あなたとワルツを踊りたい (ハヤカワ・ミステリワールド)

  • 早川書房 (1996年10月29日発売)
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本 ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784152080363

感想・レビュー・書評

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  • アイドルの追っかけの普通の女性とそのストーカー、追っかけられているアイドルと先輩俳優(これもストーカー)のドロドロな話です。ストーカーの心理がこれでもかというくらい繰り返されていて、とても恐ろしい、、、
    読んでいるとなんだか引き込まれるものはありますが(怖いもの見たさか)、でも読後感はゲッソリです。よくこんな話し書けるなぁ、、、
    この本は「サイコホラー」と言うことなので、そういう意味ではとてもテーマに合った内容なのかもしれません。

  • うん。

  • ストーカーと、アイドルの追っかけ、芸能界の裏側のドロドロ…をじっくり描く
    サイコホラー。

    読んでいる最中は、ほんとーに重い^^:
    1996年発行なので、ストーカーはまだ今ほど一般的じゃなかったと思うんだけど。さすが栗本薫^^ 読後感もめっちゃ重い…
    犯人の心理って、ほんとにこんな感じかも?って思いました。

  • 些細なきっかけから「変態」につけ狙われることになった主人公23歳の行く末は?アイドルを神聖視してしまって追っかけ回す人達と偏執狂もあまり違わないんじゃないかと栗本さんは言いたいのかい?それにしても……登場人物が幼い。日本の若者の精神は今はこんなもんなんだろうか?人生ゴムバンド説でいけば23歳なんてまだ未成年なんだろうけど、「お前らの人生大丈夫か?」と心配したくなる気持ちもわかる。アイドルのおっかけは高校生ぐらいの女の子のやるもんだと思っていた。暴走族だって私の時代には高校ぐらいで引退したもんだが?(マーケットの幅は移動しつつある……)<br><br>
    狂った奴に見初められてしまう恐怖は非常に現実的であり、それだけに恐ろしい。不幸にも見初められてしまったらどうしろというの?はづきの場合は電話番号変えるとか実家に帰るとかいろいろ手はあったと思うけれど、例えば親にばしっと言ってもらうとかは逆恨みされても困るんだよね。頭のおかしい奴って、そういうところが……。自分で勝手でやってることで体調崩しても「はづきのせい」と思ってしまうんだから怖い。そんなやつとは一生無縁でいたい。'97

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著者プロフィール

東京都生まれ。早大卒。江戸川乱歩賞、吉川英治文学新人賞受賞。中島梓の筆名で群像新人賞受賞。『魔界水滸伝』『グイン・サーガ』等著書多数。ミュージカルの脚本・演出等、各方面でも活躍。

「2019年 『キャバレー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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