文武両道、日本になし 世界の秀才アスリートと日本のど根性スポーツマン

  • 早川書房 (2003年4月16日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (100ページ) / ISBN・EAN: 9784152084897

感想・レビュー・書評

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  • 日本では、よく文武両道と言うが、欧米基準で考えると、その素質があっても、実現している人がいない。
    その理由は一つのスポーツに時間、体力等物理的に拘束されるからと言う主張は、間違っていないと思う。
    作者が考える基準は、プロスポーツや、オリンピックで結果を残しながら、特に大学時代に勉強も優秀な成績を納めた人。らしい。
    エピソードの人々に対して凄いと思う反面、医師や弁護士等の資格に偏り過ぎているかんじがするためか、著者の選択基準に対して違和感を感じてしまう。

  • 2021.10.24市立図書館
    パオロ・マッツァリーノのサイトで「おもしろかった」と読んで興味を持ったので借りてみた。
    原題は「秀才アスリートはどこに?(Where Are the Scholar-Athletes?)」
    スポーツ+学業/仕事(ときに芸術)の二足のわらじで業績を上げる欧米のヒーロー列伝が20件余り並び、日本のチームで活躍した選手に訊くと決まったように「日本のチームメイトはスポーツにばかりうちこみすぎてアンバランスだし引退後の展望がない」という話になっている。著者は日本で我が子(ハーフ)を育てながら、バランス感覚に欠けた日本の学校のやり方、教育制度を嫌い、高校から先はアメリカの学校にやろうと決意している。
    たしかにスポーツに限らず、音楽や工芸、研究などの分野でも、やるとなったら学業や休日やあらゆる楽しみも犠牲にして日々打ち込み努力することを美徳とし、学問や日常生活をないがしろにすること(いわゆる専門バカ)をゆるす風潮が日本では強い。そのなかでもスポーツの場合、若い一時期に活躍できても多くは一生続けられるものではないのだから、長い人生のためには別の柱も必要であろうということは自分もずっと思っていた。この本の出版が2003年、最近は運動に打ち込みつつ、コーチングやスポーツ医学などの勉強を深める学生アスリートも増えてきているとは思うけれど…

  •  アメリカのスポーツ・ライターがスポーツの成功と博士号や医師、弁護士など勉強の分野とを両立したアスリートを紹介していく。
     
     いわゆるスポーツ推薦ではなく、勉強とスポーツを両立して人生のキャリアを重ねていくアメリカのアスリート達。
     巻末の対談で語られているとおり、スポーツ漬けを強制するような日本のスポーツ界ではこうはいかない。
     多くのスポーツ関係者に読んでもらいたい一冊。
     

  • 筆者が言う、秀才(スカラー)アスリートが日本に育たないのは、日本のスポーツ界の問題だけでなく、学校教育のシステムの問題でもある。

    日本のジュニアスポーツにはシーズン制がなく、ほぼ一年を通じて同じスポーツだけをする。子供たちは、他のスポーツ種目を経験する機会に乏しく、選択肢が少ない中、早い段階でその選択を迫られる。その結果、トップアスリートは一つの種目だけに長年打ち込むことになる。

    学校ではスポーツを宣伝に利用する。スポーツで良い成績を残せば、単位を与える。生徒もそれに疑問をもたずにスポーツに打ち込んでいれば卒業できるのは当たり前だと思っている。

    大学のシステムにも大きな違いがある様な気がする。日本の大学の入試制度では、スポーツのオフシーズンだけ通学することは難しい。入学するのにはかなりの努力が必要だから。

    しかし、難関大学にスポーツで入学している選手もいる。選手がその気になれば、秀才アスリートも生まれるはず。頑張れ、日本のアスリート!

  • ずっと前に読んでいたのですが、最近再読。

    簡単に言えば、なぜうちの子たちに勉強する暇がないのか、
    もしくはその環境をきちんと整えてあげられないふがいない親の反省です。

    世の一生懸命なコーチ達に読んでほしい。

  • 子供の教育について、会社の先輩と話たときに紹介された本。数年前まで著者のマーティ・キーナートはたしかMSNのウェブサイトでコラムを書いていて、おもしろくてよく読んでいたこともあり、早速購入。
    著者のいう文武両道=scholar-athleteはスポーツでも勉強や仕事の面でもそうとう傑出した才能を開花させた人のことをさしているので、若干レベルが高すぎるのではないかと感じるところはある。だが、確かに日本では本で紹介されているような傑出したマルチなアスリートがあまり思い浮かばない。スポーツでも勉強でも1つのことに身を捧げることを美徳と思う文化や、それを助長する日本の教育システムが子供の多様な能力開花の妨げになっている、といった著者の指摘はうなづける。

  • 好き勝手なこと書いているよなー
    トップアスリートで医者か弁護士にならないと文武両道とは言わないらしい。
    偏見に満ちているような気がする。
    つまらない本。

  • 本著に書かれているように、日本には医学部生アスリートや、プロ引退後に弁護士や医師になる選手という存在を殆ど聞いたことがない。
    もちろん、文武両道だから偉い。ということはないが、なぜ日本では勉学もスポーツも超一流という逸材が育ちにくいのか。その点にももっと言及してくれると更に読みごたえが増すのでは。

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