アパルーサの決闘 (ハヤカワ・ノヴェルズ)

  • 早川書房
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本棚登録 : 37
レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784152088277

感想・レビュー・書評

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  • 西部劇小説なんて初めて読んだかも。ガンマンがマッチョでかっこいい。野営するとき朝早く目覚めるように東を向いて寝るっていうエヴェレットにぐっときた。
    娼婦のイメージが現代とは別物だな。強くて潔い感じ。人類初の職業っていうもんなー。後ろ暗いところがなくて、誇り高い。
    クレバーでタフでちょっと飛んじゃってる男の惚れる女がミズフレンチみたいな女から見たら鼻もちならない女ってところがミソだな。
    男の友情とかプライドとか正直実感もって理解はできないけど、大事にしてあげたいなとも思う。

  •  西部劇である。

     気に入っている作者の作品だから、すっと話に入っていけた。保安官が街を支配する悪と戦うという構図だからわかりやすいし、何というか、約束通り進んでいく、という感じだったので、ますます読みやすかった。

     ヒーローの持つこだわりというか正義というか、そういうものが大きなテーマになっているのだけど、その正義が、「自分を正当化するもの」にとどまっているあたりがおもしろい。悪い意味ではなく、「おそらく僕自身もそうなんだろうな」って思いドキっとした。

     そうやって大事に抱え込んでいる「正義」を自分自身で壊しかけてしまうヒーローに複雑な思いを持つし、逆にそれを守るため大切なものを捨てるもうひとりのヒーローに、さらに複雑な思いを持った。

     第一印象よりもずっと深くて思い味わいを残す作品のように思った。
    2008/1/18

  • 「アパルーサの町に法律はなかった。多くの手下を抱えた牧場主ブラッグが牛耳る無法の町だ。秩序を保つべく果敢に立ち向かった保安官は、銃弾に倒れた。そこへ乗り込んできたのが、名うてのガンマン、ヴァージル・コールだった。町の顔役たちの依頼で新保安官に就任した彼は、助手のエヴェレットとともに、ブラッグとその一党に立ち向かう。巧妙な作戦で見事にボスのブラッグその人を拘束することに成功したコールだったが、それは長く続く戦いの序章に過ぎなかった…。大砂塵の町、腕利きの用心棒、無法者の群れ、無敵の早撃ち、妖しの美女、恐るべき強敵、鉄路の闘い、荒野の大追跡、インディアンの襲撃、壮烈なガンファイト、迫りくる時代の波、1対1の決闘、そして男と男の揺るぎなき友情。巨匠パーカーが、その剛腕を思う存分ふるった、本格ウェスタン小説の決定版」。以上、アマゾンのあらすじ転載。初めて、パーカーのウェスタン小説を読みました。パターンがある程度読める三つのシリーズ物とは違う分、面白かったです。ただし、ヒロインは何を考えて行動しているのか、解せないところがありましたが。あと二冊あるウェスタンも読んでみたいと思います。追記・「キネマ旬報」の川本三郎氏の連載で、この小説の映画化作品が取り上げられていました。日本では劇場公開されず、いきなりソフト化されたようです。

  • 738

  • (07.07.07読了)

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