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本 ・本 (304ページ) / ISBN・EAN: 9784152086259
感想・レビュー・書評
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『そうね、あたしたち、売られるころからはじめて、自由になり、それから、自分たちをいちばん高く入札した人に売ったみたい。
“あたしたち”って誰のこと? 黒人? 女たち? わたしとあんたっていう意味?』
読書会で紹介してもらった作品。
読んで良かった!
憎しみ合う二人の老女、彼女たちを取り巻く周囲の横の広がりと、二人の過去とその背後にある公民権運動の歴史という縦の流れを巧みに描き切っていて胸がいっぱいになった。
リズミカルな文章が心地好い。
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頑張って半分まで来たけど
ちょっと終わりそうにない
入り込めないままでしんどい -
いい小説(なにをもって“いい小説”というか、ということはあるにせよ)なんだろうけれど、私の趣味ではないのね。残念なことに。
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「スーラ」とよく似ている、女同士の友情を綴った物語。それは、爽やかな心ではない。憎しみの上に、苦しみの果てに、悲しみの中に。
深い傷が膿まなくなった頃、その傷跡をいとしく指でなぞることができるだろうか。
著者プロフィール
トニ・モリスンの作品





