天涯の砦 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)

著者 :
  • 早川書房
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本棚登録 : 235
レビュー : 33
  • Amazon.co.jp (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784152087539

感想・レビュー・書評

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  • 201708

  • 軌道ステーション<望天>にて起こった大爆発。施設の大半が破壊される中、幸運なことに数名が生存を果たすが、不幸なことに彼らがいたのはそれぞれが独立した閉鎖空間だった。壁を一枚隔てたそこは死の世界。その事実が少しずつ彼らの精神を蝕みはじめる。空調パイプを通して連絡を取り合う生存者たち。それぞれの思惑を胸に、生き残りをかけたスペースサバイバルがはじまる。

    再読。宇宙の前における人間の無力さよ。だがそれでも必死にもがく人間の生きざま。

    やっぱり好きです。

  • おもしろかった!!

  • パニックものは好きなので充分楽しめた。

  •  少しばかり甘めの評価になるが、すばらしい作品だ。所謂宇宙ステーション内における生へのドラマ。飛び出たスーパーマンが不在で、全体としてはかなり癖のある登場人物たちが、がんばる様はとてもワクワク読める。

     地球と月の間の抗争のようなストーリーが取ってつけたようで少しばかり興醒めなんだが、これがないとエンディングが成立しないから痛し痒しかな。

     いずれにしても、この作家さんへ私のなかのお気に入りリストの中でどんどん上位にきているなぁ。

  • 登場人物への感情移入がまったくもって出来なかったのは残念だけど、それをしてもなお最後までページを捲る手が止まらなかった。

  • どうしてこんなにもフィクションなのにリアルなんだろう?この方の本を読むとなんとなく宇宙にもう人類が進出しそこで生活を営んでいるような気になってしまう… 
    面白かった!
    ただ登場人物が自分的にはそれほど魅力的でなかったのが残念かなあ。ちょっと一風変わった人ばかり。まあ人じゃあないのもいたし。田窪さんの最後もちょっとびっくりです。ああいう行動を取るとは思わなかった。

    空気の有り難味を感じる一冊ですよ。

  • 宇宙ステーションの事故をきちんと描ききった作品。
    ハリウッドが映像化権とりそうだけど、CGだらけになるかもしれない。

  • 位置関係の図面付きだが解り辛かった。登場人物の誰もが鬱屈した感情や暗い秘密を持ち、極端な人物造形で感情移入も難しい。
    が、タイムリミットの中で生き延びようと力を尽くす様々な試行はハラハラドキドキ。目が離せない。知識が不十分なため、そういうものか?と感じる事象もあったが最後は割と皆幸せにまとめてあり…優しい作者さんだと思った。

  •  ソリッド&ディザスターSFという、自分にとってはトンカツ(超好き)+カレー(超好き)=カツカレー(胃もたれ!)みたいな小説だった。


     小川一水さんは高校のころ読んだ『導きの星』以来。
     ライフログ代わりに読書中に感じたことのメモ。


     状況開始までが思ったよりスピーディなのは凄く良かったが、自分にはヤマ一つ足りず八分目のまま終わった感じ。
     中盤、張りが緩んできたころのヤマが「シャンパン」。これまでの慎重なストーリー運びが一転、急速に戯画的になったように感じて、少し読気が離れてしまった。

     それから、「真空死」はできれば最初に主観人物で体験させて欲しかった。初めて現れた船内全像、そこに断片的に浮かぶ「黒点」の意味、その恐怖をもっと骨身で味わいたかった。

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著者プロフィール

小川 一水(おがわ いっすい)
1975年生まれ。岐阜県出身。男性。1993年、17歳で応募した第3回ジャンプ小説・ノンフィクション大賞に、「リトルスター」で佳作入選。1997年、『まずは一報ポプラパレスより』で作家デビュー。
2004年、 『第六大陸』で第35回星雲賞日本長編部門を受賞。2006年、 『老ヴォールの惑星』に収録されている「漂った男」で第37回星雲賞日本短編部門を受賞。 『老ヴォールの惑星』は「このSFが読みたい!」ベストSF2005国内編で1位にも選ばれた。2011年、「アリスマ王の愛した魔物」で第42回星雲賞日本短編部門を受賞。2014年に『コロロギ岳から木星トロヤへ』で第45回星雲賞・日本長編部門賞を受賞。

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