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本 ・本 (324ページ) / ISBN・EAN: 9784152088857
感想・レビュー・書評
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基本的にはポアンカレ予想関連の歴史の話。思っていたのとは違った。ドロドロとした人間ドラマが読みたくてこの本を手に取る人は、ほとんどいないだろうと思うけれど……。どのように失敗して、どのような壁があったかの流れを概略だけでもわかったのが良かった。
ポアンカレ予想の内容については、初学者向け過ぎる部分と、専門的すぎる部分が入り交じっているように感じる。そのため、退屈だったり難しすぎたり。ほんとに概略だけ読んで、気になった部分は後から調べるつもりで読んでた。穴が空いた物体をドーナツでなくベーグルって言ってるのが新鮮で好き。
読んでも数学者の印象があまり掴めない……。自分の周りにいる教員は運営業務や授業に追われているように見えるし、研究って言っても古い論文読んだり、思考実験しているイメージばかり。コンピュータ等を用いた数値計算以外に、何にお金を使っているのか本当によくわからないイメージ……。本読んでも変わらなかった……。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
数学書・訳書とは思えない読みやすさ。ポアンカレ予想やトポロジーにまつわる多くの数学者のドラマ。結局肝心の証明部分は何のことやらさっぱりだったが、とりあえず歴史的な流れは理解できた。
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ポアンカレ予想についての本。ただ、僕も読むまではそもそもそれがなんなのかがわかっていなかったので、最初は少し大変でした。(図形を点になるまで縮小させるという言葉の意味がわからなかった。)
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相変わらずトポロジーは苦手だけど、それをやっている数学者という人間は、やっぱり最高に面白い。
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ポアンカレ予想の証明史については、ほとんど理解していない。
けれども、本書で展開される解説の抽象度の高さと、賞金のことなど下世話な話が入り乱れる中、孤高の数学者ペレルマンのストイックさに惚れ惚れした。ポアンカレ予想を証明したにもかかわらず、「証明しました!」とは論文に一言も書いていないといったくだりなど。それに引き換え、何とかいう中国人数学者2人組のさもしさといったらない。 -
ポアンカレ予想への飽くなきチャレンジに乾杯。
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ポアンカレ予想が解かれてゆく過程が大河ドラマのように描かれている。一見簡単に見える問題が、何十人もの超優秀な数学者たちによって考え抜かれ、脈々と受け継がれていく様がとても興味深かった。
数式が書かれていないと分かった気がしないが、照明の全容はつかめたような気がする。 -
NHKで以前放送したペレルマンの話かなと思っていたら、数学の歴史の話であった。ポアンカレ予想の内容もペレルマンの証明もほとんどなくがっかりした。最後に何処でもやってくれる中国人による盗用事件だけが面白かった。
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内容について行くの・・・必死でした。
ジョージ・G.スピーロの作品





