- Amazon.co.jp ・本 (493ページ)
- / ISBN・EAN: 9784152086334
感想・レビュー・書評
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キャルが,強く父親の愛情を求める姿が,せつなく痛々しい。
複雑な心の機微をもつキャルは,とても魅力的な人物
アロンが,一見純真でまっすぐなのとの対比で,キャルがとてもいきいきとしているように見える。
アロンは,今でいうところの,発達障害・アスペルガーなのか?
現在では,病気扱い?されるものも,当時は,個性としてきちんと受け入れられていたんだな,と。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
#50 あぁ、トラスクファミリー!
上巻から3週間くらいじっくり読んでてついに終わってしまった。涙の感動。
初めて読んだがスタインベックってすごい。さすがノーベル賞。
たくさんの言葉に勇気づけられた。
「人間には偉大な選択の権利が与えられています。人間は自分の進む道を選び、そこを戦い抜いて、勝利できるのですから」
「真剣にならずにどうします。笑いは親知らずと同じで、遅れてやって来ます。自分自身を笑い物にできるのは、死神との真剣勝負の最終局面、最後の最後です。」 -
<閲覧スタッフより>
父の命で戦争へ行き疲弊したアダムはキャシーと出会い自分の楽園を見出そうとする。ところがキャシーは子どもとアダムを捨てて姿を晦ませてしまう。失意に沈んだアダムと、残された双子のアロンとキャル。それぞれの生き方を模索しはじめるのだが・・・父親と子供の葛藤、自由への憧れをカリフォルニアを舞台に壮大なスケールで描いたスタインベックの大作です。
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所在番号:933.7||STJ||2
資料番号:20081293
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読まずに死ねるか!
鳥肌ものの作品です。
ぜひ読むべし!