ねこは青、子ねこは黄緑―共感覚者が自ら語る不思議な世界

制作 : Patricia Lynne Duffy  石田 理恵 
  • 早川書房
3.32
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本棚登録 : 129
レビュー : 15
  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784152084330

感想・レビュー・書評

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  • (2005年8月10日の感想)
    共感覚とは、文字に決まった色がみえたり、音に触覚や
    色を感じたりと、五感のうち二つの感覚が同時に働くと
    いう知覚現象のことらしい。
    初めて聞いたな。
    この本の著者も共感覚者で、アルファベットそれぞれに
    色(それに質感?)がついているらしく、それは物心ついて
    から全く変化がないとのこと。
    つまり、aはオレンジ、bは緑、などとはっきり決まって
    いるんだって。

    始めは「けっ」と思いつつ読んでいたが、ふっと自分の
    場合を考えてみてもしや、と思ってしまう。
    だって「あ」はどうみても赤だし、「い」は黄、「う」
    は薄い青…あらまあ、どんどんすんなり浮んでくるでは
    ないか。
    しかも、翌日ふと思い出した「わ」の色も昨日と同じ赤い
    鉄錆色だったし。

  • 共感覚とは文字を見ると色が見えたり、音を聞くと触られているように感じるなどである。世の中にはいろいろな人がいる。周りの考えじゃなく本人たちの声が書かれていて興味深かった。

  • 是非、「超常現象をなぜ信じるのか」とセットで。自分の感覚を少し離れたところから見る訓練に。

  • 共感覚(shynesthesia)についての本。
    共感覚とはことばを聴いたり見たりするときに色が見えたり、時間や曜日月というものにも色が見えたり、音楽に色が付いていたりと、たいていは五感に分かれてしまって別々に認識してる感覚が、同時に(共に)起こること、らしい。著者自身が共感覚者とのこと、読みやすくて面白かった。2,000人にひとりくらいの割合でいらっしゃるとの説もあるけれど、誤解されやすい(嘘をついてると思われたり変人と思われたり、ひどいときは入院させられたり)ので、正確なところは不明。
    タイトルはCatが青くてKittenが黄緑に見えるところから。別の側面ではお父さんと娘の絆の物語でもあり、ちょっといい話でした。

    本文も面白かったけど、養老孟司さんの解説が、名文でした。ずーっとなんとなくモヤモヤ疑問に思っていたことをわかりやすく説明してもらった感じ。たったの6ページでものすごいスッキリ!!

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