そして誰もいなくなった (クリスティー・ジュニア・ミステリ 1)

制作 : 水戸部 功  青木 久惠 
  • 早川書房
4.12
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本棚登録 : 133
レビュー : 20
  • Amazon.co.jp ・本 (374ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784152088819

作品紹介・あらすじ

オーエンと名乗るなぞの人物に招待された年齢も職業もばらばらの十人の男女が孤島の邸宅に集まったとき、おそるべき殺人ゲームの幕が開いた。部屋に飾られていたぶきみな童謡の歌詞どおりに、一人また一人、客たちがつぎつぎと姿の見えない殺人者の犠牲になってゆくのだ。だが、島には十人のほかにはだれもいない。犯人はこのなかにいるのか?正体不明の犯人の狙いはなにか?そして、最後に生き残るのはだれなのか。

感想・レビュー・書評

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  • 兵隊島(原作の児童用でない翻訳ではインディアン島、黒人島となっているものもあり。この本では兵隊島として童謡もそれに合わせて訳している)に招待されて集まった10人。
    招待したのは兵隊島の屋敷を買ったと新聞でも報道されたユーナ・ナンシー・オーエン。

    10人にそれぞれ接点はない。そして、招待したオーエンの事も「知っているような知らないような」「共通の古い知人がいる」ような、曖昧な関係。だが、バカンスを楽しみにやってきた10人は、兵隊島に到着して、さらに奇妙な事に気がつく。
    兵隊島に行き来する船は1日一度、島からは出ることはできない。オーエン夫妻は島におらず、雇われた執事夫妻二人で客人をもてなしはするが、執事たちでさえオーエン夫妻に会った事もない。

    そして、ディナーの後にどこからか奇妙な声が響いた。内容は、10人が過去に起こした、罪に問われていなかったけれど、人を殺したとされる事件を言い、「裁きの席に座る被告人たち、あなたたちに申し開きができるか」と問いかける。
    ディナーの席に置かれた10人の兵隊人形と、額に飾られた童謡。10人が1人づつ死んでゆく童謡だが、その歌詞通りに、1人1人死んでゆく・・・


    孤立無援の無人島で、童謡とおなじように人が死んでゆく、犯人はだれか?10人の中の誰かが犯人なのか?
    設定的には現在の推理小説でも多くあるけど、もともとは、アガサ・クリスティーのこの本から。

  • 以前にも読んだことがあるのだけれど・・・忘れてしまっていた。でも、おかげで楽しみながら再読できた!先日テレビドラマでやっていたので、急に読みたくなり図書館で借りてきました。歌に合わせて進められる殺人事件。秘密を隠し持つ10人の人物。腹の探り合い。そしてあっと言わせるラスト。疑心暗鬼となった人々の心理を読み、状況を分析し、犯人を考える。まさにミステリの楽しさが詰まっています。

  • 童謡の通りに人が殺されていくという話。でも、10人しかいない島で10人が死んだら…あれ?犯人は?!
    最後の謎解きは、ちょっと「おいおい」と思わなくもなかったけれど(特に首吊りのくだり)、「法律で裁けない罪を犯した人間に罰を」というコンセプトには惹かれる。やりたくなる気持ちは理解できる。
    やっぱり名作だと思う!

  • やはり、無人島にあった詩のように人が1人2人と消えていくところが最高に面白い。

  • 初めて読んだアガサ・クリスティ。以前から「そして誰もいなくなった」というタイトルに惹かれていて、ようやく読むことができた。
    全員がお互いを疑いながら警戒しているにもかかわらず、一人また一人と消えていき、残された人たちが恐怖のために狂っていく心理描写がリアルだった。
    童謡とシンクロしているところも楽しめた。
    登場人物が多く色々な名前が出てくるので、それぞれの人間を把握するのに少し時間がかかったが、ラストの犯人の告白文で、謎がするすると解けていくのが気持ち良かった。

  • 子供が図書館で借りたので読ませてもらった。あらすじは知っていたけど、読んだことがなかった。さすが名作。無理があるような気がしつつも、面白く読めた。

  • 小野さんオススメのサスペンス。
    前編ルビが振ってあるので小学生、中学生向きかも。
    内容としては、面白いが登場人物が多すぎて一度では理解しにくい。何度か読み返すとその意味などの理解が深まるかも。設定勝ちの本。 

  • 淡々とした語り口がたまらない

  • (2012-11-17)

  • 思ってたより感はあったが、発想はやはり奇抜だと思った。リズムよく話が展開されていって、トリックというよりは心理描写がリアルだった。

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