- 本 ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784152089441
感想・レビュー・書評
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ソーシャルビジネスという言葉に初めて出会った本。
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「より多くの利益を得ることが人のモチベーション」と考える資本主義が全てではない、という出発点は重要な考え方と思った
筆者の提案するソーシャルビジネスは簡単に拡大するものではないと思うけど考え方は面白い
お金がどうかより、課題に向き合うことが重要なのはソーシャルビジネスに限らず大事なのだろう
本自体は詳細が多く飛ばし読みしてしまった -
◎信州大学附属図書館OPACのリンクはこちら:
https://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BA87717405 -
グラミン銀行の創設者の考え方。
ソーシャルビジネスは、雇用して人を継続して雇用するという使命に縛られることになるのではないかと思った。 -
重要なこと
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早川書房 ノーベル平和賞 ムハマドユヌス 「貧困のない世界を創る」 10年以上前に書かれたソーシャルビジネスの本
著者の定義するソーシャルビジネスは 貧困削減以外への還元を認めない。日本でよく見る地域コミュニティ支援型の社会企業家とは少し違う。貧困の性質が異なるからだろうか
著者が行ったマイクロクレジットや奨学金制度は 貧困問題を解決し、損失なく費用を回収できる仕組みとして、よく出来ている
*マイクロクレジット〜貧困脱却を目的とした連帯保証方式の低金利の小口事業ローン
*奨学金制度〜出資者からの出資金は定期預金に投資され、運用利子が奨学金として子供に支給
マイクロクレジットは事業者向けローンなので、日本の貧困問題がサラリーの低所得や母子家庭に原因があるなら、マイクロクレジットニーズはないと思う。
名言「貧困は平和への脅威〜貧しい人々の生活を向上させるために投資することは、そのお金で銃器を買うことより良い戦略である」
国際機関や国内政府の貧困対策がうまくいかない理由に納得
*国際機関は、経済成長を通じた貧困排除を目指しており、経済成長自体が貧困を増長している
*政府は効率が悪く、不正が起こりやすく、強力なグループの圧力により進歩が阻害される
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SDGs|目標1 貧困をなくそう|
【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/49160 -
配置場所:2F手動式書架
請求記号:335.8||Y 98
資料ID:W0147196 -
グラミン銀行を作ったノーベル平和賞受賞の著者による貧困のない世界への提言。
ソーシャルビジネスが広がる世界を望みたいし、また目指したいと思わせる。
貧困を博物館に。かつて貧困というのがあったという人類史にしたい時代と感じる。
グラミン銀行に寄付をして少しでも関わりたいと思わせた。
これからの企業はSDGsどころかこのレベルの実現が必要なのだろう。 -
これはとても面白い
タイトル通り、貧困のない世界を作るために行ってきたこと、またこれから実現しようとしていることについて書かれてる
事業の成り立ちや広がりも面白いし、資本主義経済というとてつもなく大きな概念に対して一石投じようという気概がいい
その情熱と行動力に脱帽
ムハマド・ユヌスの作品





