- Amazon.co.jp ・本 (528ページ)
- / ISBN・EAN: 9784152088611
感想・レビュー・書評
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前半の妙な設定というか、いや、設定もおかしいけど、戦いが盛り上がらないというか、もうちょっとどうにかならんのか。そんなどうでも良い感じなのに命かけんな。キャラが。燃えないというか。なんというか。
そして突然始まる謎解き。まぁ謎解き自体はそれなりに面白いんだけど、なんでその展開?というね。
いやこんな話が売られてるんだから、長生きはするもんだ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
このミスベスト10、2008年版9位。娯楽ドタバタ系ミステリー。文庫化されてないわりには面白いかも。ミステリーとしてもちゃんとトリックが考えらてるし。それでも、設定のバカバカしさについていけないところが多々あり。
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裏社会の殺し屋たち〈影ジェント〉が血で血を洗うイロモノ系ミステリ。無駄に濃ゆいキャラクターがそれぞれに独自の暗器を持ち、少年マンガばりに闘いまくるという、およそ本格ミステリとは思えない内容ながら、それなりにきちんと決めてみせているところが、逆に怪作っぽさを高めています。読者を試すかのような真相のぶっ飛び具合も、アリかナシかの次元を超えて、実にらしいものでした。入殺、銘屍、sin本格といった言葉遊美の数々には、清涼院御大を思い出さずにいられません。
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霞さんの作品で初めて読んだ作品。
キャラ:漫画的
ストーリー:漫画的展開 トリックはちょっと…
読みやすさ:推理だけじゃなくバトルシーンも多いのでスラスラ読める
総評 はっきりと言えばトリックは『うーん…』という感じ でもキャラが個性的でバトルシーンも面白く漫画を読む感覚で読める -
被害者も容疑者も探偵も全部殺し屋、というミステリ。しかもこの殺し屋集団が凄いの何の! 「赤き死の低気圧」とか「とむらいの酵母菌」とか……実にユニークでオリジナリティに溢れてますよ。謎解きよりもむしろ、この殺し屋たちの対決だけでも充分なエンターテインメントになってます。
だけど。ラストではトリックにもびしっとやられました。最初のアレはえ? そんなんあり? と思いましたけど。○○トリックとしてはありかな。そしてその次でさらにびっくり。かなり無茶なバカミスではあるんですが、だからこそ楽しめる大トリックです。 -
ミステリーは、おもしろい・・・と思う。構成なのか?文章の組み立てなのか?長編がいいのか短編がいいのか?結局は、自分の「好み」とぴったり合えばすべて、「おもしろい」のであろう・・・と。さて、今回初めての作家霞流一。プロの暗殺組織が有って、そこに登録されている暗殺者が<東京戦争>に巻き込まれて行き、殺戮の中の発端から終末まで、意外性に驚き(実はじっくり読まないと読み飛ばそうものなら分からない、たまに読み飛ばさないと先に進めない作品も多々あるので)読了後は次の作品へ移ろうかと思わせてくれた次第。ただ、殺戮の場面はやはり・・・得意ではない。
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「面白そう」と感じたのは序盤だけで、早々に飽きがきた。そもそも、本格ミステリと活劇の融合など、どだい無理のある話。システムのあり方からネーミングなど凝ってはいるのだが、中身が軽薄でペラペラだから、遅かれ早かれその馬鹿らしさに気が滅入ってしまう。「もういいよ」と連呼したくなるくらい、くだらないフレーズを何度も繰り返し、緊迫感のない<血算>にページを割いてくる。伏線はちゃんと回収してあるが、トリックとしてはかろうじて形を成してる状態が苦しそう。<影ジェント>という妄想の世界にひたすら酔ってる作者が哀れに見える。お金を払ってまで読む作品ではない。
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ミステリーとアクションと奇想天外なストーリー。暗殺者集団の有り得ないような戦いと推理。その発想に敬服する。
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2007/10/21読了