ミドルエイジクライシス」のためのもの。
    現実の世界は御伽噺ではないことを悟り、無謀な理想を追うことをやめて、地道な労働・努力を促すもの。

  • 大人のための心理童話というだけあって、中年や老年向けに童話を引き合いに出しながら精神分析的な考え方を提案している。
    高校生の時に読んだ本だが、今読み直すと見方が変わっていることに驚く。

  • 子供が読んでも面白いですよ〜

全8件中 1 - 8件を表示

アラン・B.チネンの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×