ロミオとロミオは永遠に (ハヤカワSFシリーズJコレクション)

  • 早川書房 (2002年10月31日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (496ページ) / ISBN・EAN: 9784152084378

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

近未来の厳しい環境を背景に、アキラとシゲルの信頼と絆が描かれるこの作品は、SFに不安を抱く読者にもスムーズに受け入れられる魅力があります。恩田陸の独特な世界観が織り成す物語は、ハンターXハンターを彷彿...

感想・レビュー・書評

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  • 2002年作品
    恩田さんとはほぼ同年代なので、ほとんどの作品が手に取るようにわかってしまうのは悲しいところ。1960年~の話題やネタのメガ盛りでお腹いっぱいになった。
    なんとか着地できて安心しました。
    意味不明に思える組み合わせがロジカルなのか?まったくわからず。
    未来物は将来できそうな技術の資料を読まないと単なる昔ばなし(=過去に戻るオチで終わる)、まあしゃないとしよう。違った意味で読破に時間を要した作品です。

  •  すごく面白かったです!SFってあんまり好きじゃないけど、恩田さんのだったからか、すんなり読めちゃいました。
    読んでて、ハンターXハンターを思い出してました。
    スピード感があって、次はどうなるの!?って常に気になってて、読み終わったら、読んで良かった〜と心から思う、そんな作品でした。

    そして、厳しい環境の中だけど、アキラとシゲルがずっと信頼し合ってて、最後まで一緒にいるっていうのが凄く感動しました。

  • この先この作品を超える本と出会える気がしない。
    表紙が擦り切れるまで読み返したくなる

  • 20世紀のサブカルへのリスペクトがめちゃくちゃ感じられる。地球の未来を舞台にした不思議な設定だけれど、後書きにもあるとおり、泥臭さと疾走感は大脱走。
    楽しめる作品。錆びた太陽もくすっと笑える登場人物と突拍子もない設定だったなあ、と蜜蜂と遠雷のあとの振り幅にさすが!と思ったのを思い出した。

  • 作家デビュー10周年記念作品。

    Cover Direction & Design / 岩郷 重力+WONDER WORKZ。
    Cover Illustration / おがわ さとし
    初出 / 『SFマガジン』1999年3月号~2000年6月号、大幅加筆訂正

  • 数年ぶりの再読のおかげで前より元ネタがいろいろ分かって楽しかった。選手宣誓の文言は日本国憲法前文かな?
    最終的にしっかり過去にタイムスリップしたのか、それともメモリーズの中に入ってしまったのか…(?)。今まではずっと前者だと思ってたけど、普通に考えたら後者の可能性のほうが高いのかしら。
    「ショーシャンクの空に」という刑務所の映画と平行して読んでいると、大東京学園と刑務所に共通点が多すぎることに気づいてしまった。行き過ぎた管理はろくなことにならない……。

  • 一気読み。じゃないと逆によみきれなかったかも。
    色々忙しなかったけど最後救いがあってよかった。
    アキラいい子・・

  • 序盤からクライマックスまで息をもつかせぬジャンプ漫画ばりのテンポがあって長編ながら一気読みできました。キャラクターも個性的でそれぞれドラマがあって、でも最後のオチが人によっては納得できないのかもしれないので星はマイナス1です。コミカライズに向いている作品だと思うので、描ききれなかった分までいつか読んでみたいと思いました。

  • やたら荒廃してしまって旧地球に取り残され後処理させられてる日本で大東京学園に入学し卒業総代となると生涯の安定を得られる。アキラは兄のオサムが伝説的脱走をしたことに興味と疑問がある。仲良くなった美貌と稀代の身体能力を持つシゲルは姉がいて、卒業総代になれば彼女が救えるらしい。23区の名があてがわれたクラスの中脱走を試みる者が落とされる新宿に落ちたアキラは仲間と脱走を試みる‥‥

    いやー面白かったです。随所に散りばめられているサブカル小ネタがどこまで解るかがポイントでしょうか。サブカルを排除した世界だから尚のこと。中央フリーウェイとか力道山なんて若い子知らんぞ笑
    軽い筆致でスピード感溢れる読書。二段組の長さなどまるで気にならず全力で駆け抜けます。爽快。ラストの整合性は疑問が残るが、読んでる最中とても楽しかったので気にしない。
    シゲルが持つアキラへの友情が健気で萌ゆる。
    十二章題が「太陽は夜も輝く」でドキッとし、更にその中のアタミの「蓮の花だって、泥の中から綺麗な花を咲かす」という発言に冨樫のインタビューでの発言を思い出しました。両方、恩田さんの方が早いのすが、偶然の符合にワクワクしました。深読みすぎかな^_^;

  • 面白かった。昭和の流行っていたものが、いろいろ出てきて懐かしい。昭和時代が長い年月だったというのもあるけれども、戦争からバブル時期まで、ほんとにいろいろあったんだよね。戦後70年の節目なので、最近は戦争のことばかり話題になるけれど、こういうのもあっていいよね。

