夢の樹が接げたなら

  • 早川書房 (1999年3月26日発売)
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本 ・本 (360ページ) / ISBN・EAN: 9784152082145

#SF

感想・レビュー・書評

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  • 失礼ながら、こんなに面白い短編が詰まっているとは思わなかった。
    それぞれの物語にシンプルであるが丁寧な世界観が描れていて、グイグイとその物語に引き込まれて行く!

  • 森岡浩之の短編集。

    後の『星界の紋章』にも通じる人工言語を扱った短編『夢の樹が接げたなら』などがあるのが面白い。

    但し、現在、行方不明で内容確認できず……(苦笑)

  • 過去~未来SFの短編集。

    多くは近未来、科学技術の発展により変化した生活と価値観の中で正しさとは何か、という事を突いている。
    価値観や道徳はその時代の中で形成されていくもので、論理的な正しさを追求していくうちにそれが道徳観格との乖離をきたしている事に登場人物達は無意識かもしれないが小さな違和を感じている。
    それは、自分達には理解出来ない高次知能への不審であったり、ほぼ完全に人工で創ったヒトに人権はあるのか、など。

    こういったSFは好きなはずだが、途中から飽きが来て飛ばし読みで読了してしまった。
    知識は広いのだが、洞察が物足りなくて・・・。

    将来に起こりうる価値観の崩壊危機はこのように表れるのかもしれない。

  • とくに「夢の樹が接げたなら」と「スパイス」がすき。

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著者プロフィール

1962年、兵庫県生まれ。SF作家。92年、短編「夢の樹が接げたら」でデビュー。アニメにもなった『星界の紋章』シリーズや、日本SF大賞を受賞した『突変』など、著書多数。

「2023年 『夢のまた夢 若武者の誕生』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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