探偵、暁に走る ススキノ探偵シリーズ (ハヤカワ・ミステリワールド)
- 早川書房 (2007年11月8日発売)


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本 ・本 (520ページ) / ISBN・EAN: 9784152088710
感想・レビュー・書評
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テーマ:実は北大出身の著者
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2016.7.7
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ススキノ探偵シリーズ第九作。
クライマックスは相変わらずあっけないのだが、
脇役のキャラがこれまでよりも立ってたせいか面白く感じた。
ちょっとしたチンピラの描写が良いと思う。 -
ススキノ探偵シリーズ。
「俺」が探偵みたいだった。
あ、探偵か。。。いや便利屋さん。
違うな、真面目なボランティアのおじさん。
躾の行き届かない若者に怒り、
腐敗する道警に怒り、
弱者を食い物にする闇組織に怒る。
近藤というおじさんにはちょっと
なじめないイメージを持ったけれど、
「俺」の真面目で奇特な、人に対する想いが
全面的に押し出される一品でありました。
やっぱり魅力的だなぁ。。「俺」 -
言い回しの一つ一つがスッと入ってきてストンと落ちる。感覚が同じなんだろうな。
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ハードボイルド!
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「地下鉄で乗客とトラブルになりかけていたところをとりなしたのがきっかけで、「俺」は近藤と飲み友達になった。その近藤が、深夜のさびれかけた商店街で刺されて死んだ。彼はなぜ殺されたのか? ススキノ探偵シリーズ」というのがアマゾンに出ていたあらすじ。事件に至るまでがかなり長い。あと、ある「もの」に対して愛情を注ぐ人々への作者の「視線」がやや気になった。私立探偵畝原シリーズ同様、パートナーを得た「俺」の次回の活躍に期待したい。
著者プロフィール
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