  • 昭和のサブカルチャーをおちょくったパロディの数々、
    昭和を知る人にぜひコメディとして読んでほしい。

    物語の舞台は荒廃した未来の東京。
    大東京学園の卒業総代を目指して命がけの選抜試験の数々。
    過酷な状況下でキラリと光る主人公ら少年の友情。

    とくにフーテンの寅さんが誤って伝わっていたり、
    ネズミーランドが黒い疑惑をかけられていたりして
    吹きました。

  • 近未来の日本のいかれた学園での大脱走。背景や登場人物がとても魅力的。ただみんな簡単に死んだり結末がわからん人がおったのが残念

  • 日本人だけが地球に残り膨大な廃棄物の処理に追われる未来。エリートへの路として全国から大東京学園にやってくる少年たち。そこには過酷な生き残りレースと前世紀のサブカルチャーにまみれたアングラの世界が待っていた。
    恩田陸は何でもありの作家だとは思っていましたが、こういうのもありだとは。昔の少年まんがのようなバカバカしい設定を至極真面目に取り組んでいます。巨大洗濯機で全身洗われるだとか、空中椅子取りゲームだとかギャグなのかと思いきや、しっかり青春ありSFありの一大エンターテインメントに仕上げる力業には脱帽。思い切ったオチの付け方もこの作者ならではかも。

  • 国連の決議により『新地球』への移住を認められなかったただひとつの国、日本。
    日本人は地球に残り、世界中が垂れ流していった有害物質の処理に従事している。しかし、大東京学園に入って卒業総代になれば、生涯本人と家族は政府から生活を保障され、この世界から抜け出すことができる。
    総代を目指すアキラ、シゲルをはじめとする少年たちの学園での奮闘と命がけの脱走劇を、熱い友情と20世紀サブカルチャーのパロディを絡めて描く近未来アクションミステリー…っていうかコメディ?

    最初から最後までテンションが高いわ濃いわ熱いわ、おバカ満載の一冊です(褒め言葉)。
    大東京学園の入学試験レース自体がもう命がけのウルトラクイズなのにみんな真剣に頑張っちゃってて誰かおかしいって気付きなさいよ(笑)。登場するみなさん、力の入れどころ微妙に違ってるような気がしますが、待っているのは希望いっぱい・感動のラストシーンです。

  • いろいろサブカルが盛り込まれてたり、地名が入ってたりで面白かった!私の年齢だとわかるネタがたくさんありました。どきどきしてあっと言う間に読み終わってしまった!

  • 2013/3/8.
    のんびりと読んでいたけれど(多分読みはじめてから読破まで半年以上かかってる)、最後は物語に飲み込まれて読み漁ってしまった。恩田陸の学生ものは外れがない、ひとりひとりのキャラクターがうつくしくて、心を捉えられる。
    今回は二十世紀という時代が大きなテーマだったけれど、二十一世紀の今、身にしみる言葉や表現がたくさんあったわ。これは2002年に発刊されている本だけれども、東日本大震災のことやそれ以降の日本のことを想起させるような部分があって驚いた。けれども、豊かさを追及するが故に犠牲になっているものを追及すると、こんな世の中になってもおかしくないとも感じる。物語としても面白いけれど、今の世の中を俯瞰するという意味でも興味深い小説でした。

  • 大好きな陸作品。
    王道な感じで、がっちり捕まれました。

  • 恩田陸の作品の中でいちばん好き。
    SF要素+学園もの+少年たちがわちゃわちゃしてるっていうストーリーにわくわくします。

  • 未来の地球、そこは退廃し、世界の国々はこぞって地球外へ逃げ出した。
    しかし、地球に残り、残された日本。
    今となっては逃げ出す事もできない。

    閉鎖された日本で、人々はそれでも優劣を競う。

    大東京帝国学校、そこの総代となれば日本での地位は約束される。
    それを目指し、全国から集まる若者。
    アキラとシゲルもそのうちの一人で。

    しかし、学校は狂った閉鎖空間だった。
    抜け出すには、脱走するには、そしてその先の成仏には。
    何が待ち受けているのだろうか。

  • 最後のオチがいまいち・・・
    が、途中までは★×4か5の勢いだったので、そこをきっちり自分を騙し込めばいけるw
    なんだか、浅田次郎の「王妃の館(上)」「王妃の館(下)」を読んでいる気分でした。そういえば、この人「ドミノ」とか書いてたのよね・・・。納得。
    これは、とにかく笑ったモン勝ちです。
    怒涛のサブカルをご堪能ください。

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著者プロフィール

1964年宮城県生まれ。92年『六番目の小夜子』で、「日本ファンタジーノベル大賞」の最終候補作となり、デビュー。2005年『夜のピクニック』で「吉川英治文学新人賞」および「本屋大賞」、06年『ユージニア』で「日本推理作家協会賞」、07年『中庭の出来事』で「山本周五郎賞」、17年『蜜蜂と遠雷』で「直木賞」「本屋大賞」を受賞する。その他著書に、『ブラック・ベルベット』『なんとかしなくちゃ。青雲編』『鈍色幻視行』等がある。

恩田陸の作品

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