タイガーと呼ばれた子 愛に飢えたある少女の物語

  • 早川書房 (1996年9月20日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (400ページ) / ISBN・EAN: 9784152080325

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

この作品は、深い闇を抱えた子どもたちの心の葛藤や成長を描いており、読者に多くの気づきをもたらします。続編として、主人公シーラのその後が描かれ、彼女がどのように困難を乗り越えていくのかが描写されています...

感想・レビュー・書評

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  • 高校生の時に何度も読んだ「シーラという子」の続編。

    歳のせいか、はたまたただ単に記憶力が極端に乏しいせいか(多分両方)、20年近く前に読んだので詳細には覚えていないが、当時トリイ•ヘイデンさんのこの「〜という子」シリーズは全て読んだ気がする。

    病みに病んでた当時、私なんか比じゃないくらいの闇の世界があるんだと、すごく色んなことを考えさせられながら読んだ記憶がある。

    親になった今、また全部読み返したいなと思う。

  • シーラという子の続編
    一気読みした覚えがある。

  • 何度めかにまた読んだ。
    トリイの本では子どもが良い方向に切り替わる箇所というのがある。そういう箇所は、ドラマでよくあるような名台詞だったり、感動的なシーンだったりするわけじゃないのが不思議だと思う。滅茶苦茶に暴れたり、大げんかしたり、自分は絶対に泣かないと言っていたのに泣いてしまった後だったりする。人間は不思議で面白く、生命力にみちている。

  • シーラのその後を書いた本作。
    とても多くの学びがあった。
    とてもいい作品だった。

  • 900-He-

  • シーラのその後が分かってスッキリ。
    コントロールされるのは嫌だね。
    忘れないとやってられないのも分かる。

  • 『シーラという子』の続編。
    シーラが成長し、トリイと再会する所から始まる。
    キツイ描写も多いが、最後はハッピーエンド。
    トリイ・ヘイデンらしい素晴らしいノンフィクション小説でした!

  • トリイ・ヘイデンは「檻のなかの子」「シーラという子」に続いて3冊目。まず著者の作品に思うのは、なぜこんなにも読みやすく回想録できるのかということ。普段から書くことが習慣だった様だが、それに意思疎通が難しい子供たちと触れ合う職業能力が読みやすさを一段上げるのに手伝っているのだろうか?なんて本書とは関係ない部分に日記すら取り留めもなくなってしまう自分は感心しきり。

  • 何でこんなにするする読めるのかな?訳がいいのかな。
    トリイ先生の素直なものいいに胸を打たれる。
    シーラもトリイも私だな、と。

  • タイガーと呼ばれた子
    愛に飢えたある少女の物語

    著者:トリイ・ヘイデン
    訳者:入江真佐子(いりえ まさこ)
    1996年9月30日 初版発行
    1998年7月15日34版発行
    発行所:株式会社早川書房

    4-15-208032-9
    C0098¥1845E

    書架整理のために手にした一冊 この本の前にシーラという子を読んでいる。

    カバーとびらより
    「あんたは自分があたしの人生を浴したと思っているんでしょ?・・・」・・・・7年ぶりに再会したシーラとトリイ。

    プロローグ
    シーラという子 を出版して以後 読者からの手紙で「その後どうなったの?」という質問が一番多かった。現実にはその編集者も含めその後のシーラに関して書かないほうがいい。読者の期待に沿える可能性は少ない上昇型の物語の結末として厳しいものになりすぎる。
    7年の時間が経過したシーラとトリイ。

    目次 なし

    5ヶ月間のかかわりの後、制度の変化でそのかかわりを継続できず、別の暮らしになったシーラとトリイ。
    同じ時間、同じ体験でも二人の感じ方、受け取り方は異なった。
    シーラは検査の結果わかった事実でIQ180以上。それで飛び級をしたり、家族は相変わらず薬漬けの状態。不安定のまま、母親に対しては諦めもあり飢えを感じることも緩やか。
    14歳のシーラは2級飛び級して16歳クラスで過ごす。
    薬中の父親と季節労働者たちが住まう地域で前よりは少しマシだけど相変わらず劣悪な環境にいる。父親は何度か収監され、その間里子に出されたりもしていた。
    トリイはシーラの進路として好きな分野に(大学進学)を進めた。奨学金をもらえば良いと進められるがシーラはマクドナルドで働くことを決め、その事をトリイに支持してもらう。

    エピローグには手紙が紹介され今のシーラは自分のアパートがありマイクという名の犬がいると書かれていた。

    訳者あとがきでは

    シーラという子 1980年に出版 トリイ処女作
    タイガーと呼ばれた子 1995年出版

    この15年の間に
    ●1981年 パットナム社 
    情緒障害のある余人の子どもたちとの交流をつづる
    ●1983年 
    親から見捨てられ、施設で育ったケヴィン(15歳)が話せるようになってから明かされた恐ろしい事実
    ●1988年
    情緒障害の生徒とその母親で精神的な問題を抱える人の作品。トリイのアメリカでの最後の教室となり、以後イギリスに渡る。
    ●1991年 幽霊のような子 恐怖を抱えた少女の物語(早川書房1998年)
    学校では一言も言葉を発することが無かった少女が語る日常はカルト信仰の犠牲にされているのではと思える恐ろしい話

