監禁 (Hayakawa Novels)

制作 : Jeffery Deaver  大倉 貴子 
  • 早川書房
3.58
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本棚登録 : 58
レビュー : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784152081391

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  • 図書館の本 読了

    内容(「BOOK」データベースより)

    復讐―アーロン・マシューズの頭を渦巻いているのは、その一語だけだった。それもたんなる復讐ではない。すべては正義の裁きであり、神の意思なのだ。綿密な計画を練り上げたアーロンは、ミーガンという名の17歳の少女を誘拐、人里離れた教会に監禁する。彼女を十字架に磔にして、二日後に殺害するために…一方、弁護士のテイトは、突然姿を消した娘のミーガンの行方を案じていた。彼女は泥酔して事件を起こし、警察に補導されたばかりだったうえに、部屋には両親へ宛てた書き置きを残していた。家出であることははっきりしているかに見える。しかし、テイトには納得できなかった。悪い予感にとらわれた彼は、友人の刑事に協力をあおいで捜索を開始するが。狂気に満ちた謎の誘拐犯と、それを必死で追う者たち―同時進行する二つの物語が交錯するとき、そこには思いもかけぬ真実が浮かび上がる。『静寂の叫び』でミステリ界の話題をさらった鬼才が、意外な展開の連続で読者を興奮の坩堝にたたきこむ、巻措くあたわぬ傑作サスペンス。

    言葉で人を動かす。
    それは日本よりアメリカのほうが身につまされる。
    伝道師、カウンセラー、弁護士。
    日本より言葉を使う職業が多いと思うの。
    両親の離婚したティーンエイジャー、ミーガン。
    不安定なんてとんでもない。あの強さはきっとわたしにはない。戦えないと思う。
    事件後のテイトとミーガンに平穏な生活が続くようにと思わされた読後感でした。

    Speaking in Tongues by Jeffery Deaver

  • 作者の原型はほぼ揃っている。近作を読んだ後に読むとパンチは弱い。7.25

  • タイトル通り、少女を誘拐して監禁するというストーリー。カウンセリングの医師による復讐劇。ストーリー進行の中に散らしてある断酒会などのエピソードが、おどろおどろしい感じを引き立てる。息を抜けない展開。

  • 初読は確か中学に上がった辺り。
    この父だの初子だのの意味を知りたくて聖書に興味を持ったんだっけ。

  • どんどんと引き込まれて行く作品
    おどろおどろしいシーンも数多くあるので、
    サイコスリラー好きにはお勧め。
    ディヴァー作品の中では好きなほう。

  • カウンセリングに行ったきり行方不明になった少女。家には両親への恨みごとが書かれた手紙が残されていて、一見家出に思われた。だが、納得できない父親は友人の刑事に協力してもらい捜索を始めた。【以下ネタバレ含むため未読の方はご注意】ジェフリー・ディーヴァーが「静寂の叫び」に続いて世に放ったサスペンス。一人称ではなく多くの登場人物の視点で場面が展開していくカメラアイ手法の描写と、お得意の騙りのテクニックとで読者を翻弄させる。特記すべきは犯人役の描写。アーロン・マシューズ(ピーターズ)の悪魔的なキャラクターが際立っている。冒頭、少女ミーガンが初めて訪れた心療クリニックでの診察ですでに、犯人による綿密な誘拐計画の筋書き通りになっているし、巧みに心の傷を引き出し吐露させる医師が実は誘拐犯という点でも不意を突かれる。ミーガンを誘拐・監禁後も暗躍し、彼女を探す人々に対して時に動揺を誘ってわなを仕掛け、傷をえぐり、唆して弱点を突き、彼らの行動力や命さえ奪っていくのが不気味な怖さがある。彼の誘拐の動機は一体何か…というのはしばらく伏せられていて、徐々に動機を発露させるところも上手い。一方でミーガンの父親は、凄腕の弁護士で法廷内での弁論では負け知らずという設定なのだが、なんとなく雰囲気が煮えきらなくて今一つ弱い気がした。もっとキレ者らしくしゃきっとしてほしいというか…。一番のクライマックスは「弁論の達人」対「人の心を操ることに長けた誘拐犯」との直接対決の場面。もっと激しい弁論バトルが繰り広げられると思っていたので若干物足りなく感じた。息子の仕返しに娘を狙ったというアーロンに対してテイトが切ったカードは確かに切り札たり得るかもしれないけれど、そこで犯人が娘を見逃しちゃうっていうのも違和感があるし。うーん。全体的に不完全燃焼。ディーヴァーに関しては期待が高い分だけ評価が辛口になってしまう(と以前にも書いたかも)ので、普通なら★4つレベルなんだけれど、今回は★3つに。

  • 読み応えのある一冊でした。カルトと、心理療法。この二つが合わさると、こんな凄い犯罪になる…犯人はあえて、復讐であり、正義なのだが。そして、対するは、元敏腕検事で、今弁護士の父が、犯人に誘拐された娘の行方を追うという話。娘の十代の恋愛の形、白人黒人の人種差別、教師と生徒の恋愛、アルコール中毒と断酒会…点々とキラキラ光るエピソードがたっぷりでした。そして、最後の、どんでんがえしが、素晴らしい。楽しかったです。

  • なにやらおどろおどろしいですが…(訳がストレートすぎる…確かに監禁されちゃうけどさ。原題はSpeaking in Tongues)。初期のディーヴァー作品ということでサスペンスの醍醐味はあるが大味といったところ。

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