狼の一族 アンソロジー/アメリカ篇 (異色作家短篇集)

  • 早川書房
3.24
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感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784152087874

感想・レビュー・書評

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  • 異色作家短編集/アメリカ編アンソロジー。このアンソロジーの中では「貯金箱の殺人」が好き。ジャック・リッチーは「カーデュラ探偵社」もお勧め。アンソロジーのアヴラム・デイヴィッドスン「眠れる美女ポリー・チャームズ」はエステルハージ博士の事件簿で読んだ。

  • 60年代に刊行された「異色作家短篇集」シリーズに、2007年新たに加えられたアンソロジー3冊の中の一冊、<アメリカ編>。
    利発そうな少年から27ドル50セントで殺しを依頼される「貯金箱の殺人」が楽しい。ジャック・リッチーを読むといつだってゴキゲンになる。
    ロバート・クーヴァー「ベビーシッター」は、登場人物たちの下品な妄想をぶつ切りにしたあとテキトーにつなぎ直したという風で、パラレルワールド的味わい。
    R・A・ラファティ「浜辺にて」は恐ろしい(?)貝と少年の話。脱力系ユーモアと、悲惨なような、この上なく幸福なようなラストが良い。
    他にジョン・スラデック、ハーラン・エリスンも面白かった

  • 久しぶりに短編集。一番はラファティ「浜辺にて」。巨大な貝になっちゃう子供と、平気な感じの家族。宮沢賢治か坂口安吾テイスト。次点はスラデック「他の惑星にも死は存在するのか」。時間と場所がデタラメで同じモチーフを繰り返す構成痺れた。シェパード「スカット・ファーカスと魔性のマライア」。ハードボイルドな団地ともお。デイヴィッドスン「眠れる美女ポリー・チャームズ」。お話より架空の都市のリアリティーに惹かれた。

  • ジャック・リッチーが面白かった。

  • 2013/1/21購入
    2014/11/16読了

  • イギリス版に比べて自由に書かれている。なので突っ込みどころは多い

    意外とハーラン・エリスンがまともないい話を書いていてビックリ。もっと読みたい

    鶏占いはこの本では数少ないちゃんとした物語。やはり面白い


    後半はわけわかんないのがほとんど

  • 異色作家短篇集の18巻です。
    アンソロジーです。
    アメリカ篇という事でアメリカの作家の話が読めます。
    「貯金箱の殺人」が微笑ましくて気に入りました。

  • 僕の大好きな(それでいて全然揃えていない)異色作家短編集、なんと、新版20巻の最後を飾るアンソロジー三冊が若島先生によって編まれたものであることを知らなかった。というわけで、とりあえず 3冊まとめて Amazon で注文。一冊目を読み終わった。

    「短編小説の自家アンソロジーを編むのが趣味」という若島先生と、異色作家短編集の組み合わせは、まさに黄金コンビ。最高の舞台に最高の演出家、そしてもちろん最高の役者が揃ったと言えよう。

    気に入った作品は、順に「浜辺にて」、「ベビーシッター」。「鷄占い師」と「ジェフを殺して」が次点。

  • 短篇集。11篇収録。
    イギリス篇、世界篇に比べると、ややインパクトに欠ける気がする。
    好きだったのは以下の作品。

    殺人事件なのに、やっぱりニコニコして読んでしまういつもながらのジャック・リッチー「貯金箱の殺人」

    占いによる死の予言に翻弄される作家を描いた「鶏占い師」(チャールズ・ウィルフォード)

    落ちるところまで落ちたかのような、元音楽家のホーボーの殺人の顛末がやるせない「どんぞこ列車」(ハーラン・エリスン)

    現実なのか、登場人物たちの妄想なのか、場面が重なり合い絡み合う、そのスピード感がたまらない「ベビー・シッター」(ロバート・クーヴァー)

    魔が憑いたかのようなコマと、それを使っての少年たちの勝負が、まるで生死をかけた戦いのような緊迫感をもって描かれた「スカット・フォーカスと魔性のマライア」(ジーン・シェパード)

      His Own Kind and Other Stories edited by Tadashi Wakashima

  • 独楽の話しがすき。

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