    日本語訳になっているかは不明
    ある意味 特殊な環境におかれた人たちとのかかわりの専門家であるトリイが経験した事を(彼女のフィルターを通して感じた)事柄が書かれている実話なんだろうけど、それを世間が知ってどう変わったのかは不明。
    わかることは そういう事柄を知りたがる人がたくさんいて、商業ベースにはなったらしいって事。

    文字を追えたので評価は3

    1998年7月の日付の奥付がある
    著者は1951年5月21日モンタナ生まれ
    現在は夫と娘とともにスコットランドに住み執筆活動と農業をやって、児童心理学の研究も続けていると書かれている。 ウェールズからスコットランドに移ったんだね。

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    『シーラという子』の続篇。「あんたは自分があたしの人生をよくしたと思ってるんでしょ?あんたのおかげでよけい悪くなったんだよ。うんとうんと、何百万倍も悪くなったんだよ!」情緒障害児教室の教師をやめてセラピストとなった著者トリイが目の前にしているのは、髪を派手なオレンジ色に染めた14歳のパンク少女だった。八方手をつくして探し、7年ぶりにようやく再会したシーラは、かつてふたりのあいだに築いた信頼関係や教室での楽しかった日々などまったく憶えていないという。彼女が少しでも打ち解けてくれることを願い、夏休みの間だけ精神科クリニックで手伝いをしてくれるように誘った。やがてシーラの口から、まだ7歳にも満たないころから連日のように受けていた性的虐待の事実が明るみに…真の癒しを見出すまでのシーラとトリイの葛藤を描いた感動のノンフィクション。

  • シーラのその後の話。
    母親に捨てられた経験、父親の問題、里親による虐待。
    彼女の人生を想像すると、やり切れない気持ちを感じた。
    彼女のように、非常に困難な現実から逃れられない子どもがいることに胸が痛んだ。

    北カルフォルニアの経験が、その一部を手放すきっかけとなったのは、小さな、でも大きな幸いだと思った。

    上昇型の物語であったシーラという子と違って、読み進めるのは少々苦痛だった。
    小説というより、記録の要素があり、また私自身がトリィとシーラの行動、発言にイライラするもを感じたからだと思う。
    まるで、我が子ではない他所の子の行動にイライラする、余裕の無い他人のようだと、自分を顧みた。
    シーラのように我が子が夜の高速道路で打ち捨てられ、柵に捕まって震えていたら、と置き換えて想像すれば、シーラの困難の大きさも、トリィの粘り強さや愛情がどれほど深いかを理解出来る。

  • とにかくタイガーの幸せを祈ります。

  •  シーラは14歳になっていた、トリイは精神科クリニックに勤務している。シーラとの再会はトリイが思うほどに劇的なものではなく、どことなくよそよそいいものだった。シーラは夏休みの間だけ精神科クリニックを手伝うことになる、何ごともなく日々は過ぎるかに見えたのだが、事件は穏やかな日常を一変させる。『シーラという子』の続編の本書でもトリイ先生の苦悩はつづく。

  • 私はトリイがすごいとはあまり思わないしむしろ一緒に仕事するにはやっかいだろうなと思うぐらいだけど、
    シーラはすごいわ。
    トリイが支えているから、ということもあるのかもしれないけど、

    「受け入れて許して手放す」ことを自分の力で進んでいくのりこえていくシーラがすごい。
    人ってこんな力があるのか。

    たぶん、シーラは私と同い年ぐらいだと思う。
    この空の下のどこかで、幸せに過ごしていますように。

  • シーラ続編。
    変わりように驚いた。

  • 『シ-ラという子』の『シーラ』のその後

    母親に遺棄されたことが心の傷になり、このことから開放されないシーラの苦しみが中心に語られている。
    世の中には『シーラ』のような子どもがまだ大勢いると思うと、読了時深いため息が・・・・・。

    桂望実著『死日記』も是非、読んで欲しい。

  • 「手放す」。
    この言葉が一番印象に残った。

  • シーラという子の続編。

    「トリイはあたしを捨てたんだ!」
    シーラという子はとても感動して
    ハッピーエンドだと思っていた。
    でも、シーラの中では解決してなくて
    今もひどい状況であることにすごくショックをうけました。

    やっぱり教育って難しいです。
    どんなに担任がよかったって、
    生徒が成長したって、
    その後なんかわからない。
    でも目の前の生徒に全力であたっていくトリイに
    心うたれました。

  • 三葛館一般 936||HA

    保健看護学部 上田伊津代先生 『図書館報 みかづら』12 (2009)より
    『この1冊の本から、人が人を傷つける愚かさと、人が人を愛する素晴らしさを学ぶことができました。』

    和医大OPAC → http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=32590

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