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本 ・本 (296ページ) / ISBN・EAN: 9784152085054
感想・レビュー・書評
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いくつかの会議対策の本を見たが、最も意味のある一冊だった。
会議というものが無くても成り立っている会社の実例を知ることによって、社内コミュニケーションの参考になる。
ただ、基本的に大会社の部長クラスの話なので、会議に招集される側の人間にはあまり力になってくれないかも。
会社の会議室に置いておきたい一冊(^^)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
・創造的な統制の元、一対一で能率的に情報交換をする時が一番効率的。有害な集団力学を避ける。
・マズローによると、人間がもっとも熱望するのは他人からの肯定。
・敬虔なピート。習慣にとらわれ、変化を嫌っている。
・新任部長が最も能率よく仕事を進めたければ、誰にも知られていない上司にとって学ぶべき事柄、数週間をかけて職場を見て周り、人々から話を聞いて回ること。ゲームを始めるときに時分の手の内を明かさずにすむ。
・プロジェクトの準備をするのにはリハーサルをする以外に何がある。
・カスタマービュー;大得意は定期的に会社に招くことは理にかなっている。顧客を満足させたいという熱意は、ごく一般的な会議に伴う障害を打破する。
・交代の申し送りは、一対一で時間をかけて情報を交換しなければならない。管理職は、こうした打ち合わせに時々立ち会うべき。交代の申し送り事項に個人が責任を持たなくなってしまうので集合するのは良くない。
・あなたならできる。期待している。責任重大。の言葉をセットにして使う。
・マンツーマン管理を機能させるためには管理職が毎日、短期、長期のそれぞれの目標を設定し、部下に伝える。この目標は書きとめておき、達成の状況を監視する。
・目標を設定したら、徹底的に追跡をする。
・一対一で指示を出す場合には個人の説明責任が重くなる。徹底した追跡は情熱を燃え上がらせる燃料。
・相手の言葉の半分にしか反応を示さない。まっすぐ目を見て、者思わし下にうなずきながら「そうですね」という。重要な内容は書き留める。すぐに反応がないと、会話が途切れないように自分が行ったことについてさらに詳しく説明しようとする。
・問題を抱えてやってくる人に、そういう問題にぶつかった時に、普通なら誰のところに行くのかな。彼に最初に相談できない事情でもあるのかい。
・リーダーとして威厳を維持するには、マンツーマン管理をできる限り開かれたプロセスにしておくと良い。
・可能なかげり、一回の面談で、与えるテーマはひとつにする。
・マトリックス組織に付きまとうこうした問題の最善の解決策はタスクフォースを作ること。
・有能なリーダーを中心に活動をいとわないチームは大きな成功を収める。
・目標と結果の間のギャップがあればその課題にもう一度取り組む。すべてのアイデア、成果、情報、物的生産はグループの最終目標となる。
・結果を評価し、プロセスを繰り返す。
・管理職が委任する職務は、
・スケジュール表を使って十分に管理できるものとする。
・会議を無用のものにするにはチームのメンバーから日々の報告書を受け取るのが一番である。 -
会議はムダだ。本テーゼを懇切丁寧に説明し、いかに会議から逃れるかを述べたビジネス書。マンツーマン管理、組織的チャネリング、職務の委任、強力な関与方リーダーシップなどをキーワードに。アメリカ人らしいアグレッシブさと、短期的成果をもとめる点を大目に見れば、日本でも有効な内容。管理を支配と混同する管理職にうんざりし、会議のための会議へ陥るのを避けたいのが人情。会議から逃げず、自らの価値を上げて会議から逃れるという、逆説的な自己啓発書。もちろん最後に、会議を効果的に終わらせる方法論も忘れない。興味深く読めた。
鬼沢忍の作品





