盲目の時計職人 自然淘汰は偶然か?

  • 早川書房 (2004年3月24日発売)
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  • 本 ・本 (1000ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784152085573

感想・レビュー・書評

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  • リチャードドーキンスの本。

    進化論に関する本。
    偶然の積み重なりについて

  • あらゆる生命には、先の見通しをもってデザインをする時計職人はいない。目的から逆算して生命はできてない。あくまで自然淘汰で生命は出来上がっていて、見通しを持たず、目指す目的もない、自動的過程である。

    というダーウィンの主張を、様々な観点から論証をしていく。自然淘汰以外の主張を叩きのめす。所々論拠を理解するのは難解で理解せずに飛ばしてしまった。

  • 図書館に無し

  • 本書の主題は主に2つ。進化は漸進的かつ累積的であることの明快な説明。そして、これに反する理論の痛快な論駁。
    私には、どちらかというと前者の主題により興味を惹かれる。進化は漸進的かつ累積的であるからこそ、現在の驚くような生物多様性が実現している。
    では、そもそも生命体はどのように現れたのか?これについても、一つの明快な仮説を提示している。
    例えば、窒素、二酸化炭素,水素・・原始の大気のありとあらゆる成分を混ぜ、加熱させ・・そこで偶然にも自己増殖する分子の生成する確率が仮に10億分の1だったとしても、宇宙に存在する惑星全体(おそらく1兆の100万倍)からみれば、決してありえない確率ではないという。
    そして、例えば「目」のように現在の科学でも人工的に再現できないような精緻な器官も、数十億年という漸進的かつ累積的な進化(しかもそれは意識も目的もない、自動的な過程)によってなされたものと説明することができるという。ひとつの生命の精緻な器官の総体から驚くような生物多様性までこのような秘密があるとかと目を見開かせてくれる。自分という生命体がいまここにいることは、奇跡中の奇跡中の奇跡中の・・奇跡であると改めて実感する。

  • 自然選択による生物進化の解説と、反対論の論破を行う啓蒙書です。我々はなぜ存在しているのか、生物の設計にはデザイナーがいたのか、「盲目の時計職人」すなわち偶然の積み重ねが創り出したものなのかを論じています。一般向けなので、比較的読みやすい科学書の一つです。
    【めろんぱん】
    【エリアA:どこで切り取ったって、いいじゃん:“難しそうな”本
    難しそうで、手を付けられなさそうなことも、ちょっとやってみると自分のものにできたりします。本だって、読破できなくとも、フレーズだけ好んでも良いのです。ここでは、私が挑んだ“難しそうな”本や、その世界にのめり込める本をご紹介します。】

    ●図書館で借りられます。貸出中の場合は予約できます。下記URLからどうぞ。
    https://library.auhw.ac.jp/CARIN/CARINOPACLINK.HTM?IS=9784152085573

  • 難しい言い回しが多く、一読では十分な理解に到達出来なかったので、また機会を見つけて読んで見たい

  • 進化論の解説本として好適な一冊。

    71ページからの「コウモリたちの学術会議」のくだりがドーキンス節炸裂で特に印象に残ります。

  • ダーウィニズムの自然淘汰説だけが、生物の進化を説明できるということを力説している本。アメリカの本だけあって、インテリジェントデザイン説などに対する反駁に力が入っている。

  • サイエンス

  • 難しかった・・・ほとんど何も分からなかった・・

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著者プロフィール

英国の進化生物学者。世界的ベストセラー『利己的な遺伝子』で知られる。ほかの著書に『盲目の時計職人』『神は妄想である』『遺伝子の川』『進化とは何か』など多数。

「2022年 『これが見納め』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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