食べる人類誌: 火の発見からファーストフードの蔓延まで

  • 早川書房
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本棚登録 : 92
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784152085061

作品紹介・あらすじ

歴史上どんなときも、人間の行動を支えてきたのは食の営みであった。むしろ、食こそが歴史を動かしたと言っても過言ではない。本書では、人類史に大きな影響を与えた「8つの食の革命」を明かすと同時に、古今東西に語り継がれる数々の謎を徹底的に分析する。栄養学的にみるカニバリズムの意味とは?人種差別はテーブル・マナーからうまれた。電子レンジがもたらす社会・文化の崩壊とは?…世界的に著名な歴史学者である著者が、数々の驚くべきエピソードも満載し、「食」を軸に、人類文化の歴史を読みとく。さらに、その延長上にある、現代社会との接点をも明らかにし、われわれの生活のあり方に鋭くメスを入れる。過去、現在、未来にいたる人類と食との深い関係を見つめ直す壮大な書。

感想・レビュー・書評

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  • 散漫で読みづらい・・・
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    ・金持ちの浪費は貧者を養う
    食べ物を分け合うことは、社会のきずなを強める贈り物
    交換の基本的な形であり、食糧分配の連鎖は社会の枷である。それによって依存の関係が出来上がり、革命が抑止され、隷属階級は身の程をわきまえるようになる。

    給仕の数の増加は、それ自体富の誇示だった。
    給仕の慎重かつ優雅な所作は、富裕層の後援のもとで独自の専門的な訓練を経て上演される新しい形の演劇であった。

  • 八章構成で、興味があったのが第二章だったため、とりあえず第二章のみ読む。が、三章、四章、五章と食からみた歴史が非常に面白そうなため、またいずれ時間のあるときに通読予定。

  • 第1章 調理の発明
    第2章 食べることの意味
    第3章 食べるための飼育
    第4章 食べられる大地
    第5章 食べ物と身分
    第6章 食べられる地平線
    第7章 挑戦的な革命
    第8章 巨人の食料

  • 帯にはダイアモンド御大やNYTからの賛辞が並ぶ
    散々日本人の著者の歴史物に失望した後だったので、これは期待出来るだろうと思って手にとったのですが

    今まで知り得なかった知識と、丹念な考察に裏打ちされてはいるのですが、如何せん本の構成が良くなくて、時間軸でも地域別でもなく、ただ妙なカテゴリ分けで章が進んで行きます
    素材は絶品なのですが、前菜主菜デザートの区別がつかないフルコースのようでとても勿体無い

  • 人類史×食という今いちばん興味があるジャンル。なのにこの読みづらさは何だろう。話が一貫せずあちこちに飛びまくり、その章の主題が掴めない。すごく頭が悪くなったような気分を味わった。内容は期待通り興味深いのだが.....いかんせん読みづらい。なぜだろう。

  • 結局何が言いたいのかがわかりにくかった。

  • やっと読み始めました、面白いですね、今のところ。ただ、結構概説っぽいので、所々物足りない・・・まぁ、それはそれぞれの専門を探せばいいことか・・・

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