トスカーナの休日

  • 早川書房 (2004年4月23日発売)
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本 ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784152085641

感想・レビュー・書評

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  • 続きが気になるあまり、駆け足で読み進めてしまう本は世に多く存在しています。
    しかしこの作品はそういったものとは一線を画していると言えるでしょう。
    ゆっくり、ゆっくり。
    なるべく文字から伝わるトスカーナの空気や匂いを感じ取りたくて、字を追う速度を知らず知らずのうちに制限していました。

  • イタリア、トスカーナ地方の暮らしぶりや生き方、考え方がよくわかる本。
    この本を読むと、これからの時代に必要な根本の生き方が見えてくるようだ。
    けれど日本人が読むと、登場してくる多くのイタリア人の名前や地名がなかなか頭に入ってこなくて困惑するだろう。
    そして、内容の半分以上が料理についてのことが書かれているので、料理の知識も必要だ。
    万人受けする本ではないが、ハマる人にはとても酔いしれることのできる本だと思う。

  • 間違いなく、
    イタリアに行きたくなり、
    ワイン飲みたくなる。笑

    自分でオリーブを育て、
    果物をもぎ、
    料理して、
    リネンを選択して、
    ハーブを摘んで。

    映画とはまったく違うんですね。
    映画は映画で好きですけど。
    多分映画はこの本にインスピレーションを受けて、
    イタリアの素朴な風景を元に異なるものを作ったんでしょうね。

    どちらも好きです。
    読み終わってしまうのが惜しい、と思った一冊。

  • サンフランシスコの大学教授で詩人の作者が、パートナーとともに、イタリア・トスカーナ州にある町に家を買い、夏と冬の休暇をそこで過す。
    長い間無人だった家は荒れ放題。
    オリーブ園やぶどう畑はジャングル状態。
    そこに、少しづつ手をいれて、慈しむように元の姿に戻してゆく。
    しかし、移住ではなく、年に2回の休暇にだけ訪れて過すのだから、大変だなぁ。
    改築中の苦労やいら立ちや喜び、新鮮で豊かな食べ物やワイン。
    桃やぶどうの熟した甘い香りが溢れてきそう♪
    映画の原作本といいますが、映画とは別物ですね。
    ピーター・メイルの「南仏プロヴァンス〜」の感覚で楽しめました♪

    監督 オードリー・ウェルズ
    主演 ダイアン・レイン
    2003年 アメリカ

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