五輪の薔薇 (上)

  • 早川書房 (1998年3月27日発売)
3.91
  • (11)
  • (12)
  • (10)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 102
感想 : 11
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (672ページ) / ISBN・EAN: 9784152081469

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • いやはや、これは大作であるぞ。
    自分調べによると、小さいタイプの本の4冊分くらいのボリューム。本の厚さもさることながら、詰め込まれた文字数も、これでもかと。
    なもんだから読んだあとの達成感もすごい。いや、言うほど読みにくいわけじゃなくて、法律的なよく分からん解説っぽいのを除けば冒険小説みたいだし。毛唐の小説はいちいち政治談義を挟みがちだから。。
    でもメインはジョン少年の冒険物語で、まぁこの不幸感は今どきなかなかなくて、おしんとか小公子とか、ああいうやつ。そこを時に投げやりになりつつも頑張るのを応援というか、いや文量に圧倒される、というか。だって人多すぎだし、結局は遺産のところも難しすぎて雰囲気しかわからないし。それでもおもろいけど。
    ラストも!好きさこのやるせなさにはぐうの音も出ないというか。

  • かなりヘヴィーな内容になっています。
    一人の少年に重くのしかかった
    「ある莫大な遺産を継承する権利」

    だけれども、それを快く思わない人間が
    その少年と母親を消そうと
    奔走しているのです。

    なので回りには地獄が口を開けて待っているも同然。
    そして、いいところに行ったとしても
    思わぬ人間が現れて
    また地獄の底に落ちていくのです。

    興味深い作品ですが
    母上がなんかうっとうしいんだよな。
    たぶん周辺環境ゆえに
    周りを信じられなくなったんだろうけど
    それにしてもうっとうしいことこの上なし。

  • だいぶ前に読んだけど、素晴らしかった! 19世紀のイギリスの丁寧な書き込み、深まるばかりの謎。読み終わっても解けない疑問があって悶々としたけれど、それでも満足感の方がずっと大きかった。またこういうものを書いてほしいものです……。

  • 1998-11-00

  • 何かでお勧めされていたので借りてきたら、ものすごく分厚くてしかも2段組みで、上下巻(^_^;A
    この時代のこの国の空気を感じながら、謎がいったいどういうことなのか考えながら、読み進めてます。

  • 長い。

  • 上巻のみ読了。 読みやすい文章、非常に多くの伏線。先は解りませんが深遠な作品です。

  • 超大作ですが、はいってしまうとでてこれなくなります。

  • (下巻のレビューと同じです)長かったけれど、その分どっぷりこの作品の世界に浸かることができた。ホームズとか、あの時代のロンドンの風景や雰囲気が想像できて好きで、長いものがたりも好きな人は、はまるかもしれない。

  • これはすごい。読み終わってしまったあと「次は何を読めばいいんだろう」と途方に暮れるほどの完璧なエンターテインメント。

  • もの凄い分量ですが、それだけの価値はあります。

全11件中 1 - 11件を表示

チャールズ・パリサーの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×