夢でなければ (ハヤカワ・ノヴェルズ)

  • 早川書房 (2001年1月26日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784152083272

感想・レビュー・書評

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  • 事故で昏睡状態の女性の幽霊(みたいなもの)と、ただ一人彼女の幽霊を見て触れる青年の恋愛物語です。
    何も触れる事が出来ない幽霊がどうやってベッドの上に寝るのか?(笑)なんて考え始めればツッコミどころ満載の設定なのですが、まあそこはファンタジーですからね。
    元々建築家でこれが著者にとってはデビュー作。ちょっとありえないだろう衒学的な会話の応酬に素人っぽさを感じますが、米欧の小説ではまま見かけるので文化の差ですかね。
    しかし、全体としてはファンタジーであり、ラブロマンスあり、友情物語あり、ちょっとしたサスペンスも含めて上手くまとまって、さらには「ほう、そう来ましたか」と言うような心地よいエンディング。なかなか良い作品でした。

  • ゴールデンゲート・ブリッジを望むサンフランシスコのアパートに移り住んだ建築家の青年アーサーは、入浴中クロゼットから歌声がするのを聞いた。クロゼットを開けると、そこには若い女性がいた。驚くアーサーに、その女性は説明した。彼女の名はローレン。病院の研修医で、この部屋の住人だったが、自動車事故を起こして、自分の「本体」は病院で数ヵ月前から昏睡状態にあるという。つまり、今ここにいるのは「本体」から脱け出た幽霊だというのだ。たしかにローレンの姿はアーサー以外の誰にも見えず、声も聞こえなかった。やがてローレンの話を信じるようになったアーサーは、彼女を救いたいと考えはじめる。だが、そんな彼に難問が。ローレンが安楽死させられることになったのだ。アーサーは周到な計画を立てて彼女の「本体」を病院から盗み出すことに成功、子供時代を過ごした田舎の家に隠れることになった。そこでいっしょに暮らすうちに、二人の間にいつしか愛が芽生えてきた。だが、この奇妙な状態がいつまで続くか保証はなかった。しかも、警察が捜査をすすめ、二人のもとに迫っていた……。
    原題:Et si c'était vrai…
    (2000年)

  • 以前に読んでいた同著者の「永遠の七日間」が、自分好みだっただけに、期待が大きすぎて★4つ。

    あるアパートに引っ越してきた建築家のアーサー。
    ある朝、自分の部屋に見知らぬ女性ローレンがいることに気づく。
    ローレンはアーサーに、自分の体は事故にあい今も病院で治療を受けている、ここにいる自分はアーサー以外の人には触れられないし、見えることもないと話す。
    奇妙な同居を始め徐々に互いを理解し合っていく。そんな時に病院にあるローレンの体に着けられている人工呼吸器が外されることに・・・。

  • 登場人物がみんないい人
    ファンタジーです
    荒唐無稽・・・とは言うものの、いい話でした

  • 図書館の本

    内容(「BOOK」データベースより)
    ゴールデンゲート・ブリッジを望むサンフランシスコのアパートに移り住んだ建築家の青年アーサーは、入浴中クロゼットから歌声がするのを聞いた。クロゼットを開けると、そこには若い女性がいた。驚くアーサーに、その女性は説明した。彼女の名はローレン。病院の研修医で、この部屋の住人だったが、自動車事故を起こして、自分の「本体」は病院で数ヵ月前から昏睡状態にあるという。つまり、今ここにいるのは「本体」から脱け出た幽霊だというのだ。たしかにローレンの姿はアーサー以外の誰にも見えず、声も聞こえなかった。やがてローレンの話を信じるようになったアーサーは、彼女を救いたいと考えはじめる。だが、そんな彼に難問が。ローレンが安楽死させられることになったのだ。アーサーは周到な計画を立てて彼女の「本体」を病院から盗み出すことに成功、子供時代を過ごした田舎の家に隠れることになった。そこでいっしょに暮らすうちに、二人の間にいつしか愛が芽生えてきた。だが、この奇妙な状態がいつまで続くか保証はなかった。しかも、警察が捜査をすすめ、二人のもとに迫っていた…。

    フランス人作家さんね、どんなもんですかね、で読み出したんですが、ごめんなさい、失礼しました、とてもとても面白かったです!
    アーサーとローレンだけじゃなく、周りの人たちのキャラクター設定もすごい。犬までどこか個性的。
    そしてわたしが一番印象に残った登場人物はリリでした。
    彼女のようにありたいと思う。
    魂と魂が触れ合うと愛が生まれるのだと思うのでした。

    続けてマルク・レヴィ読んで見たいと思います。

    Es si c'etait vrai... by Marc Levy

  • 交通事故で深昏睡状態に陥った研修医の女性の幽霊と、前に彼女が住んでいた部屋に住んでいる建築士の男性の恋。
    フランス恋愛小説作家マルク・レヴィのデビュー作。前に読んだ『永遠の七日間』より面白かった。
    ラストが少しせつない。

    装画 / 中山 尚子
    装幀 / ハヤカワ・デザイン

  • 786.初、並、カバスレ、帯なし。
    H.21.7/11.万陽書房

  • 事故に遭い、意識が回復しないままの患者の精神が一人歩きし、唯一人彼女の姿を見ることができた男性と恋に落ちるという・・・。
    正直、日本では結構前に何冊も見かけたことがある気がする物語。
    特に描写が巧いという訳でも無いし(ただこれは翻訳ものなので、元のフランス語だと素晴らしい表現なのかもしれません)
    何故フランスでそのアイデアが衝撃を持って受け止められ、ベストセラーになったのか、さっぱり理解できない。
    同じようなネタなら、日本にもっともっと面白い作品は幾らでもあるのに。

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