- Amazon.co.jp ・本 (492ページ)
- / ISBN・EAN: 9784152084255
作品紹介・あらすじ
心を閉ざした少女がただ一人頼りにしていたのは、知的障害をもつ姉だった。情緒障害児との心の交流を描き、世界中に感動を呼んだ著者が、福祉の連携の難しさ、教育の理念の実践の対立など、新たな問題に立ち向かう渾身のノンフィクション。
感想・レビュー・書評
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(20年ほど前に読んだという記録)
記憶力がなくて詳細は覚えていないが、若かりし私にとても刺さったのは覚えている。
トリイ・ヘイデンさんの「〜という子」シリーズはどれも良かった記憶。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
トリイの大ファン。
何年かぶりにこの書籍を再度読みました。
やっぱり教育は難しいと思い知らされると同時に
教育ほど素晴らしいものはないと思いました。
私のお気に入りは「ビリー」。
障害をもつ子が変なしぐさをしても笑わないのは、その人のことを知っていて思ってあげているから。
でも笑ったのはその内容がおかしかったからで、それなら笑っていい。その人が障害があると忘れているから。
みたいな発言をしたビリーは暴れるしうるさいけど、素敵な考えをちょこちょこ言ってくれる。
『先生は僕たちが大好きです』とのコメントはあたたまる。そういう教師がふえてくれることを祈ります☆ -
久しぶりにトリイシリーズを読んだが、やはりいつ読んでも圧倒される。
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心を閉ざした少女がただ一人頼りにしていたのは、知的障害をもつ姉だった。情緒障害児との心の交流を描き、世界中に感動を呼んだ著者が、福祉の連携の難しさ、教育の理念の実践の対立など、新たな問題に立ち向かう渾身のノンフィクション。
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"誰かが手を差し伸べていてくれさえすれば"
トリイさんの本は読みやすく、また記憶に残りやすいです。 -
トリイは本当にすごい人だと思う。本当にこれが実話?という思いで、どんどん読んでしまう。いろんな問題を含んでいるのに、読みやすいのはやはり書く才能に恵まれているからなのか、伝えたい気持ちが強いからなのか、両方なのかな。
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トリィ作品は本当に久しぶりです。だから読み始めるまでトリィの世界に入り込めるのか少し心配でした。流石というか彼女と彼女を取り巻く個性豊かな子供たち すっかりその世界の一員になる事が出来ました。いつも思うのですが アメリカ社会が抱える問題。日本で起こる虐待とはまた一味違う悲惨さ。虐待により障害にならなくてよい子までこんなに苦しまなければならない現実。胸を切り裂かれるような真実がそこにありました。しかし どんなに厳しい現実で 社会に疎まれようとも 子供たちは すばらしい生命力で成長し続けていきます。エピローグにはそんな子供たちが社会にでた様子が知ることも出来ます。トリィの本でここが一番の楽しみです。
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周辺に反応せず、全く興味を示さない女の子が唯一心を開くのは、知的障害を持った実姉。
トリイさんは、福祉の連携の難しさ、教育の理念の実践の対立等、色々な問題に切実にむけて訴えた問題作。
実話だからもっと凄い。 -
すごいお勧め。子供たちの心の病気を良くする仕事。トリイへイデンは全ていいです。全部実話。
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今回も読みごたえのある内容でした。トリイ作品は毎回考えさせられるし、凄い人だなあと尊敬するし、色々な刺激を貰える。私もヴィーナスに共感できるところがあり、切なくなりながらも彼女たちの幸せを願わずにいられませんでした。