時間について アインシュタインが残した謎とパラドックス

  • 早川書房 (1997年1月29日発売)
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本 ・本 (440ページ) / ISBN・EAN: 9784152080639

感想・レビュー・書評

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  • 請求記号 421.2/D 46

  • 「時間」とは何なのか。私は本書ではじめて、「時間とは誰の時間なのか?」「”今”とはいつなのか?」「時間はいつ始まったのか?」「時間が進む(流れる)とは何なのか?」などなど数限りない「疑問が存在すること」を知りました。それどころか、「10階と1階では、1階の方が早く時間が進む」「量子レベルでのオバケ現象」などなど数限りない「事実」を知りました。お恥ずかしい・・・。本書は決して専門家や理系向けの書ではなく、誰でもが比較的読み進めやすく、かつ理解しやすい(ただし、混乱はします!)一冊だと思います。本書の終わりに近い部分で、著者は次のように述べています。「時間の流れを確実に理解するまで、あるいはそれが本当は幻想であるという争う余地のない証拠が得られるまで、われわれは自分自身が何者であるのか、あるいは偉大な宇宙のドラマの中でわれわれがどんな役を演じているのか、を知らないだろう。」”時間の謎”は、宇宙の存在や生成、引いては我々自身の存在や生成に深遠に関係している・・・興奮を抑えきれなくなる一冊です。

  • 読んだか読んでないかも覚えていない本。
    ま、早めに読んでしまおう。アインシュタインの時間のとらえ方が分かればいいなと思う。

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著者プロフィール

1946年英国ロンドン生まれ。理論物理学者で著述家。英国キングス・カレッジ卒業。現在は米国アリゾナ州立大学教授およびBeyond: Center for Fundamental Concepts in Science 所長。科学のより深い意味を追究してきたその功績により1995年にテンプルトン賞を受賞、そのほか英国王立協会マイケル・ファラデー賞(2002年)など数々の賞を受賞している。邦訳に、『タイムマシンのつくりかた』『宇宙に隣人はいるのか』(以上、草思社)、『幸運な宇宙』(日経BP)『時間について』(早川書房)他多数。

「2014年 『生命の起源』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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