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本 ・本 (336ページ) / ISBN・EAN: 9784152088888
感想・レビュー・書評
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<目次>
不倫の惑星へ
第1章 アメリカにようこそ
第2章 嘘、真っ赤な嘘、そして不倫
第3章 性文化
第4章 結婚産業複合体
第5章 「五時から七時まで」の終焉
第6章 義務としての情事
第7章 お一人様用布団のなぞ
第8章 少なくともひとりは愛人がいる
第9章 寝室の神様
第10章 性革命
ホーム・スイート・ホーム
謝辞
訳者あとがき
参考資料
<メモ>
イアン・ブルマは、「悲しみ」と「おたがい好きだったのにかなわなかった恋」は日本の古典文学と現代の流行歌に非常に多く登場するテーマだといっている。若者向けの日本の大衆小説にもよく見られる、とイアン・ブルマは語っている。「かなわなかった恋に涙するというシーンは、西欧の文学作品にはそれほど出てこない。西欧文学に情感がないというわけではないが、それを仰々しく書きたてることはめったにないのである。言い方を変えれば、英語で表現するとひどく大げさに思えるものが、日本語で表現すると完璧なまでにしっくりくるのだ」(219)
李志綏
「禁欲は文化大革命のスローガンだったが、中国共産党がかかげる理念が禁欲的で道徳的なものになればなるほど、主席本人は快楽におぼれていった」と主治医は書いている。(299)
台湾の新聞は婚外セックスが異常発生していると報じている。仕事で訪れる中国本土の都市で愛人をつくるビジネスマンがあまりに多いことが、その一因である。(301)
わたしたちはときとして、束縛されると同時に自由でもいたいと願う。
2014.01.31 『官能教育』で紹介されているのを見つける。
2014.03.15 借りる
2014.03.27 読書会MAXで紹介
2014.04.03 読了 -
[ 内容 ]
不倫嫌悪国アメリカから情熱の南米アルゼンチンにやってきたパメラは、既婚男性たちがなぜ奥さん以外の女性を口説くのか疑問に思った。
男性たちは後ろめたさを感じることもなく、「これはきみと僕とのことだ。
妻は関係ない。
さあ、すばらしい喜びを味わわせてあげるよ」という。
…もしかしたら自分はお堅い道徳観に縛られて、男女の楽しみをしらないままに生きてきたのかもしれない。
そこでパメラは世界の不倫事情を探るべく、世界各国で、不倫経験者や性科学者、結婚カウンセラーとつぎつぎ取材していく。
そうして見えてきたのは、想像を絶する不倫文化の多様性だった!
ロシアでは不倫は夫婦の義務だと告げられ、南アフリカではまさに命と引き換えの情事が繰り広げられている。
日本ではセックスレス夫婦と大繁盛の風俗産業という矛盾に首を傾げ、中国では経済発展とともに変化する恋愛観を描きだす。
はたして、不倫がもっとも盛んなのはどの国か?
経済事情や社会情勢が浮気心にどのような影響を与えるのか?
文化や宗教によって不倫の受け止め方はどう変わるのか?
不倫という一大セックス・カルチャーを徹底的に国際比較した貴重な一冊。
[ 目次 ]
不倫の惑星へ
アメリカにようこそ
嘘、真っ赤な嘘、そして不倫
性文化
結婚産業複合体
「五時から七時まで」の終焉
義務としての情事
お一人様用布団の謎
少なくともひとりは愛人がいる
寝室の神様
性革命
ホーム・スイート・ホーム
[ 問題提起 ]
[ 結論 ]
[ コメント ]
[ 読了した日 ]
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