虐殺器官 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)

著者 :
  • 早川書房
3.78
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本棚登録 : 811
レビュー : 162
  • Amazon.co.jp ・本 (282ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784152088314

感想・レビュー・書評

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  • 二冊しかない作品の一つ。

    評価がとても高くて気になり借りた。

    闘病中に書いた作品。

    三十代で肺ガンにより亡くなった。

    SFですが、心理描写がよかった。なるほどと 思わせる内容。

    終わり方も 今後の展開に余韻を残す内容でした

    911を踏まえてできた内容だけに、今 生きていたらどんな作品が出来るのかと 思う。

  • 知人からのオススメだったけど、面白かった。
    人造肉の乗り物とか発想がスゴイ。
    ラストのピザ食う主人公が好きだ。
    ピザはずっと普遍的にあるんだなぁ。
    でも最後まで名前覚えられなかった・・・。

  • 伊藤計劃の名を轟かせたSF作。その短い人生の中で書きあげられた本作には氏の苦悩、絶望の淵にあっても感じられる世界への愛が詰まっている。

    目をそらさないで真剣にこの世界を捉えていた氏の紡ぐ言葉に頭をガーンと殴られたような気がした。グロテスクな描写、暴力と絶望の戦争描写、それぞれは確かに衝撃的ですごいが、より心を打ったのが「虐殺器官」という設定とその説得力だった。

    主人公やウィリアムと世界の至るところで紛争の種をまき、虐殺の限りをつくさせているジョンの対比が軸にはある。しかしどちらも世界や家族、文明を愛するがゆえの価値観をぶつけており相容れない構造になっている。それゆえにラストは衝撃的になるのだが・・・。

    この作品は自分の価値観や世界観を変え、SFというもののすごさを感じた大好きな作品であり、同時に氏の情熱、世界への愛を感じると胸が締め付けられる、といったアンビバレントな感覚を感じる作品である。

    決して誰もかれも好む作品ではないが、SF史に残る作品であり、我が家の本棚からは決してなくならないであろう。

  • ハーモニーを読んだ時も思ったが、この著者が描く近未来の世界観のリアリティが凄まじい。人工筋肉やIDシステムなど、話の筋よりも私的にはそちらの設定の方が楽しめた。ただ、最初から最後まで漂う死の匂いからハッピーエンドなんて求めてなかったけど、終わり方は意外と良かった。

  • [2012.02.23]

  • 近未来のSF。
    以前冒頭だけ読みグロくて止めてしまったのだけれど、今回はやっと読了。
    特殊部隊の戦う様や”虐殺器官”の発想がすごい。
    最後こうなるとは。。。

  • SFといえど、人が人を殺戮することの愚かしさを強く感じる。

  • 現れるとその地域で虐殺が起こる という男を追いかける話.

  • 著者の遺作と言うことで話題になっていた近未来SF。主人公トラヴィスはジョン・ポールの虐殺を止めることによってアメリカをテロの危機に落とし入れてしまった。ニヒリズムに満ちた小説だが、それほど面白いとは思えなかった。

  • 冒頭グロイ

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著者プロフィール

1974年東京都生れ。武蔵野美術大学卒。2007年、『虐殺器官』でデビュー。『ハーモニー』発表直後の09年、34歳の若さで死去。没後、同作で日本SF大賞、フィリップ・K・ディック記念賞特別賞を受賞。

「2014年 『屍者の帝国』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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