神々のハワイ 文明と神話のはざまに浮かぶ島

スザンナ・ムーア 桃井緑美子

• 早川書房 (2004年8月18日発売)

感想・レビュー・書評

[harmonixyさんの感想 · 2020年4月22日]

神々のハワイ スザンナムーア 早川書房

航海時代の欲に駆られた冒険家や宣教師たちに
翻弄された南の島で育まれてきた小さな王国
そこで育ったスーザンの体験と研究から
生み出された記録である

[RANIさんの感想 · 2016年2月24日]

純血のハワイ人の出生率は、1959年の統計によると全体の1割にも満たない。(17050人中、たったの114人)
アジア圏からの移民も多いが、キャプテンクックをはじめとして、アメリカからの宣教団の、”神の恵みにより異教徒(ハワイ人)のたましいを救うという使命になんの疑問も抱かない人々の親切''が、土着の文化や信仰を失わせてきた。
それでも、大きな自然や神話は、ハワイ諸島のそこここに息づいている。
神の再来 の章は面白かった。
他の人が書いた、神話とその考察についての本があれば読んでみたい。